2010年3月18日

オープニングに関してまた迷う

昨晩は going for 2000+ に載っていたゲームをたくさん並べていました。当初は経験の浅いニムゾ・インディアンのゲームがあれば参考にしようと思っていたのですが、ダッチ、スラブ、カタランが多かったです。しかし、並べているうちに、段々それらを指したくなってきました。当面はニムゾ・インディアンとクイーンズ・インディアンに重点的に取り組もうという決意が揺らいでしまったわけです。

1.e4 対策の方に関して言うと、iPhone アプリの great chess games の Tiviakov-Anand のカロカンのゲームを見て以来、カロカンが気になっています。以前から分かっていたことですが、カロカンのポーン・ストラクチャーはスカンディナヴィアンと似ています。なので、ピース配置の参考になることを期待して going for 2000+ の 1.e4 のゲームではカロカンに注目していたのですが、なぜか2ゲームとも 1.e4 c6 2.d4 d5 3.exd5 cxd5。これではあまり参考になりません。

オープニングのレパートリー本で、ポーン・ストラクチャー的に似ているため同じような戦略を適用できるという理由で、スラブとカロカンをセットにしたものがあったことを思い出しました。買うかどうかは別として、オープニングの選択の迷いに拍車がかかります。

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going for 2000+ の気になるゲームを一通り見たら、残り時間2時間弱(昨晩、寝るまでに)。最近の自分のゲームの中でオープニングが気になっていたものを1つ選びました。そのゲームを再現しているうちに改善方法を思いついたので、さっそく Fritz に自分の案を検証させます。私のノートPCには Fritz の負荷が重過ぎるらしく、ただでさえ速くないPCが、耐え難いくらい遅くなります。Fritz の結論を永遠に得られそうにないので分析のパラメータをゆるくしたせいか(5手先→4手先)、Fritz は私の案とは別の手を選んできました。しかし、自分の案の方がどうしてもよく見えます。

もう1つ自分の過去のゲーム(相手は別のプレーヤー)を振り返ったら、上記と同じ案が適用できることが発覚。一石二鳥と言えば聞こえは良いですが、結局2時間かけてラインを1つ選んだだけ。百傑戦でその二人にその色で当たるとは限りませんし、仮に当たったとしても相手が同じ手を指してくるとは限りません。オープニングの研究は時間がかかる割りに得られるものが少ないと聞きますが、まさにそんな感じでした。

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