2010年3月7日

How to Analyze a Chess Position



IM Danny Kopec 氏のビデオ How to Analyze a Chess Position を最後まで見ました。第一部の Threat(脅威)では、実際のゲームの中で指された手と最善手をかなりの数のゲームに対して挙げていました。第一部は要らなかった気がします。第二部の Assessment(評価)でようやくビデオのタイトルであるポジションを評価する手法の解説があります。第三部の Analyze(分析)では、分析というよりもゲーム解説に近かった気がします。

評価の手法が単純なわりに例として扱っているポジションが(私にとっては)難解なものが多く、2時間は長く感じられました。私にとってはあまり役に立たない例が多かったのですが、一番最後のポジション(以下の図/白番)の解説だけは非常にありがたいものでした。


4r3/pppk3p/3pr3/5B2/8/8/PPP3PP/4R1K1 w - - 0 1

「黒のルークはピンされているので、可能であれば ...d5 の後に ...Kd6 とし、ピンの解除を狙います。なので、白の1手目はその ...d5 を防止するために 1.c4 です。」
同様な解説がこの後も続きます。私はエンドゲームで突けるポーンが複数ある場合にどのポーンをどういう理由で突くのかが分からないことが多かったので、こういう解説を望んでいました。この例は Lasker's Manual of Chess からの抜粋だったそうなので、その本にちょっと惹かれましたが、Wiki の解説 を読むと必ずしも私が望むようなことばかりが書いてあるわけではないようです。

もう1回くらい見たら、このビデオもどなたかに譲るかもしれません。

4 コメント:

yoshimura さんのコメント...

いつもブログ拝見させていただいています。川中さんが紹介しているDVDなのですが、非常に興味があるのですが、短時間でもいいので貸していただけないでしょうか?

kawanaka さんのコメント...

Shabalov Gambit を使って私に勝っている yoshimura さんですか?貸すのは全然構いませんが、DVDではなくてビデオです。

yoshimura さんのコメント...

ビデオでも大丈夫です(笑
百傑のときにお願いしてもよろしいでしょうか?

kawanaka さんのコメント...

了解しました。持って行きます。

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