2017年8月14日

Japan League 4日目

7ラウンド目。黒。Kさん。前回と同じ QGD Cambridge Springs variation。


前回は取れるはずのないaポーンを取って負けましたが、今回は無事に 9...Qxa2 で1ポーンアップ。しかし、この直後でミスります。10.cxd5 に対してすぐその場で 10...exd5 と取り返していれば何の問題もなかったのに、後でも取り返せると思って先に Nxc3?11.bxc3(以下の図)とされた時にポーンがビショップに当たるのがその状態になるまで見えていませんでした。

この結果、マテリアル的にイコールに戻ってしまった上、c6に孤立ポーンを作らされてポジションを悪化させてしまいました。


17.Ne5 が飛んできたところで2つ目のブランダー。17...f6?。脳ミソが働いていなのか 18.Nxd7 の変化しか読んでいませんでした。18.Nc4 で自分のミスの深刻さに気付きます。次の 19.Nd6 を無傷で受ける方法が見つかりません。18...Ke7 19.Nd6 の後、19...Rb8 で守ろうとしても 20.Nxb7 Rxb7 21.Ba6 でルークは逃げるところがありません。なので、本譜は exchange down することはもう諦めて 19.Ba8 20.Nxc8+ Rxc8


できるかぎり局面をcloseにしたいところですが、39.hxg5 とされてしまいました。39...hxg5 だと相手のルークが Rb1-h1 経由で簡単に侵入できそうだし、39...fxg5 だと、...Nh4、Rc7-f7-f3 という希望(?)がありそうに見えたので後者を指したのですが、実は悪手でした。40.Rbxb6+! axb6 41.Rxb6+
せっかく40手を超えて30分をもらったばかりなのにリザインしました。
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結果、1勝3敗3引き分けで 2.5/7.0 ポイント。自分のレーティングの低さを考えたら上出来です。

特にポイントが取れた3R、4R、5Rは過去の自分よりも攻撃のための準備(ピースの配置)がうまく出来ていたと感じました。Vision 系スキルの弱さだけは克服する方法がないので複雑な駒の取り合いを間違えてしまう(例えば、今日の 11.bxc3 がビショップに当たるのが事前に見えない)のはもう諦めるとして、戦略、オープニングの知識、エンドゲームの知識だけ補強すれば、もう少し強くなれそうな気がします。

最近、タクティクスを除けば、重要なのはテンポだと実感していて、それを自分のゲームで活かすことが出来れば自分の棋力もう一段レベルアップできそうな予感がしています。何の根拠もないですし、時間もかかりそうですが。

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