2011年12月31日

2011年を振り返って

■土日出社の仕事が増えたせいか公式戦に参加する機会が減りました。最初は“激減”という表現を使うつもりでしたがカルテを見ると夏までは自分が思っていたほどは少なくありませんでした。しかし、8月の松戸のサマートーナメントが最後でしたのでやっぱり他の年よりも少ないでしょう。

Chess.com はその価値があると判断して有料会員になりました。これで複数の大会に参加できるようになり、私のチェスにかけられる時間の大半はここでの通信チェス戦に費やされています。現在4つの大会に参加していますが、調子に乗りすぎたとちょっと後悔しています。11人相手に白黒同時進行させる大会が次のラウンドに進んだ時に一気に22ゲーム増えるのがかなり怖いです。

■Tacticsのトレーニングの日課として3年以上利用してきた Chess Tactics Server から Chess.com の My Tactics Trainer に切り替えました。問題の難易度のレベルが自分に合ってて非常に満足です。完全無料のCTSと違って有料会員でないと1日あたり3問までという制約がつくので誰にでも勧められるわけではないのが残念。

■High-Speed Replay Training (HSRT) が日課に加わりました。去年の自分には今の自分がこんなことをしているとは想像できなかったでしょう。棋譜を並べるというのは自分らしからぬ行動です。それが1ヶ月以上1日も欠かさず続いているのはかなり奇跡的。今のところ棋力が上がったという実感はないですが、そのうち何かに開眼できることを期待して続けます。

■1年前に自分が書いたことを読み直すと2011年にやるつもりで実行できていないことがやっぱりありますね。それらは2012年にやることにします。

2011年12月21日

Facebook, 小島チェススクール第三回目, HSRT, Chess.comの大会 Japan Open 2

Facebookのアカウントを作りました。きっかけは8×8ChessClubの情報が欲しかったから。Facebookと似ている(と想像される)mixiは招待してくれる方はいましたが携帯の機種の問題で登録できませんでしたが、Facebookはその手の阻害要因がないので助かりました。初日の今日はtwitterのフォローの感覚で友達リクエストをたくさん送信。驚いたのはアカウントを作成して2時間以内に二人の方から連絡が来たことです。

悩ましいのはFacebookの位置づけです。私はホームページもブログもtwitterのアカウントも持ってますので、どう使い分けるか?チェスの活動はやはりブログに書くのが最適だと考えています。Facebookのアカウントを持っていない不特定多数の方でもアクセスできた方がいいでしょうから。Facebookにどんな機能があるのかとか、他の人がどんな使い方をしているのかとか、まだ分からないことが多いので、様子を見ながらどう使うか考えていこうと思います。

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小島チェススクール第三回目のテーマは Isolated Queen Pawn (IQP)でした。自分が要望したトピックだったということもあり週末に働いた代休をこの日に持ってきて確実に参加できるようにしておきました。IQPを持った側のメリットがビショップのラインが開いており相手キングを攻撃しやすいということが理解できました。


最近日課に加わった High-Speed Replay Training (HSRT)で今は『Colle Plays the Colle System』という本の棋譜を並べていますが、偶然にも IQP のゲームが登場しました。この本は Colle のゲームを時系列に並べているのではなく、似たようなラインをまとめています。そして、今は黒が ...Nbd7 とするラインの章なので

1. d4 d5 2. Nf3 Nf6 3. e3 e6 4. Bd3 c5 5. c3 Nbd7 6. Nbd2 Bd6 7. O-O O-O 8. e4 cxd4 9. cxd4 dxe4 10. Nxe4

みたいな感じでIQPになります。


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「Japan Open 2 に参加しないんですか?」と聞かれました。Japan Open 2 とは Chess.com の大会で日本人や日本に住んでいる人を対象にしています。募集人数は96人でこれを書いている時点で42人集まっていますが、日本人でないと分かるとTDに追い出されるようなので増えたり減ったりしているようです。1グループ6人で、1手につき3日のタイムコントロールです。

Twitterを見ていると参加条件を満たすのに苦労している人達がいます。どうやら一定のゲーム数をこなしてなければならないという制約が課せられているようです。私もこの制約のために最初はなかなか大会に参加できませんでした。もう一つの足かせは無料会員は1つの大会にしか参加できないという点です。既に他の大会に参加してしまっているとこれには参加できません。

私は参加条件は楽々クリアできます。しかし、現在抱えているゲーム数が既に多すぎるので躊躇しています。現在は15ゲームが進行中ですが、現在参加している大会のラウンドが進むと最大35ゲームにまでその数が跳ね上がる可能性があります。そうなると日常生活に支障をきたしそうなので、ここはぐっと我慢するのが大人。

なお、参加予定者のレーティングを見るとこなしたゲーム数が少ないせいか本来の実力が反映されていません。私は Chess.com ではレーティングが 2000 を超えていますが、私よりも明らかに強い人達が 1600~1800 の範囲に入っています。

2011年12月13日

High-Speed Replay Training 2冊目終了

Eric Schiller による『Learn from Bobby Fischer's Greatest Games』の全ゲームをHigh-Speed Replay Training方式(手の意味は考えずにとにかく高速で並べる)で並び終えました。掲載されているゲームは24局ですので『ボビー・フィッシャー/魂の60局』より少ないですが、その分解説は多いです。しかし、この本も各ゲームの冒頭の一段落しか読まず、途中の解説は飛ばして棋譜を並べるだけですので逆に文字が多い分次の手を探すのに手間がかかりました。

これで2冊目を終えたわけですが、この程度では全然棋力が上がったという気はしません。しかし、このトレーニング法にはちょっとしたメリットがあることを実感するようになりました。買っただけで全然読んでいなかった本を有効利用出来たので、無駄な買い物をしていたという罪悪感が薄れました。

読み飛ばしてしまっている解説は後で読まねばと思いつつ、結局全然読んでいません。しかし、今は気合を入れて解説を読むという質の高い作業よりもとにかく量をたくさんこなすことに重点を置こうと思います。

明日からは『Colle Plays the Colle System』を題材にします。これは本家本物のEdgard Colleが指したゲームを100以上掲載している本です。並び終えた最初の2冊はオープニング的には私にはあまり縁のないラインが多目でしたが、『Colle Plays the Colle System』ではもう少し馴染みのある局面が出てくることが期待できそうです。

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週末にあるお店で家具を見ていたらチェスセットが飾られていました。しかも現品限りで13,650円で売られています。高級感のある駒なんですが、よく見ると黒のナイトが足りません。どうなるんでしょうね?



2011年12月8日

High-Speed Replay Training 1冊目終了

正直に言うと三日坊主とまでは言わないまでも一週間は続かないと思っていました。なにせ今までゲーム集的な本で3ゲーム目まで到達した記憶がないし、インターネットで現在進行形で進んでいる大会のゲームも追いかけて見ることも稀だからです。

それなのに継続できた理由が自分でもよく分かりませんし、ちょっと不思議でもあります。もともとコツコツやるのが性に合っているということはあるでしょう。禁煙や禁酒をしたい人が周囲の人々に対して決意を表明する手法とやや似ているかもしれませんが、毎日何局並べたかをtwitterを通じて報告出来るのもいいのかもしれません。また、以前半信半疑と書きましたが、信じる理由はパターン認識的なトレーニングの効果を期待したいという気持ちがあるからです。

『ボビー・フィッシャー/魂の60局』は1日4局のペースで15日で並び終えました。各手の解説はあまり読まないようにしましたが、さすがにただ並べるだけだとちょっと寂しいので並べ始める前に各ゲームの冒頭の一段落くらいは読みました。1手あたり6秒が推奨のようですが、60局を平均してみたら1手あたり9.7秒。途中で間違えて並び直すと1手10秒は軽く超えるのでそれが平均を押し上げてますが、スピードはあまり気にしないようにします。

明日からは『Learn from Bobby Fischer's Greatest Games』を教材(?)にするつもりです。以前も書きましたがほとんどのゲームが『ボビー・フィッシャー/魂の60局』とかぶっています。しかし、サクサク並べるだけならば、あまりそういうことは重要ではないでしょう。特定のオープニングや特定のGMに絞るといいらしいので、その次は『Colle Plays the Colle System』や『The Dogs of War』(Colle Systemのゲーム集)あたりが候補。

これから先も続けられるのか、続けたら本当に効果があるのか、今のところはなんとも言えません。

2011年12月7日

小島チェススクール第二回

参加者の一人と講義が始まる前に一局指すことになりました。「フィアンケット」という単語も覚えたばかりでチェス歴は明らかに長くないのですが、1.d4 e6 2.Nf3 d5 3.e3 c5 と素人とは思えないまともな手順。しかも、指すのが速かったです。私は負けました。おそらく10分くらいしか経ってなかったでしょうからそれこそ “瞬殺” です。風邪で体調は万全ではありませんでしたが、それでもショックでした。オープニングはフレンチを覚えたのでそれに近づけるようにしていたようです。そう言われてみれば 1...e6 2...d5 3...c5 って 1.e4 で始まっていれば普通はフレンチになりますね。

今日の講義のテーマは「アウトポスト」。本で読んだことはあるので少しは知っていますが、このような少人数の講義のメリットは質問が出来ることです。最後に私は以前から知りたかったことを遠慮なく聞けました:アウトポストを作った後にどう活用すればいいのか?答えとしては、特に決まっているわけではなく、相手の負担になればいいとのことです。たしかに、それでいいのかもしれません。私はコンピュータ相手に指す気はしないので、相手は基本的に人間です。人間はミスをします。相手にミスをしやすくさせるには負担を増やせばいい(気を付けなければならない点を増やし、精神的なプレッシャーをかける)のです。

次回はIQP(isolated queen pawn)をテーマにする予定だそうです。ご存じない方のために、isolated queen pawnとは孤立した(e列とc列に支えあえるポーンがない)d列のポーンのことです。通常は孤立ポーンは弱くて弱点になりますが、IQPは弱点とは限らず諸刃の剣的な存在です。IQPを持つ側には攻撃のチャンスがあるようですが、その理屈がよく分かりません(本で読んだことはありますが理解できませんでした)。興味のある方は是非!

2011年11月30日

小島チェススクール第一回

■開始前のアンケートの中で残業がなくても私は18:30以降開始でないと着くのは難しいと答えたこともあり、この講座の開始時刻は当初の18:00から18:15に変更していただけました。それでもやはり遅刻しないように走ったりはしたくないので、有給休暇を使いました。会社員の方ならご存知かもしれませんが、今は有給休暇は1時間単位で取得できます。夕食をゆっくり食べてから参加する余裕が出来るだけでなく、1時間早く帰ることを事前に他の社員にアナウンスすることによって予定の時刻に帰りやすくなります。

■参加費1000円は直感的には安すぎだと感じました。内容の濃さやレベルに対する対価としてという意味ではありません。チェスはあくまでも趣味であって仕事は他に持っている人(あるいは働かなくても食べるのに困らない人)がチェス普及のために行なうイベントで場所代だけ払えればいいというなら妥当なレベルかもしれません。そうではなくて、もしもチェスで生計を立てようと考えていて、尚且つ、一国のトッププレーヤーという立場なら、それなりのプレミアムを乗せても良かったのかも。本来であれば需要と供給のバランスによる“見えざる手”によって適正な価格というものが自ずと定まるのでしょうがプレーヤー人口の少ないチェスだと相場というものがないのでそこらへんの手探りは難しいでしょうね。

■twitterで相互フォローしている方に初めて会うことができました。吉祥寺の大会でも同様なことがありましたが、先にtwitterでつながった人に実際に会うというのは不思議な感じがします。インターネットの時代ならでは、みたいな。

■盤と駒は持参しましたがそれらの出番はありませんでした。iPhoneのアプリ(Stockfish)を使っていたからです。だからといって骨折り損だったとは思いません。1手目から順に並べるならばアプリでもいいですが、今回はそういう機会がなかっただけで、特定の局面を再現するには実物の盤駒の方が圧倒的に速く出来ます。今回失敗だったのは紙を持っていくのを忘れたことです。リュックにたまたま入っていたハガキにメモをとりました。

■ポーンの使い方というテーマでしたがその本題よりもオープニングの解説として面白かったです。題材となった French も King's Indian Defense も私はあまり縁がないので、どちらも解説無しに自分で並べても意図の分からない手が多いようなオープニングです。手の意味が分かるとちょっとは指してみようかなという気になります。


■講義の最後に、私個人として興味のあるトピックを今後扱う予定があるかどうか尋ねてました。それは①ポーン・ブレイク(テンションの解放)のタイミング、②キャスリングする側の選び方、③IQP(isolated queen pawn)です。②は例えば以下のようなポーンストラクチャー(実際にはマイナーピースもいますがあえて省略しています)の時によく迷います。黒がクイーンサイドにキャスリングすると、ルークがセミオープンなdファイルに直行できる代わりにキングサイドのポーンをピースで攻められた場合に守りにくそうですし、特に ...c7-c6 としていると白にbポーンを進められてくるとキングの前のポーンが乱れそうで不安です。③は他の人も興味があるようです。私のオープニングのチョイスだとIQPになることは稀ですが、諸刃の剣的な性質があること以外はよく知らないので、詳しく知りたいです。IQPを解説した本はおそらく持っていますが、読むよりは聞いた方が時間効率が良く、その効率の良さや質問できることがこのようなレクチャーに参加するメリットだと思っています。

2011年11月25日

High-Speed Replay Training

今月の頭に『ボビー・フィッシャー/魂の60局』の1ゲームを1週間くらいかけて読み進めれば来年の終わりに読み終えると計算しました。

私は『Learn from Bobby Fischer's Greatest Games』という本も持っています。扱っているのは24ゲームですが、第2ゲームから第18ゲームまでは『ボビー・フィッシャー/魂の60局』と重複していることが判明。なので『~魂の60局』を読めば『Learn from ~』は半分以上読んだも同然であり、しかも二通りの解説を読むことができます。

さらに松戸チェスクラブのホームページで『ボビー・フィッシャー/魂の60局』のPGNファイルを見つけました。そこで、いきなり本を読む前に、まずは解説無しにさらさらとゲームを眺めてみることにしました ...
が、序盤も中盤もほとんど何が何だか分かりません。解説を読んでも、ほとんど理解できず愕然としました。

で、頓挫。

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それから一週間ちょっと経ったある日、twitterで High-Speed Replay Training(略してHSRT)という上達法を推奨する アカウント を見つけました。要旨は、

・1手6秒で棋譜を並べる。
・1日最低4ゲーム。
・今レーティングが1500なら1800までいける。
・大量の棋譜を脳に叩き込むことで大局観、手筋、戦略等を吸収。

半信半疑でした。でも「もちろん考えて並べるのも大事。でもそれは最低でもR1800以上は必要。GMの深遠な考えは到底理解できないから。とにかく最初は速く!」というフレーズが妙に説得力があり、騙されてみようという気になりました。『ボビー・フィッシャー/魂の60局』を題材に昨日と今日と4局ずつやってみました。今のところ1手9秒くらいです。手に!?や?が付いているとつい解説を読みたくなってしまいますが、とにかくどんどん読み進めます。特に楽しいという感じはしませんが、多少のパターン認識は出来ているようです。第6局目と第8局目のルイ・ロペスの序盤はほとんど同じなのは分かりました。どれくらい続くか分かりませんが、今時点では出来るだけ長く続けてみようと思っています。

2011年11月8日

通信チェスならでは?

■その1

以下は私が参加している Sicilian Najdorf のテーマ戦の一局面で、白番です。

白の9手目までは定跡の範囲なので、気になる方のためにここまでの手順を記しておくと 1.e4 c5 2.Nf3 d6 3.d4 cxd4 4.Nxd4 Nf6 5.Nc3 a6 {Thematic Game - This is the starting position.} 6.Bc4 e6 7.Bb3 b5 8.O-O Be7 9.Qf3 Bb7 です。黒が 9...Bb7 の代わりに 9...o-o? と指すと 10.e5 でルークとナイトへの同時攻撃となり白が駒得します。

通信チェスの特徴の一つは本等のリファレンスを有効活用できることです。私は『starting out: the sicilian』を参照していたのですが、ここで 10.Bxe6! fxe6 11. Nxe6 Qd7 12.Nxg7+ Kf7 13.Nf5 で白はサクリによってピースの代償に良いポーン3つを得て、黒キングはポジションに困ると書いてありました。

OTBのゲームで相手がナイトを捨てて私のキングの周りのポーンを3つ奪っていったことはあります。しかし、私はいまだかつて自ら進んでそのような交換をしにいったことはありません。勝ち切る自信はなかったのですが、そういう imbalance(不均衡)を経験するのも悪くないと自分に言い聞かせて本の通りに指しました。

10.Bxe6 Qb6

さっそく想定外の手を指されて焦りました。11.Be3 fxe6 12.Nxe6 理由は分かりませんが相手はここでリザイン。相当気合を入れて指したのにあっけない結末でした ...

■その2

以下は Chess.com で今日終了したゲームの一局面で、白番です。


r4rk1/2q1bp1p/p3p1p1/1p2P3/3PQ3/PPP2R1R/1B4PP/6K1 w - - 0 25

クイーンを使って Qxh7# を狙いたいところですが、その手順がなかなか見つかりません。hファイルから如何に侵入するかばかり考えていましたが、その過程で、黒キングに逃げられないようにするには f7 のポーンが固定されていた方が何かと都合が良いことに気付きました。そこで

25.Rf6!

相手のマイナーピースが強すぎて半分やけくそ気味にルークで切ったりすることはありますが、交換してくれた方が嬉しいという意味ではこの手はそれとは違います。また、この手を思いついた後、想定される相手の応手を駒を動かしながら確認できるのも通信チェスの良いところです。

25...Kg7 26.Rhf3 Bxf6 27.exf6+ Kg8 28.Qe3 1-0


やはり f6 のポーンと f7 のポーンで黒キングが閉じ込められているのが決め手となりました。ルークをマイナーピースと交換しても全然構わないケースの珍しく分かりやすい例だと思ってます。以下はこのゲームをPGNです:

[Event "Premium Member "No Mercy" Gutter Brawl - Round 1"]
[Site "Chess.com"]
[Date "2011.07.30"]
[White "scandinavian_blitz"]
[Black "roughneck1020"]
[Result "1-0"]
[WhiteElo "2061"]
[BlackElo "1775"]
[TimeControl "1 in 5 days"]
[Termination "scandinavian_blitz won by resignation"]

1.d4 e6 2.Nf3 Nf6 3.e3 Be7 4.Bd3 O-O 5.O-O Nc6 6.b3 a6 7.Bb2 d5 8.Nbd2 Nb4 9.Be2 b6 10.a3 Nc6 11.Bd3 Bb7 12.Qe2 Nb8 13.Ne5 c5 14.f4 cxd4 15.exd4 Nc6 16.Rf3 Qc7 17.Raf1 Bd6 18.Rh3 g6 19.Rff3 Ne4 20.Nxe4 dxe4 21.Bxe4 Nxe5 22.fxe5 Bxe4 23.Qxe4 Be7 24.c3 b5 25.Rf6 Kg7 26.Rhf3 Bxf6 27.exf6+ Kg8 28.Qe3 1-0

2011年11月5日

CTS様、長らくお世話になりました

Chess Tactics Server は正解率の計算方法で腑に落ちない点があったのと問題の難易度がやや低めなので代替品を探しており、今日良さげな候補を一つ見つけました。私が通信チェスでどっぷり浸っている Chess.com にある My Tactics Trainer です。これは CTS に比べると ...

■問題の難易度が高いです。高いと言っても今の私にちょうどいいレベルです。ちなみに、Chess Tactics Server の問題の難易度は解答者のレーティングに応じて決まりますので、レーティング重視で取り組んでいる方の問題はきっと簡単ではありません。

■手順が長いです。チェックメイトになるまで指させられる時があります。それに比べると肝心な一手さえ指せば終わることの多いCTSは今思うと結構あっさりしていました。

■コンピュータ側が悪あがきの手を指してくることがあります。直前の手が難しくて時間を費やして正解したのに、イタチの最後っ屁のような手の処理を間違えて不正解になった時は精神的ダメージは大きいです。でも、その方が実戦ライクでいいかな、と。

■Chess.com の方は盤駒の色を変更できます。私はこのようなカスタマイズが可能な場合、ほぼ必ず自分好みの色にします。

■My Tactics Trainer はデフォルト設定だと以下のように盤の下にタイマーが表示されます。時間がどんどん減っていくのを視覚化されると非常に焦ります。これも設定により消すことができるので私は消しました。



欠点というほどのことはないかもしれませんが、同じ10問を解くならCTSよりは時間がかかります。平日は会社の昼休みにやることが多いのであまりにも時間がかかるようなら問題数を減らす等の調整をする必要があります。

振り返ってみると私は3年以上このCTSを日課としてコツコツやってきました。長く続けてきたことを断ち切るのはちょっと躊躇しますが、目的が棋力向上である以上、より効果的だと思われる方に鞍替えするとは仕方のないことです。

My Tactics Trainer の問題を解くのは実は今日が初めてではありません。電車の中で iPhone を使って何問か既に解いています。しかし、その当時は無料会員だったので1日に3問までという制約が付いていました。今は有料会員なので無制限に利用できます。過去の履歴は一旦リセットし、ゼロからのスタート。初日の今日は10問解いて3問不正解で、正解率は70%。とてもCTSの時のような正解率(94.5%)は叩き出せそうにもありません。

最後に以下の局面は今日出題された問題です。思わずニヤリ。


3q1rk1/1p1bppbp/p2p3B/7p/2rNP3/2N2P2/PPPQ2P1/2KR4 w - - 0 1

ピルツ系統のオープニングでよく知られた罠で、黒のh5のナイトを白がルークで取った(Rxh5)後に黒がルークを取ると(...gxh5)この形になります。

ピルツになると私はダメ元で一応狙ってみるのですが、OTBのゲームでは決まったことがありません。しかし、先日 Chess.com の自分のゲームで珍しくこのモチーフが決まりました。

1.d4 g6 2.e4 Bg7 3.Nc3 d6 4.Be3 Nf6 5.f3 O-O 6.Qd2 b6 7.O-O-O Ba6 8.Be2 c5 9.dxc5 bxc5 10.Bh6 Bxe2 11.Ngxe2 Qa5 12.h4 Nc6 13.h5 Nxh5 14.Rxh5 gxh5

15.Qg5 1-0
こういう勝ち方を狙うにはオープニングの知識が必要ですから、ただゲーム数をこなしていてもダメで、勉強も必要だということを実感させられます。

2011年11月2日

長期的にコツコツと

今日は人間ドックでした。待たされている間は『Chess Training Pocket Book』の問題を解いていましたが、感じたことは Chess Tactics Server に比べて難易度が高いということで、逆に言えば、CTSの難易度が低いということです。CTSはブラウザベースなので会社でも気軽に出来るのがメリットなんですが、やっていて tactics のスキルが上がったという実感が湧かないので、他に試せるものがあるなら試してみたいです。

また、今よりも強くなるには、もっとチェスの本を読むべきだと考えています。多くの人が似たような状況だと思いますが、買ったきり読んでない本はわんさかあります。その中でも今目を付けているのが『ボビー・フィッシャー/魂の60局』。理由は、今年の残りの約8週と来年の52週を合わせて60週なら、1局につき1週間のペースで読み進めれば、ちょうど来年末に読み終えるはず、というだけでそれ以上深い意味はありません。それでも、目標に向かってコツコツ頑張るというのは自分の性に合ってます。

最後に 2011年10月9日 の投稿の後、私の体重がどう推移したかを以下に示しておきます(赤線部分が前回との差分)。昨年の人間ドックの結果に比べると4kg以上は減ったのですが、残念ながら自分が立てた目標には2kg届きませんでした。ダイエットの方も引き続きコツコツとやっていきます。

2011年11月1日

CTSの正解率

私の Chess Tactics Server 正解率は現在94.5%と表示されています。94.5%になったのは昨年の11月1日なので、1年間まったく変動しなかったことになります。しかし、最近の成績は本当はそれよりも低いのではないかと感じており、正解率が厳密に計算されているのか検証してみたいと前々から考えていました。

日々の成績は twitter でつぶやいており、私の集計作業が間違っていないならば、CTSの正解率は厳密ではなさそうです(※1)。私の推測(※2)通りならば、解いた問題数が多いと正解率は動かなくなります。自分のアカウントで100問くらい連続で間違えて正解率が下がらなければ私の仮説が正しいことが証明できるかもしれませんが、そこまでやる勇気はないので、解いた問題数が2万を超えていて且つ活動が盛んな(RD/ratings deviationの低い)人の正解率を観察しようと思います。

Handle Tries Success
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Yuna 66102 68.7%
Soryu 56124 81.5%
Yudai 42246 70.4%
keisuke 24596 68.7%

解いた問題数(Tries)がどんどん増えてもこの人達の成功率が全然変動しないようなら、私の推測は当たっている可能性が高いです。

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※1

直近1年分の成績を集計してみたら3839問解いて222問間違えており、正解率は
(3839-222)÷3839=94.22%
で、94.5% には届いていません。

1年より古い分は加重平均で計算します。
(1年より古い分+1年以内の分)÷全体の件数
=(11832問×94.5%+3839問×94.22%)÷15671問
=94.43%
で、やはり 94.5% には届いていません。

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※2

私の推測ではCTSは
(過去に解いた総問題数-過去に間違えた総数)÷過去に解いた総問題数
という計算式を使っておらず、
(直前までの件数×直前までの正解率+今回の結果)÷全体の件数
という式を使っており、今回の結果には100%(正解)か0%(不正解)のいずれかが入ります。計算結果は小数点第一位に丸められて次回の“直前までの正解率”になります。
このような計算方法だとすると、分母が大きくなると“今回の結果”が相対的に小さくなってかき消されてしまい、無かったことになります。

2011年10月30日

『猫を抱いて像と泳ぐ』

小石の波紋が広がるように、小さな“あること”が予定変更の連鎖を起こしています。そのあることとは靴擦れです。別に靴が新しいわけでもないのに先週の水曜日のウォーキングが終わると両足の踵に出来てました。木曜日はまともに歩けずウォーキングは途中で無念のリタイア。金曜日以降は仕方なく踵が痛まないエアロバイクに切り替え。土曜日は妻と外出したのですが、痛みが増していて普通に歩くことが出来ず、踵が地面に接しないように走ってました。一人で先に行き、妻が追いついたらまた走るの繰り返し。今日は松戸チェスクラブの例会に行く予定でしたが、相変わらず踵が痛いので行くのは諦めました。

エアロバイクの利点は音楽をかけながら(ウォーキングでは後ろから来る自転車の接近等に気付きにくくなるので私はあまりしません)さらに別のことが出来ることです。で、『猫を抱いて像と泳ぐ』を読んでいたら、暇でしょうがない人間ドックの日に読むはずだったのに読み終えてしまいました。以降はこの本の感想です。

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この本の評判は世間一般では非常に良いようで、悪い評価は目にしたことがありません。しかし、私の評価はB(普通よりちょっと良い)です。決して退屈ではなく最後まで読みたいと思わせるだけの魅力はありますが、手に汗握るような興奮や心を揺さぶられるような感動はありません。音楽に例えると私はクラシックの旋律の美しさや表現力の豊かさよりもハードでファンキーなロックに惹かれるのと同じように、小説に対して求めるものが描写能力や哲学的な何かではなく、戦いやサバイバルの緊張感が溢れる娯楽的要素の多いストーリーだからでしょう。

閉じ込められて動けない登場人物が多く、主人公は大きくなること(成長すること)をネガティブに捉えていました。そのテーマは様々なエピソードを通じてじんわり強調され、全体的に調和がとれていて、著者の想像力や構成力が見事なのは分かります。しかし、人生とは弱肉強食で健康面でも経済面でも強くなくてはならないと考える私の価値観と主人公のひ弱な行動・価値観が合致しないため、ずっともどかしさを感じていました。私は力強く生きるヒーロー的な主人公でないと感情移入ができないようです。

当たり前ですが、同じものを見たり聞いたりしても、人によって感想や印象に残ることは異なります。映画『ハリー・ポッター』にチェスシーンがあったことがあまり印象に残っていなかった私にはそのシーンを見てチェスを始めた人が日本に複数いたことは驚きでした。さて、『猫を抱いて像と泳ぐ』を読んでチェスを始めてみようと思う人はどのくらいいるでしょうか?私の感想はさておき、評判の良さに比例してチェス愛好家が増えることを期待します。

2011年10月27日

状況が急変

(昨日の投稿の続きです)

■1v1 Najdorf

24時間前までは劣勢だったゲームが、相手のブランダーの連続により、2ピースアップとなり、その直後にメイト勝ち。驚きです。次は同じ相手に白番です。

■Ultimate CATALAN!

昨日見た時、1ラウンド目の最後のゲームはまだ1手も指されていなかったので、まだ約半年はかかると読んでいたのですが、なんと1人がまさかの時間切れ負け。今朝、2ラウンド目が始まっていました。3人によるダブルラウンドロビンですが、私の最初のゲームはどちらも白番。白でカタランを指すつもりのない私はちょっとガッカリ。

2011年10月26日

私が参加しているChess.comの大会の状況

■The Unit Series XLVI: Scandinavian Defense: Schiller-Pytel Variation

吉祥寺の大会に向かう電車の中で私の手番のゲームがどっと増えてるのに気づきました。48人が揃ったので大会が始まったのです。1.e4 d5 2.exd5 Qxd5 3.Nc3 Qd6 4.d4 c6 から始まるテーマ戦で、7日/1手です。自分が白番のゲームはすべて 5.Nf3 にしました。自分が黒番のゲームでは、3人が5.Nf3で、あとは 5.g3, 5.b3, 5.Qf3, 5.Be3が1人ずつです。

■1v1 Najdorf

「Hurry! You're About to Lose on Time」(急がないと時間切れで負けます)という件名のメールが毎日のように届きます。たった1ゲームとは言え、1日/1手は私には結構キツイです。それを言い訳にするつもりはありませんが、今のゲームは劣勢です。

■Gutter Brawl

11人相手に白黒同時で計22ゲームを行なう大会。現在は9ゲームまで減ったので負担が軽くなりましたが、次ラウンドに進んだ時が怖いです。勝ち進んできたより強い相手に22ゲームは。

■Ultimate CATALAN!

自分のゲームは2週間以上前に終了していて、その当時は私の順位は他のゲーム待ちでした。今見ると全体で1ゲームしか残っておらず、私のトップは確定です。ところが、次のラウンドに3人進めることになっています。初めて参加した大会なので、2ラウンド目が本当にあるのか、それとも1~3位を決めて終了なのか分かりません。それが分かるのは半年以上先になるような気がします。

2011年10月23日

吉祥寺のクロージングトーナメント

1局目。黒。Kさん。スカンディナヴィアン。「大会参加が初めて」と言うセリフで安心したのも束の間、定跡通りに指してくるのビビりました。

以下の局面は白番ですが「...Bxf3 の後、Qxf3 Qxd4 でポーンが取れそうだけど、Qxa8があるから無理だな」と考えていた時に白が指した手は

rn2k2r/1bp1bppp/p2qpn2/1p6/3P4/1BN2N2/PPP2PPP/R1BQR1K1 w kq - 2 10

10. Ne2?。あまり迷うことなく、10...Bxf3 で相手のキングの前を開けました(11.gxf3)。時間は長くかかりましたが、最終的にはこの弱点を利用したメイティング・アタックが決め手となりました。勝ち。

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2局目。白。Yさん。べノニ。ブランダー(以下の局面で 21.Qd2?)でナイトをタダで献上してしまいました(21...Rxe4)。


3rr1k1/p1n2pb1/1p1p2pp/2pP1q2/4N3/P1PQ1N2/1P3PPP/3RR1K1 w - - 0 21

あがいてみましたが、無駄でした。負け。

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3局目。黒。Eさん。Bird。


4rrk1/pp1n1ppp/2pbpn2/2qp4/3B1Pb1/1P1PPNQ1/P1PNB1PP/R4RK1 b - - 11 14

14...Qxc2 でポーンを取るつもりでしたが、15.Rfc1 でクイーンが生きて帰れないことに気付き、作戦変更。しかし、クイーンサイドでうだうだしてる間にヘビーピースをgファイルに並べられ、猛攻撃を喰らいます。


4rrk1/pp3p1p/1b1qp1p1/3nN3/3P1P2/P2BPPQ1/6RP/6RK w - - 6 34

34. Nxg6 fxg6 35. Bxg6 Re7


ここで「36.Bxh7+ 指してくれぇ」と祈ってましたが(36.Bxh7 Kh8 なら 37.Qg8+ Rxg8 38.Rg8+ では詰みません)、祈りは通じず。

36. Bh5+! Kh8 37. Qg8+ Rxg8 38. Rxg8#

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4局目。白。Uさん。Anti-Colle。1.d4 d5 2.Nf3 Bg4 3.Ne5


Colle の本で一応紹介はされていますが、未体験ゾーンでした。ここでもし 3...Bh5 なら 4.Qd3 で正確な受けが 4...Qc8 しかない(Qb5+ からポーン取り、もしくは、5.Qh3 Bg6 6.Nxg6 fxg6)と書いてあったのは覚えていましたが、4...Bf5 と指され困りました。

結果的には勝てましたが、時間は相手よりも多く消費していたし、ポーンの突きが鋭くて何度かドキッとしました。まだ若いのでこれからかなり強くなります。5年後にはきっと勝つのは不可能になっているでしょう。

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今日で吉祥寺チェスクラブの幕が閉じます。お世話になりました。ありがとうございました。

大会の写真は後日掲載します。

2011年10月22日

日本王者【小島慎也】自戦記解説

吉祥寺チェスクラブの閉店に伴い、チェス用品が幾つか安く販売されておりました。駒の売れ行きが特に良く完売だったそうです。私は妻用のソフトチェスマットを購入。


日本王者【小島慎也】自戦記解説には20人が参加し、これは過去最多だったようです。私は初めてですが、これが最後なのは残念です。

どの解説も1手目から始めるのではなく、重要な手から始まりましたが、時間が限られている以上効率の良い手法だと感心しました。

解説を聞いていると難しそうには感じないのですが、いざ自分がその局面に直面していたら、きっと思い付かないような手ばかりなのでしょう。パターン認識と同じ原理で、強い人のゲームを真似ていれば、いつかは自分のゲームでも応用できるかもしれません。そういう意味ではGM等のゲームをもっと並べるべきなのでしょうが、他のこと(主に通信チェス)を優先してしまい、なかなか出来ません。なので、こうしてレクチャーを聞けるというのはありがたいことでした。


明日は吉祥寺チェスクラブのクロージングトーナメントです。9月はOTBのチェスは出来なかったので約2ヶ月ぶりとなります。13:00集合は早くなくてありがたいのですが、その代わり25分+15秒1/手は短くてきつそう。

2011年10月16日

JCAの会場巡り

度々書いているように今はウォーキングで痩せようとしています。自宅から出発するのは初めてなのですが、北方向は会社から帰宅する際に既に様々なルートを通っていてもう面白味がないので、昨晩はJCAの会場がある南方向に行くことにしました。大田区産業プラザ(PiO)まで南下したら、西に池上まで行き、北上して戻ってきて、トータルで2時間半歩ければいいな、というのがアバウトなプランでした。

20:14 出発 … 第一京浜を南下します。車の排気ガスが多そうなのがちょっと嫌でしたが、PiOまで一本道なので迷う心配がありません。交通量の多い太い道はチェスのオープニングのメインラインに似ている気がします。

21:46 大田区産業プラザ(PiO)着 … 1時間くらいで着くと予想していたのですが、30分余計にかかりました。私が最後に訪れた時は工事中だったPiOの前の歩道橋はもう利用可能でした。

21:58 大田区立消費者生活センター着 … 当初はここに寄る予定はなく、JR蒲田駅の中を抜けるつもりでしたが、近くにあることを思い出したので寄ってみました。ここでプラン変更。どうせならJCAの大会会場となる5つの会場をすべて通ることにしました。

22:06 大田区民センター着 … もう約2時間が経過しています。この時点で池上から歩いて帰るのは諦めました。翌朝は5時起きなので無理は出来ません。

22:28 チェスセンター着 … 危うく気付かずに素通りするところでした。

22:38 大田区民会館着 … 自分と同じように5つの会場を歩いて回った人は過去にいただろうかなどどうでもいいことを考えながら歩いていました。

22:46 池上駅着 … 出発から約2時間半でちょうどいいゴールでした。

2011年10月14日

1v1 Najdorf

Sicilian の Najdorf のテーマ戦 “1v1 Najdorf” が始まりました。大会参加者は100人。大会名の 1v1 は1対1という意味で、Chess.com の大会にしては珍しく一度に複数のプレーヤーを相手にしません。相手は一人で、勝つと次のラウンドに進めますが、この方式だと3ラウンド目は25人(奇数)になるのでどうなるのでしょうか?

持ち時間は1手につき1日です。1手につき3日でさえ短く感じるので、これはかなり忙しくなりそうです。最初は毎日指さねばならない気がしていましたが、それは相手が瞬時に返してくる場合のみで、相手が時間を目一杯使うタイプなら自分は2日に1手指すことになります。

1.e4 プレーヤーではない私は白番のモチベーションが低くなりそう。幸い最初のゲームは黒番でした。

2011年10月13日

今度こそ

Scandinavian の別の大会を見つけたので、さっそく登録しました。大会の正式名は The Unit Series XLVI: Scandinavian Defense: Schiller-Pytel Variation です。長い名前ですね。

1.e4 d5 2.exd5 Qxd5 3.Nc3 Qd6 4.d4 c6 で始まります。最後の 4...c6 が余計な気がしますが、あまり贅沢を言ってるといつまでたっても Scandinavian の大会に参加できないので目をつぶります。

2011年10月12日

Chess.com の他の大会

Chess.com の忙しい Gutter Brawl という大会が段々落ち着いてきたので、他に良さげな大会がないかちょくちょく調べるようにしています。Gutter Brawl は今のラウンドが終わると次の11人との白黒のゲーム、計22ゲームが始まるので(しかも、1ラウンド目を勝ち残った人達ばかりなのでより強い相手と)あまりゲーム数の多い大会は無理ですが。で、見つけたのが Scandinavian の 3...Qd6 の大会。募集人数がたったの5人で制約はレーティングが2000以上。「これだ!」と思ったものの、拒否されてしまいました。引っ掛かったのはレーティングではなく、1手あたりに費やす時間でした。1手あたり平均6時間以上かける人ダメなようです。私は1日8時間でした。むう、残念。

2011年10月11日

One down one to go

Chess.com で初めて参加した大会 Ultimate CATALAN! での私のゲームはすべて終了しました。私は暫定トップで、最終的な順位は現在2位のプレーヤー(MusicKnight)の残り3ゲームの成績に依存します。MusicKnight氏が2.5ポイント以上取れば私が2位に落ちます。



私の最後のゲームはこの MusicKnight氏とのゲームで、以下はそのゲームの一局面。黒だった私は g5 のビショップが d8 に利いているのが不快だったので、追い払おうとして 22...h6? を指したところ。白番です。


2q1k2r/3n1pp1/4p2p/2b1P1B1/Q1p5/6P1/5P1P/1N1R2K1 w k - 0 23

23.Rxd7!
23...Qxd7 で対処できると思っていたのですが、24.Qa8+ で負けることを見落としていました。23...hxg5 なら 24.Rc7+ の discovered check。私の勝ちはもうないと諦めてドロー狙いで粘っていたら、それから4手後に相手の突然の時間切れで勝ってしまいました。

1つ終わったので、別の大会を探していたら、ちょっとそそられる大会がありました。1v1 Najdorf。Sicilian Najdorf を学ぶには非常に良さそうです。1手につき1日というタイムコントロールは私にとっては非常に短いのですが(OTBで言えばブリッツのよう)、大会名が示すように一度に相手するのは一人だけなのでなんとかなるかも。Catalanの大会と同じで本当は白番は指したくないのですが、そこはテーマ戦なので仕方ないと割り切ります。100人募集していて募集者が現在43人なので、始まるまでまだ何日かかかりそうです。

2011年10月9日

One Knight Chess、ダイエット

One Knight Chess は最近85円で購入したiPhoneアプリ。ナイトで駒を取っていくだけというシンプルなパズルです。

説明は何も読まずに始めました。何やらストーリーのようなものがあるっぽいのですが、よく分かりません。最短手で駒を取るだけだと思ったら制約がありました。ナイトは取られてはいけないようです。例えば、以下のステージだとポーンはポーンに守られ、さらにクイーンが根っこのポーンを守っていますので、こういう場合は先にクイーンを取らねばなりません。


これだけのパズルなら普通は購入はしませんが、日本人が作ったようなので買いました。初心者にナイトの動きを覚えてもらう、もしくは、チェスそのものに興味を持ってもらうのには良いかも。アニメーションには力を入れているのを感じますが、ステージとステージの間の読み込み(↓)に時間がかかるのがちょっと気になります。

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最近は仕事が忙しく、OTBのチェスはしてません。この3連休も2日仕事が入ってしまったのでジャパンオープンの参加は諦めました。残業が多くなってくるとチェスだけでなくウォーキング(会社から自宅への歩き)もサボリ気味となり、ここ二ヶ月以上は食べる量を減らしているだけ。健康診断(人間ドック)の日まで一ヶ月を切ったので体重の遷移がどうなってきたかをグラフ化して見てました。縦軸が体重で、単位はkg、目標体重をゼロにしています。つまり目標体重まであと何kgかを示しています。横軸は経過した日数で1メモリは10日です。以前このブログで「自制心さえあれば体重は確実に減らすことが出来ます」などと偉そうなことを書いた手前、体重が減少傾向になるのを視覚化して確認できたのは非常に喜ばしいです。しかし、あと20日ちょっと(横に2メモリ)で目標を達成する(縦軸のゼロに達する)には相当ペースを上げないと無理 ...


ちなみに、人間ドックは待ち時間が多くて結構暇です。それなのに携帯電話を持ち歩くことは禁じられている(チェスアプリが使えない)ので退屈で仕方ありません。しかし、去年は小説を持ち歩いている賢い人を見ました。今年はその人の真似をして読みかけたまま止まっている小説(『猫を抱いて象と泳ぐ』)を持ち歩くつもりです。

2011年9月25日

チーム選手権、通信チェス、等

Chess Tactics Server365Chess.com の通信チェスの日々が約一か月くらい続いています。

JCAのチーム選手権には参加しませんでしたが、出るなら1969年生まれのプレーヤーを集めてAnandの同級生みたいなチーム名で出たかったです。そういえば、http://www.shinyakojima.com/ にてチームの構成メンバーに関する規定が形骸化していることに触れられていましたが、どなたか規約の見直しをJCAに依頼したのでしょうか?

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今年の夏頃から、ピースは交換しない方が良いケースが多々あると実感するようになってきました。OTBのゲームだと読むのが特に遅い上に先まで読めないなのでつい単純化したいという誘惑に負けてしまいますが、せめて通信チェスでは極力ピースの交換や準備が整う前の攻撃は避けるように最近は心掛けています。特にOTBでの Colle だとクイーンサイドのルークがまったく働いていないことが多々ある点は改善しようとしています。以下は進行中のゲームの数手前の局面ですが

r1bq2k1/1p2b1rp/p3p1n1/2ppPp2/5P2/1P1BP2Q/PBPN1KRP/6R1 b - - 7 19

ルークを良い位置に並べられました。これだけでもう勝った気分に浸っていましたが、実際は期待したほど破壊力はなく、ちょっとガッカリしているところです。

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365Chess.com の Gutter Brawl という大会では、さらに2人との決着がつきました、白黒共に。終わるまでに要した手数よりも相手の指すペースの速さに比例してゲームが終わっていくという傾向が顕著なのが面白いです。私はマテリアル的に優位になったゲームは早く勝ちたいという衝動に駆られるせいか比較的早く自分の手を指すようになり、そういう“加速”があるため手数が多くかかろうとも決着は早くつきます。以下が自分のグループの状況です。私(scandinavian_blitz)は10勝0敗で、現在2位。この調子でいけば上位3人に食い込み、次ラウンドに進めそうです。

2011年9月7日

通信チェス、等



Alex Dunn 氏著のThe Complete Guide to Correspondence Chess という本に目を通しました。この本の大半は用語辞典だし、必ずしも時代に合致している記述ばかりではないので、一字一句読んだわけではありません。

若い方は表紙が何の絵か分からないかもしれませんが、これは5インチのフロッピーディスク(PCの記憶媒体の一種)です。なぜこのような絵を選んだのか分かりませんが出版された時代を表していることは間違いありません。通信チェスは葉書を媒体とすることが多く、また、チェスのプログラムがMasterクラスより弱かった時代です。

私はOTBのチェスと通信チェスでは求められる能力が違うと前から考えていました。通信チェスでは本を参照していいのでオープニングの長いラインを暗記している必要がありません。また、駒を動かしながら手を考えられるので visualization のスキルが不要です。それらのことは当然この本で触れられていました。

あまり考えたことのなかった差異としては通信チェスの方が時間の自由度が高いことです。OTBの大会だと日時は決まっているし、ラウンドとラウンドの間の時間が有効に使えるとは限りません。たしかにその通りですが、通信チェスは同時進行させているゲーム数が多いとそれはそれで時間を相当取られます。また、OTBのチェスでは大会中は対局相手と会話することはできませんが、通信チェスではそれが可能ですし、国外の人とのゲームでは自国の葉書や切手が相手に喜ばれることも。

チェスのプログラムが今ほど強くない時代でも相手がプログラムを使って手を調べさせているのではないかという疑惑はあったようです。私は Chess.com というサイトで通信チェスを楽しんでいますが、幸いにも相手がプログラムに手を考えさせているのではないかと疑うようなことはまだ一度もありません。しかし、不正の種類はそれだけではなく「私はあなたにそんな手を書いて送った記憶はないから、証拠として私が送った葉書のゲンブツを送り返せ」みたいなクレームがつくことはあったそうです。インターネットを介したチェスだとそういうゴタゴタは稀でしょうね。

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今日、iPhone 用の Chess.com をアップデートしたら Live Chess が出来るようになっていました。Live Chess とは OTB や Yahoo! のチェスと同じようにリアルタイムで指すチェスです。これを楽しみにしていた人がいましたが、私が iPhone を使う時は電車での移動中が多く電波が安定しないので、Live Chess を iPhone でやろうという気にはなりません。

【アップデート前】


【アップデート後】

2011年9月2日

通信チェスの状況

私のチェス活動の中心となっていると言っても過言ではない Chess.com の “No Mercy” Gutter Brawl と呼ばれる11人を相手に白と黒の計22ゲームを同時進行させる大会の状況です。以下の表で私は赤のアイコンのプレーヤー。


開始から20日でピースをタダでくれるような相手に白も黒も勝ちました。ゲーム数が多くて苦しかったので、勝ったことよりもゲーム数が減ったことの方が嬉しいという状況でした。

4日前に一人が時間切れ負け。きっと忙しかったのでしょう。彼は指し終えていなかったゲームをすべて負けてしまったようです。彼は定跡どおりに指す比較的少ない参加者の一人だったので残念でした。

本日、おそらくこのグループの中で2番目に弱いと感じる相手に白も黒も勝ちました。終わらせられるゲームはさっさと終わらせて自分の負荷を減らしたかったし、幸い1日以内に指してくる相手だったので彼とのゲームはこっちも早めに指すようにしていました。

というわけで、ある程度偶然だと思いますが、ここまでは一人ずつ白黒セットで終わってきました。

ここから先は楽に勝てそうなゲームはないし、早く終わりそうにもありません。淡々と次ラウンドに進める上位3人に入ることを目指すのみです。

2011年8月29日

松戸のサマートーナメント2日目

3局目。黒。Kさん(1869)。1.d4 対策をしてきたのに 1.e4 が来て肩すかし。スカンディナヴィアン。罠のあるラインに誘い込まれることを恐れていましたが、意外になんとかなりました。展開が終了した時点で黒でこれなら満足でしょう。

以下は白が22.g2-g4と指したところ。

r2r2k1/2pq1pbp/4p1p1/pp1b4/3PBBP1/P1P2P1P/1P2Q3/1K1RR3 b - g3 0 22

私にはその意図が分からなかったので気にせず 22...b4 で攻撃。23.Bxd5 exd5 24.Qe7 と続きましたが、22.g4 が抜けていると ...Qf5+ でビショップが落ちたそうです。私が苦手とするポーンが動いた後の状況をきちんと把握されていたわけでちょっと驚き。

クイーン交換後、しばらくしてドローオファー。受けていただけました。

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4局目。白。A君(1699)。ピルツ。

r4r2/pp1bppk1/1q1p1np1/4n2p/3NP2P/2N2P2/PPPQB1P1/2KR3R w - - 2 14

白の方が良かったと思いますが、ここで 14.Rhg1?! としたのが後々悔やまれました。hファイルはクローズだし、hポーンを守る必要もないと考えたのが間違い。

相手の時計が落ちそうだったのでドローオファーしましたが蹴られ、最後は以下のR対Nのエンドゲームでプロモーションを許してしまい、負け。

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5局目。黒。Hさん(1467)。スカンディナヴィアン。黒の展開が終えた時点でこんな感じ。



27...Qd4 は ...Qxf2 を狙った手です。しかし、白クイーンからのチェックが途絶えずスリーフォルドのドロー。

5k2/5ppp/p3p3/1p6/3q4/P1Q4P/1PPr1PP1/4R1K1 w - - 4 28

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0勝3敗2引き分けの1ポイントはおそらく最下位ですが、あまり自信のなかった ...Qd6 系のスカンディナヴィアンでも戦えることが分かったのが収穫です。

大会の写真は近日中に掲載します。

2011年8月27日

松戸のサマートーナメント1日目

1局目。白。Yさん(1662)。べノニ。以下の局面から 27.h3 Rb8 28.Qc4 Rb1+ 29.Re1 Qb6 30.Kh2 Qb2 31.Rxb1 Bxb1 で劣勢に。負け。時間的にもきつかったです。

r2q4/5pkp/3p2p1/pQpP1b2/8/2P1RN2/P4PPP/6K1 w - - 5 27

2局目。黒。Hさん(1897)。スカンディナヴィアンを指しているとは思えないくらいなかなか良いピース配置。

r4rk1/1bp2ppp/p2bp1q1/1p5n/3P4/1BN2P1P/PPP1QBP1/3RR1K1 w - - 3 18

ナイトは ...Nf4 狙いでしたが、18.Qd3 Qg5 19.Ne4 Bxe4 20.fxe4 で攻撃が止まってしまいました。


fポーンが動いたことで ...Nf4 は Qf3 で止められますし、うだうだしていると e4-e5 が来そうです。ここらへんで時間を使いすぎて結果的に時間切れ負け。

2011年8月21日

イタリア料理の店にて

テーブルの上に何やらチェス盤のようなものが。

聞いたらチェスセットでした。駒もあるというので並べてみました。

白マスには中国風の絵が描いてあります。駒も中国風です。

妻と一局指して負けました。言い訳は駒の判別がしにくかったということで。

シェフと少し話しました。国によってルールが少し違うみたいと言ってましたが、それはないでしょう。

2011年8月19日

オートマタ

7月のJCAのサマーオープンで演劇『オートマタ』のチケットが2名の方にプレゼントされました。そのうちの一人は忙しくてとても行けそうにないという理由でその場でそのチケットを私に譲ってくれました。

一般的な映画のチラシと違って『オートマタ』のチラシにはあらすじが書いてありません。ホームページを見ても同様でした。分かるのはチェスを指す自動人形が登場しそうだということだけ。なので面白そうかどうか判断する材料がありません。それでもせっかくチケットを手に入れたのだし、演劇というものを観たことがないので、演劇とはどんなものなのか自分の目で見てみたい(経験・体感したい)というのが理由で行くことにしました。

せっかく行くなら妻と一緒の方がいいので、もう一枚のチケットも手に入れるべくダメ元で打診したところ譲っていただけることになりました。つまり2枚とも私の手元にやってきたわけです。

現地には渡井さんがいてちょっとビックリしました。

全席自由なので席が後ろの方になってしまったらよく見えないことを心配していたのですが、会場は狭いのでその心配はありませんでした。映画館で映画を観ると観客が少なくて採算はとれているのかどうか余計な心配をしてしまうことが多々ありますが、この演劇は満席でした。それ以外にもビジネスという視点でいろいろものを考えてしまいます。例えば、客の大半が50代以上で20代はほとんどいなかったので若い世代の客層を増やすにはどのようなマーケティングをする(している)のだろうか、とか。

劇の中で使われていた駒はナイトの形状からしておそらくJCAでも販売しているHENRI CHAVET社製のものでしょう。チェスのゲームはさすがによく見えませんでしたが、それっぽく見えました。渡井さんがきっとその時代にあった有名なゲームを選んだのだと推測します。

劇の感想は ...どう表現していいか分かりません(その点は妻も同じでした)。演劇でメシを食ってるプロ達の作品ですから役者の演技やストーリーだけでなく、照明の使い方、効果音(私の好きな Red Hot Chili Peppers の曲も使われていました)、演出、等でガッカリさせられることはまずないでしょう。今まで縁のなかった世界を覗いてみることが出来たという意味で私は行って良かったと感じています。

2011年8月16日

ジャパンリーグ最終日

7局目。黒。Iさん。QGDですが、白の攻撃は私がよく使うColleと似ていますので、白にはいろいろと楽しいプランがあるのが容易に想像できます。特にb2とd3のビショップは抜群の位置にいて羨ましいかぎり。それに比べて我が陣地を見るとビショップがc8でa8のルークをいないも同然の存在にしてしまっています。...Bc8-d7-e8-g6 は手数がかかるし、キングをクイーンサイドに避難させるのも時間がかかりすぎです。

r1b1rnk1/ppq3pp/2p1pn2/3p4/2P2P2/1P1BP3/PB1N2PP/2RQ1R1K b - - 1 15

思い付いた打開策は 15...e5?!。乱暴ですが、ビショップのためのラインが開きますし、16.Bxe5 Rxe5? 17.fxe5 Qxe5 で反撃も可能だろうと期待しました。エクスチェンジダウンですが、あのビショップは働きが非常に良いので気にはなりませんでした。少なくとも、防戦一方になるよりは...Nf6-g4でh2かf2を狙ったり、...Bc8-h3 でg2を狙えるという可能性があるだけでも気分的にマシです。


白はじわじわとポジションを改善し、ほぼ必勝の形(以下の図)になりました。それでも、私は往生際悪くバックランクメイトの一発逆転に賭けていました。ビショップを守るふりをして 30...Qb5-b4。内心、「ルーク浮いてくれ!」と祈っていますが、31.Rf1 で最後の希望も消えました。負け。

4n1k1/pp4p1/6p1/2p2bN1/1q2PQ2/1P6/P5PP/3R3K w - - 1 31

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私の成績は以下の通り。私のJCAレーティングは1500ですから、そんなに悪くはないです。

Round 1 FIDE 1749 JCA 1416 負け
Round 2 FIDE 2059 JCA 2155 負け
Round 3 FIDE ---- JCA 1236 勝ち
Round 4 FIDE 2033 JCA 2040 負け
Round 5 FIDE ---- JCA 1757 勝ち
Round 6 FIDE ---- JCA 1791 ドロー
Round 7 FIDE 2051 JCA 1961 負け

U1600は、4ポイントの単独トップ1人に、私を含めた2.5ポイントが複数いるという状態でした。

表彰式の直前でちょっとした議論が起きました。U1600で誰を入賞の対象にするかという点です。JCAのホームページでは「レイティング1600未満」しか書いてありませんが、私の1ラウンドの相手のMさんはFIDEは1600を超えているけど、JCAだと1600未満という微妙な位置づけでした。大会の初日に白板に以下のように書いてあり ...


これはMさんはU1600の枠から除外されたということを意味しています。つい、Mさんとの対局時に「なんか、損した気分じゃない?」と聞いてしまいました。渡井さんはFIDEのレーティングがある人はFIDEを優先し、無い人はJCAのレーティングを使うと説明していました。ところが、理屈はよく分かりませんが、Mさんは結局入賞扱いとなりました。

私は渡井さんに「事前にそういうこと(対象者の基準の詳細)は明記しておくべき」と伝えました。

最初は私は単独3位(1万円)でした。次にMさんが加わり、2位と3位を足した額(3万円)を3人で1万円ずつ分けることになりました。写真撮影をした後、また状況が変わり、もう一人の2.5ポイントも加え、2位と3位を足した額を4人で7500円ずつ分けることになり、再度写真撮影。行き当たりばったり感が否めません。