2015年5月3日

全日本選手権3日目

5ラウンド目。白。Kさん。Colle。運が良いことに勝ちのラインに入ってくれました。12.BxNf6

r1b2rk1/p4ppp/1pq1pB2/2bp4/5P2/1P1BP3/P1P3PP/RN1Q1RK1 b - - 0 12
ここでもし、12...gxf6 とすぐに取り返すと 13.Bxh7+ Kxh7 14.Qh5+ Kg7 15.Qg4+ Kh7 16.Rf3 (以下の図)でほぼ終わりです。なので、いったん 12...Bxe3+ 13.Kh1 を挟むことが出来ますが、それでも 13...gxf6 とすると似たようなラインになります。ドキドキして待っていたら黒がリザインしました。

私は読む力がない分、オープニングは知識で補っているわけですが、相手が格上でも運が良い時はその知識だけでこのように勝てたりします。
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6ラウンド目。白。Hさん。DutchのStonewall風。

大まかなプランとしては、9.Qe2 の後、クイーンサイドにキャスリングし、キングサイドのポーンをガシガシ突いていくというものでした。ところが、持ち上げた駒はクイーンでなくてキングでした。思わず「あ!」と声を出してしまいました(すいません)。泣く泣く、したくなかったキングサイド・キャスリングをする羽目に。これでもうかなり戦意を喪失。追い討ちをかけるように頭が痛くなってきました。

鎮痛剤が効いてきた頃に40手目を迎えて30分が追加されました。てっきり相手は孤立したcポーンを狙いに来るか、dポーンを進める手順を捻り出してくるものと考えていました。私の読みははずれ、相手はメイトを狙ってきました。防ぎきれずに、以下のポジションでリザイン。無念。


1 コメント:

水野優 さんのコメント...

5Rきれいに決まりましたね。バード・オープニングのようにも見えますが、狙いは同じなんでしょう。

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