2012年8月12日

ジャパンリーグ2日目

3ラウンド目。黒。Nさん相手に4度目の QGD Cambridge Springs。当たることは事前に分かっていたので前の晩に予習・復習しましたが、このオープニングに関する参考文献はほとんどありません。それでも、12手目まではほぼ予定通りでした。

B7/5b2/3k1npp/1p3p2/1NpP1K2/2P2P1P/6P1/8 b - - 0 35
このゲームの終盤です。私のプランはナイトで c3 のポーンを狙う ...Nf6-d5-c3 とする準備として ...Bd5 もしくは ...Bc6 で相手とビショップを交換するというものでした。しかし、クリンチ状態が続き、相手からのドローオファーを受けました。

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4ラウンド目。黒。Iさん。Scandinavian。ゲーム開始前に相手がノートPCを使って過去の私とのゲームを分析していました。しかし、だからといって違うオープニングに切り替えられるほどレパートリー豊富ではないので、相手がどんなにプレパレーションしてこようとも自分のレパートリー通りに指すしかありません。それよりも私もノートPCが欲しいと思いました(1台ありますが、バッテリーが死亡している激遅ノートPCです)。

相手のブランダーで exchange up していましたが、ここで私もブランダー。ルークをd列に重ねるつもりで 4...Rd7?。指してから 25.d5 でメイトスレットがあることに気付きました。

B3b3/8/3k2pp/1p3p1n/1NpP4/2P1KP1P/6P1/8 w - - 7 39

その後、お互いに持ち時間が減ってきてバタバタしていましたが、40手目を超えて持ち時間30分が加算されてちょっと一服。状況を見直します。

1r4k1/pp3R2/8/2pP3B/2P5/r6P/5PPK/8 w - - 1 42

白はキングサイドにポーンを3つ持ってて勝つ気満々。黒のチャンスは aポーンのみ。


3r4/3P2PB/1p3k1P/2p5/2P3K1/8/p7/8 w - - 0 59 59.g8=Q Rxg8+ 60.Bxg8 の後、60...a1=Q だと 61.d8=Q で双方にクイーンが出来ますが、プロモーションを1手だけ我慢して 60...Ke7 とキングを寄せる手を挟むことで 61.h7 a1=Q と自分だけプロモーション達成。勝ち。混戦を制したという気分です。

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