2019年4月30日

全日本選手権2日目


いただいたピンバッジです。赤と黒があり、迷いましたが、赤。

3ラウンド目。黒。N君。King's Indian Attack。


Pircの白黒逆バージョンに出来るんじゃないと思ってやってみたら出来ました。この時点で評価は 0.03 なら、全然OK。


白から罠を仕掛けてきました。次に 21.Nc5 とし、クイーンが動いたら、22.Qf5+ でルークを落とそうという狙いです。20.h3 は 21...Qg4 を封じる手です。これは読んでいたので、20...Rh6


今度は私が仕掛けます。狙いは、23...Nf4+ で、相手クイーンに対する discovered attack です。白が 23.Nc3 を指したのでキマりました。24.Rxf4 exf4 で exchange up。これで、突如、勝つ気満々モードに移行します。


31...Qc5?。ナイトフォーク(32.Ne4)は見えていたんですが、32...Qc2+ はチェックだから大丈夫だと思っていたら、33.Rg2 で大丈夫ではありませんでした。exchange を返す羽目になります。もっと丁寧に読むべきでした。



36...Rd2。この後はひたすら白からのチェックでドロー。勝てたかもしれないゲームなので悔しいですが、私はこの大会だと10連敗してもおかしくないので、全敗を回避できたことで気が楽になりました。
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4ラウンド目。白。S君。Pirc。


Pirc の必勝パターンに見えたので「平成最後は奇跡の upset 勝ちかもしれない」と期待感でわくわくしていました。ここから、9...Nxh5 10.Rxh5(exchange sacrifice)10...gxh5(下の図)

ここで 11.Qg5 がメイト受け無しだと思っていたのに 11...f6 であっさりと受けられてガッカリ。なお、11.Qg5 の代わりに 11.Bxg7 Kxg7 12.Qg5+ Kh8 13.Qf6+ ならパペに出来たとのこと。ドローでも満足な場合のために覚えておきます。


Exchange down しているので当然 劣勢。hファイルから一矢報いることを狙っていましたが、上記局面で断念してリザイン。クイーンが上がれば ...Rg1+ を喰らうし、...Rg2 と黒クイーンに f2 を狙われると辛いし、ナイトを動かすと ...Nxd3 cxd3 ...Qxd3+ が痛いし、ビショップも行き場所がないし、で、白は身動きがとれないので。

2019年4月29日

全日本選手権1日目

1ラウンド目。白。Qさん。Dutch。


ここで 10.O-O として、10...f4 11.Nh1 となったので、キャスリングは悪手なのかと思いきや一応 best move 扱いです。ちょっと信じがたいですが。いずれにせよ、このナイトはこの先 h1 から動くことはありませんでした。


この局面で間違えました。29.Nf3 でも 29.Qd8 でも評価 0.00 なのに私が指したのは 29.c4? dxc4 30.Qxc4 Qxc4 31.bxc4 a4

クイーン交換して楽になるだろうと思ったら大間違い。黒が喜んでパスポーンを進めてきました。


ここで勝負あり。実際にはここから4手指してますが、プロモーションされてナイトを捨てざるを得ないのを確認したに過ぎません。負け。
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2ラウンド目。黒。Kさん。Scandinavian。

この 6...Bd6 は失敗でした。白がポーンを取り返すために 7.Nxd4 とするだろうという読みがハズれ、7.Nxd6 cxd6 でダブルポーンを抱えることに。ポーンは1つは返してもマテリアル的にトントンですが、孤立しているので守りにくいです。


せっかく持ち時間が長いんだからつまらない読み抜けがないようにと心掛けているのに、この手が来るのを読めなかったのが情けないです。e6 で交換されてポーンが落ちるのが見えます。


白は e6 を取る前に 20.Bg4 を挟んだため、20...Nd8 を指してますが、ここでの最善(21...Rc4)を見つけられず、21...Nxe6 22.Bxe6+ でピースダウン確定。もう数手指しましたがこの時点で既に戦意喪失していました。負け。