2010年9月26日

朝霞の大会

30分指し切りです。

1ラウンド目。Yさん。白。Colle。


3r4/1b2kNp1/2pnPrq1/1pQ1R2p/p6P/2P2Bp1/PP3P1K/4R3 w - - 0 36

私の持ち時間は7分くらい残っており、相手は時間切れ寸前でした。それなのになぜか自分まで焦ってしまい、ここで 36.fxg3?。相手の時間切れで勝ってしまいましたが、続いていたら負けていたでしょう。

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2ラウンド目。Kさん。黒。シシリアン。往きの電車の中でナイドルフのおさらいをしていたのですが、残念ながらクローズドっぽいラインになりました。


Q5k1/p1rNpp1p/q4bp1/2p5/2P5/3P2P1/5P1P/1R4K1 b - - 0 23

白からのクイーンチェック(23.Qa8+)に対して間髪を入れずに 23...Kg7?? と指し、24.Qf8#。喰らうまでまったく気付いていませんでした ...

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3ラウンド目。K君(1570)。白。Colle。


r2r3k/p5q1/1p3Q1p/3p2n1/P2P4/BP4R1/2P4P/6RK w - - 0 32

こうなってしまうと黒のナイトは助かりません。32.Qxg7+ Kxg7 33.h4。勝ち。

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4ラウンド目。Yさん(1697)。白。Colleもどき。


2r1r1k1/ppq2pp1/3b1np1/n2p4/P2Pp1P1/2P1P2P/Q2NNP2/R1B2RK1 w - - 0 20

序盤の差し回しが悪く、白なのに窮屈。しかし、ピース交換を進めているうちにドローっぽくなってきました。お互いに時間が2分半くらいになり、このまま続けても時計のはたき合いになりそうだったので、以下の局面でドロー・オファー。受けていただけました。



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2勝1敗1分でBクラス2位タイに入賞しましたが、内容は一言で言えば“雑”でした。

2010年9月20日

チーム戦二日目

大会が終わったので明かしますが、松戸には 1.e4 対策としてフレンチのルービンシュタインを指そうという“ゆるめ(強制ではない)”の方針がありました。最初はちょっと意外でした。個人の成績はチームの成績に影響するので皆自分が最も得意とするオープニングを使うのが普通かなと思っていたので。しかし、逆にチーム戦でなければオープニングを揃えることもないでしょう。こういうきっかけでもないと新しいオープニングを覚える機会がなかなかないので、私は前向きに取り組みました。私は 1.e4 プレーヤーではないので元々あまりフレンチとは縁がなかったので一週間は準備期間としては短かったですが、とりあえず即席フレンチ・プレーヤーとなりました。

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4ラウンド目。相手は東北大学のP君(1480(6))。仮レーティングだから4番ボードに座っていますが、本当はもっと強いらしいです。私は黒。今朝、私に当たることを想定してスカンディナヴィアンの3つのバリエーションの対策をしてきたそうです。しかし、松戸の方針に忠実に私はフレンチ。相手が迷わずに速く指してくるので焦りました。当たり前ですが、私よりも明らかに慣れています。

下の図は私が 12...Bc5-d6? と指した直後。


r1bq1rk1/p4pp1/1p1bpn1p/4N3/7B/3B4/PPP2PPP/R2Q1RK1 w - - 0 13

指してから 13.Be4 Rb8 14.Nc6 のナイトフォークが見えてちょっと萎えました。また、P君は 13. Ng4 Be7 14. Qf3 Qd5 15. Nxf6+ Bxf6 16. Be4 (下図)というもっと強烈なラインを考えていたそうです。



しかし、なぜか実際に指された手は 13.Nc4。それを見てちょっと安心。自分の方がポジションが良くなったかなと思っていた頃、白が不思議な手(25.c2-c4)を指してきました。


8/p4pk1/bpB1p2p/5p2/2P2b2/4NP2/PP3P1P/6K1 b - c3 0 25

黒マスのビショップを残しておいた方が有利に見えました。しかし、交換すれば1ポーンアップだし、ドローになりやすい異色ビショップのエンドゲームにはならないので、25...Bxe3 26.fxe3 Bxc4 と進めました。しかし、これは彼が仕掛けた不利な状況をドローに持ち込むための“エンドゲーム・トラップ”でした。私はその罠にまんまとハマってしまったわけです。ドロー。チーム(松戸B)は負け。

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5ラウンド目。相手は東京チェスクラブのHさん(1470)。黒。フレンチのルービンシュタイン再び。ナイトに対するピンが鬱陶しかったので、12...Qb6 と指しました。


r1b2rk1/pp3pp1/1q2pn1p/2b5/7B/3B1N2/PPP2PPP/R2QR1K1 w - - 0 13

Qxb2 という threat もあるし、13.Bxf6 には 13...Bxf2+ で返せるから白は b2 の地点を守るだろうと予測していました。ところが、13.Bxf6! Bxf2+ 14.Kf1 Bxe1。これでエクスチェンジアップしたつもりでした。15.Bd4!。完全に見落とし。



本当は自分の方が損をしたのは分かっていましたが、ルーク+ポーンとナイト+ビショップの交換ならポイント的には等価交換だと自分に言い聞かせながら指し続けました。しかし、今度は見落としにより串刺しを喰らいます。これで完全なピースダウン。



交換したくないピースまで交換を強要され、かなり敗色が濃厚でしたが、一発逆転のプローモーション狙い(下図)が功を奏し、ドローに持ち込めました。



チーム(松戸B)は負け。

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6ラウンド目。私はお休み。

最初は同じチームのフレンチのルービンシュタインのゲームを観戦。フレンチはちょっとでも手順を間違えるとアウトという印象を受けました。

次に優勝圏内にいる松戸Aチームを観戦。4番ボード、ドロー。3番ボード、ドロー。こうなると上位ボードが勝たねばなりませんが、生憎どちらもドロー気味。1番ボードと2番ボードがお互いの状況を確認しながら指しているのが分かりました。動きがあったのは2番ボード。真鍋さんはおそらくドロー(スリーフォルド)を避けるために不本意な手を指していたと想像しますが、それでも見事にナイトを捨ててプロモーション。チェスの技量が高くなければ当然そんなことは出来ませんが、それ以外にも相当な精神力がないと成しえなかったと思います。勝利への大きな貢献でした。これで、松戸Aチームは優勝。

2010年9月19日

チーム戦一日目

私は松戸のBチームの5番目(4番ボード)です。

1ラウンド目。私はお休み。

2ラウンド目。黒。相手は慶應大学。S君(1752)。カタラン。他のメンバー達は先に終わり、結果は勝ち、負け、ドロー。ということは「私の結果」イコール「チームの結果」。自分が負けたからチームが負けたという状況はできれば避けたいです。ところが、現実は2ポーンダウンの苦しい局面。


8/5R2/2k1p1p1/3rP2p/5P1P/K5P1/P7/8 w - - 0 55

粘っていたら、3ラウンド開始が近づいたので、自分のゲームだけ別室で続きをやることに。そしてこの局面でドロー・オファーを受け、チームキャプテンに相談の上(← ここがチーム戦ならでは!)、承諾。疲れました。


8/5k2/3R2p1/3K1P1p/7P/8/8/4r3 b - - 0 72

72...Rd1+ 73.Ke5 Rxe6 74.Kxe6 の続きは本当にドローかどうかは今はこのサイトですぐに答えが分かります。やっぱりドローでした。非常に便利ですが、本当は自分で考えた方がいいのでしょう。

3ラウンド目。白。相手は浜松チェスサークル。Aさん(1162)。Colle。


r1bq1rk1/3nbppp/p3p3/2ppP3/1p3P2/1P1BPR2/PBPN2PP/R2Q2K1 w - - 0 13

いつもの自分ならここで、13.Bxh7+。しかし、これはチーム戦。ギャンブル的な行動は控えなければなりません。13.Rh3 h6 14.Qg4 とジワジワと攻めました。勝ち。

松戸のAチームはさすが平均レーティングが一番高いだけあって3ポイントで1位タイ。Bチームも2.5ポイントで3位タイにつけています。

2010年9月13日

チーム戦の準備

過去3年はTAMAチェスサークルのメンバーとして出場していましたが、今年はそのTAMAが出場しないとのことなので、松戸チェスクラブから参加することにしました。参加の表明が遅かったので他の人より出番が少なくなりそうです。そうでなくても、最弱メンバーですから ...足を引っ張らないようにしないと ...

準備はしたいのですが、実はあまり時間がありません。明日の夜は会社の飲み会(歓迎会)。大会前日の土曜日は仕事です。

最近の大会の負け試合の復習でもしたいところですが、毎日つい時間を割かずにいられないのが通信チェスです。自分の手の期日がバラけるようにコントロールはしていますが(下の図)、できれば今週の木曜日か金曜日に一気に自分の手を指し(それまでは手が決まっていても保留)、大会の直前はオープニングの復習に集中できるようにするつもり。しかし、それは理想論であって、ほとんどのゲームにおいてプランが立てられずに困っています。OTBのチェスと同様に「このままだと時間切れ負けしてしまうから何でもいいから指そう」という理由で次の手を指すことになりそうです。

2010年9月7日

あらら

カレンダーを見たらもうすぐチーム選手権じゃないですか。もし出るつもりなら、どこから出る早く決めないと ...

2010年9月5日

Chess Tactics Server 等

Yahoo! Japan のチェスがもうすぐ終了します。最近はほとんど Yahoo! で指していませんが、私がチェスにハマったきっかけはまさにこれでしたので残念です。



いつの間にか Chess Tactics Server の正解率が上がっていました。94.4% → 94.5% に。最近、FMの小島君に「正解率は十分高い。レーティングを上げてより難しい問題に挑戦した方が良いのでは?」というコメントをいただきました。出題される問題の難易度のレンジは自身のレーティングによって決まるからです。それ以来、問題の難易度が自分のレベルに合っているのかどうか考えていました。たしかに簡単な問題もありますが、一日に一問くらいは「むむむ」と考え込むような問題があり、長考した上に間違えるのは大概そういう問題です。正解率の上昇にこだわっているわけではないですが、本来ならば 100% 正解できてもおかしくないはずの問題なので、コンスタントに正解出来るようになるまで今のまま続けようと思います。より難しいタクティクスの問題に挑戦したくなったら、たぶん CT-Art をやります。



週末は暇さえあれば通信チェスのカタランのトーナメントの局面を考えていました。9ゲームも同時進行しているので(しかも同じオープニングなのでポジションがやや似ている)、さすがにちょっと食傷気味。OTBのチェスと違って、マテリアルダウンが確定し、且つ、反撃の糸口さえも見えないようなゲームだとすぐにリザインしてしまいます。