2010年8月28日

松戸のサマートーナメント(1日目)

1ラウンド目。黒。Hさん(1470)。スカンディナヴィアン。序盤で間違えて、完璧に出遅れ。



しかし、幸い硬直気味だったので展開が追いつきました。そして、最後はナイトが大活躍。勝ち。

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2ラウンド目。白。Tさん(1950)。“Sneaky Grunfeld”。序盤は良かったと思いますが、悪手の連続で苦しくなりました。18...Rxb2 19.Qxa5 の後、まったく予期していなかった手が飛んできました。


r5k1/p2qppbp/2p1b1p1/Q2nP3/3P2P1/P1N2N1P/1r1B1P2/R4RK1 b - - 0 19

19...Bxg4!

これは痛い。

20.hxg4 Qxg4+

負け。

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会場で最後まで残っていたゲームは 白K vs 黒K+N+Bのエンドゲーム。詰ませ方を知っていれば(ビショップの色の角にKを追い込む)黒が勝てますが、白は50手(もしくはスリーフォルド)狙いです。棋譜をつける義務に関して疑義が生じたので観客の私はTDを呼んできました。

『片方でも持ち時間が5分を切っていれば、もう1人も仮に5分以上持ち時間があっても棋譜をつけることは義務ではない。ただし、マナーとして記録はした方がいい。』
→ これは松戸ではよく耳にするので驚きませんでした。

『一度5分切っても、加算分で再び5分を上回ったら、再び棋譜をとる義務が生じる。』
→ そう聞こえました。これは意外でした。

結果的に黒が時間で落ちたのですが、ドロー扱いになりました。これまた意外な結果でした。
『時間で落ちても強制手順で勝ちを証明でき、アービターが認めればそれでいい。』
→ え?時間で落ちても自動的に負けじゃないんですか?しかもフィッシャーモードで?

チェスはルールだけは簡単だと思っていましたが、今日はまるで法解釈をしているみたいでした。

こういう時のために K vs K+N+B をサクサク詰ませられるように訓練しておこうかな ...

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明日の組み合わせはもう発表されていますが、相手の情報がないので出たとこ勝負です。

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