2010年4月22日

正解率アップ!

Chess Tactics Server での正解率が 93.9% から 94.0% に上がりました。93.9% に到達したのはつい先週のことでしたから、今回の 0.1% の上昇は最短記録です。確かめたわけではないですが、通常は2~3ヶ月はかかっていると思います。

2010年4月20日

しばらくは忙しそう

iPhone アプリの great chess games では今 Ulf Andersson のゲームを見ています。対 Anand のゲームを見終え、次は対 Fischer, R です。Siegen Exhibition 1970 のゲームでは Fischer が白。

1.b3!?

私はボビー・フィッシャーは 1.c4 に転向するまで 1.e4 一筋だったと聞いていたので、意外でした。別のフィッシャーさんかもしれないと思い、chessgames.com で調べてみましたが、やはりあのボビー・フィッシャーでした。

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最近はチェスに割ける時間が減ってきています。たぶん、7月くらいまで例会や大会にはほとんど顔を出さないと思います。チェスを完全にやめるわけではなく、日課の Chess Tactics Server は続けるし、ホームページも更新します。チェスの本を読んだり、たまに気分転換にインターネットで指したりはするかもしれませんが、丸一日チェスに費やすのはしばらく控えます。

2010年4月14日

何かは身につく

朝の通勤の中で、電波が届くうちはチェスのブログや twitter を読み、電波が届かなくなると iPhone アプリの great chess games に切り替えます。Anand 対 Adams のゲームばかりなので少々飽きてきたところに次のゲーム(Dos Hermanas ESP 1999.04.07):

1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bb5 a6 4.Ba4 Nf6 5.O-O Be7 6.Re1 b5 7.Bb3 O-O 8.c3 d5 9.exd5 Nxd5 10.Nxe5 Nxe5 11.Rxe5 c6 12.Re1 Bd6 13.d3 Qh4 14.g3 Qh3 15.Re4 Qf5 16.Nd2 Qg6 17.Re1



ルークが2度も e1 に戻ってきて無駄なように感じるのですが、アナンドほどのプレーヤーが無駄な手を指すとは思えません。しかし、自信はありませんが、この動きと形は以前にも見たことある気がしました。ゲーム数が多いのでちょっと面倒でしたが、既に見たゲームを1つ1つ振り返ったら、ありました。Groningen (Netherlands) 1997 のゲームはここまでまったく同じ手順でした。漠然と眺めているだけのことが多いので、脳にはほとんど何も残っていないのではないかと思っていましたが、役には立たなくとも何かが脳細胞に刻まれていることを嬉しく感じました。

2010年4月13日

CTS の正解率

今日の日課を始める前に既に 93.9% に達していました。最近は twitter で日々の結果を載せていますが、あまり成績がいいとは思っていませんでした。あとちょっとで 94% の大台に乗れそうですが、そのことを意識しすぎると集中力が乱れてミスりそう。



2010年4月10日

最近はゲームを観戦することが多い

電車の中では iPhone アプリ great chess games でGMのゲームを眺めています。このアプリを購入する前はGMのゲームを並べることはほとんどありませんでした。以前紹介したようにこのアプリでは最初にGM2人を選択します。GMの名前はほぼアルファベット順で並んでいるのでAから始まる名前が選びやすく、今は Anand と Adams のゲームばかりを見ています。もうこの2人のゲームを40以上は見ました。他のアプリに切り替えてからまたこのアプリに戻ってくると一から(プレーヤーの選択から)やり直しになってしまうという欠点があるので、一手一手の意味を深く考えるよりは気軽に流すことにし、興味をそそられたポジションや手(どうして成立するのか理解できない場合、等)だけじっくり見ています。いろいろなオープニングが見れますし、たとえ漠然と眺めているだけでも量さえこなしていればいずれ何かを学べるかもしれません(そんなに期待はしていませんが)。

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過去にブログを書いていなかったような人達でも twitter でつぶやいてくれたりします。日本語で書かれるブログの数はけっして多いとは言えないのでこれは嬉しい傾向でしょう。今一番ありがたいのは going_for2000 で若手プレーヤーの対局スケジュールが公表されていることです。時間の都合が良ければリアルタイムでチェスのゲームを観戦できます。事後に棋譜だけ見ただけでは分からないような臨場感も堪能できます。

2010年4月3日

R対R+Pのエンドゲーム

前回の投稿のポジションがまだ気になっています。いただいたコメント(1...Rf4 2.Re3 Kd5 3.Kg5 Rf8 4.f4 Rg8+ 5.Kh6 Rf8)で 本当にドローなのか。今日は Just the Facts! のルーク・エンディングの章をパラパラとめくり、このようなポジションを見つけました(白番)。


1r6/3k4/8/8/1PR5/1K6/8/8 w - - 0 1

これはコメントのラインの 3...Rf8 の直後に似ています(下の図)。



Just the Facts! によると、ポーンをルークで守れればたいていは勝ちで、載っているラインは 1. Ka4 Ra8+ {1...Rc8 2. Rxc8 Kxc8 3. Ka5 +-} 2. Kb5 Rb8+ 3. Ka6 Ra8+ 4. Kb7 Ra4 5. Rc7+ (下の図)で白勝ちだそうです。



しかし、黒にはルークを a8 と b8 を行ったり来たりさせるのではなく、いただいたコメントの発想を真似て ...Kd7-d6-d5 とキングを近づけるという手もあります。それだと少なくとも本に書かれている手法では勝てません。

GMが書いた本の中でわざわざ“たいていは勝ち”という例に用いられたポジションにドローの手順があるというのもちょっと考えにくいですが、1.Ka4 Kd6 の後 2...Kd5 狙いだと勝ちのラインを見つけられません(私には)。