2018年8月15日

Japan League 4日目

7ラウンド目。白。0さん。Colle。


久々に tactics を見つけました。19.b4 Nd3 20.Bxd3 exd3 21.b5 の discovered attack。

21...Bb7 22.Bxf8 で exchange up。


しかし、相手のビショップがルーク以上の活躍をし、キング周りの白マスを弱められます。たまに、こっちがクイーンでf7を斜めから狙うとすぐに ...Be6 をされます。

そして、時間切れ寸前のパニック状態で迎えたこの局面。

38.h4 とすべきところを、38.h3? Qxh3。ここで、持ち時間が二十数分に増え、しかもまだ動いているので「もしかして40手を超えたのか?棋譜では38手目だけど ...」とちょっと期待したものの旗のサインが表示されていました。なんと紛らわしいチェスクロック。時間が落ちても、動き続けるんですね。負け。
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結果、2勝5敗。最後のゲームだけは勝ちたかった ... 局面的にもレーティング的にも。

2018年8月14日

Japan League 3日目

5ラウンド目。白。Gさん。Queen's Indian と見せかけた Dutch らしいです。


d7 のポーンを動かさずに ...Bd6 で塞ぐ手がいいわけがないと思っていましたが、こうなるとdポーンを突いていない分 b7 のビショップがダイレクトに利いていて実はこれは有効なんじゃないと思えてきました。で、気付くまでに時間がかかったのですが、もし黒番なら 11...Nxd2 で、12...Bxf3 もしくは 12...Qxg2# が決まります。しかも、黒にはビショップとクイーンで h2 を狙うという選択肢もあり。楽しそうなので真似してみようと思います。本譜は g2 を守るための 11.Ne1

相手が h2 を狙わなかったのは、それは無理攻めだと思っていたからだそうです。代わりにルークを回してきましたが、手順がよろしくありませんでした。

14...Rf7? 15.Ne5。これで脅威の一つであった d6 のビショップを消せます。15...Bxe5 16.dxe5 Raf8?。再びブランダーです。18.Bh5

これで exchange up 確定で一安心。しかし、ここから先のプランが何も思いつかず時間を浪費するのみ。


黒の攻撃がまた始まりましたが、もう考える時間が残っていません。22...Nf3+! 23.Nxf3 gxf3 24.Qd1 Rg7 25.g3 Qh3

リザイン。
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6ラウンド目。黒。Fさん。Queen's Indian。


直前のゲームの黒の駒組みを真似しようとしましたが、1.Nf3 Nf6 2.c4 e6 3.g3 でガッカリ。フィアンケットに対して、3...Bd6 はあまり良い手ではないと思ったので指しませんでした。3...b6


パスポーンを止められるのか?こういうのを読むのは苦手です。23...Nxe6 24.dxe6 Bxg2 25.Kxg2 Qc6+ 26.Kg1 Rae8

パスポーンを止められたと少し安心しました。


相手は格上なのでドローでも私はハッピーなのですが、相手がhポーンを突いてきたので、戦わざるをえません。fファイルから反撃を試みたのがよくなかったようで、まったく読んでなかった攻めが来ました。30.Rd6-d7!(上の図) Rfe8 31.Rxe7。ルークを交換されるとは思っていませんでしたが、次の手を見て納得。32.Qf6。こういう攻撃はセンスがいいなぁと感じます。

32...Rb7 33.e7。リザイン。

2018年8月13日

Japan League 2日目

3ラウンド目。白。Y君。Colle。


白が 22.Qf5 を指したところ。白がそこそこ良いだろうと思っていたら、大間違いでこの時点で -1.90。ただ、黒がここで指した 22...Qe8? がコンピュータ評価だと間違いだったらしく +0.84 に転じました。23.Ne4 Qg6 24.Qxe5 で1Pアップ。

ここでナイトとクイーンが交換されます。


ここで黒のdポーンも落ちます。


ここは迷いましたが、ルークを交換。42.Rxe1 Kxg7 43.Re7+ で黒のaポーンも落ちます。

ポーンが3つも多ければ巧い人は簡単に勝てるのでしょうが、私は勝ち方がまったく分からず迷いまくり。ようやくポーンを一つ捨ててルークをポーンの後ろに回す手を思いつきました。
58.Rb6 Rxa4 59.Rb5+ Kf6 60.Rc5

勝てました。
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4ラウンド目。黒。Sさん。Scandinavian。

白が序盤で意図せぬギャンビット。6.Nge2?
6...Qc6 でgポーンを取れましたが展開が遅れます。


白がキャスリングを終えた後、黒は展開を終えるために最低まだ3手はかかります。


ここからポーンがぽろぽろ落ちてきます。


私は序盤で時間を使い過ぎたため、この時点ではほとんど残っておらず、f4のポーンをルークで取れることに気付かず、ナイトを逃がしました。このfポーンが強力で、プロモーションを止めるためにルークを捨てざるをえませんでした。負け。

2018年8月12日

Japan League 1日目

1ラウンド目。白。Nさん。Queen's Pawn Opening。


黒のナイトに 12...Nc4 とされるのが嫌で、あまり良い手ではないのは分かっていながら 12.b3。12.e4 もしくは 12.Rad1(12...Nc4 なら 13.Qc1)で良かったそうです。e3-e4 の機会は何度かあったのですが、...dxe4 となった後に ...Nd5 とされるのが嫌で指しませんでした。


攻撃をしのいで40手を無事超えることが出来ました。しかも、この時点の評価はなんと 0.00。しかし、ここで最大のブランダーをかまします。42.Rd2? f4。正しくは 42.Bd2 でした。でも、それはなかなか気付かないでしょう。

相手はレーティング2000+。ピースダウンして勝てるはずがないのでもうここでリザインしました。
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2ラウンド目。黒。Vさん。Scandinavian。

外国から来られた方ですが、チェスを始めてそんなに長くないと言います。

7手目に白クイーンがc3に行ってからずっとこの手(12...Bb4)を狙っていました。これが決まってようやく本当に初級者だと納得。勝ち。