2021年11月22日

Japan Open 3日目



5ラウンド目。黒。Kさん。Scandinavian。


前回当たったのは2018年。どうせ同じにはならないだろうと思いつつも当時のゲームを並べておきました。ところが、意外にもここまでは前回とまったく同じ。前回はここで間違えましたが、昨晩 復習しておいたおかげで同じミスは避けられました。プレパして役に立つのは珍しい気がします。


キャスリングが難しいことに気付きます。例えば、7...Nf6 8.O-O Bd6 なら、9.Re1+ が痛いです。なので、7...Bd6 を先にして、8.O-O なら 8...Ne7 で我慢するつもりでした。ところが、白が指したのは 8.Nc3。これで普通にキャスリングできそう。8...Nf6。

おっと危ない。ここもうっかりキャスリングしようものなら 11.Nxc6 を喰らいます。こういうことに気付けるのも時間がたっぷりあるから。とうわけで、10...Be5 を挟んでおきました。


派手な手が来ますねぇ。これもOTBならでは。飛んできたビショップはすぐには取れませんが、15...Bg4 16.f3 Bxf3 17.gxf3 Rxf7 と、バックランクを守りながらマテリアルを取り返せます。


ここは 21.Rd8+ Rxd8 22.Nxd8 で 23.Re8# が threat になる流れを読んでいたのですが、白が実際に指したのは 21.Nd8。たしかに mate threat はありますが、21...h6 で白はマテリアルを損することが避けられません。勝ち。
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6ラウンド目。白。Fさん。Queen's Indian Defense。


このあたりは白なのに苦しいと感じてました。ピースを動かす余地があまりない、的な。でも、コンピュータの評価値は意外にも 0.0 なんですね。ほんと、自分の局面評価はあてにならない ...


ナイトを良いマスに置けて安心したところで、黒のキングサイドアタックの始まります。


33...Qxe3 をされないように e3 を守ったのですが、ここで 33...d4 を突かれたら死ぬと思ってました。白からは 34.exd4 出来ないですから。でも、別に黒から 34...dxe3 が出来るわけではなさそうなので、実際はどうってことなさそう。


前の局面から20手を経てようやく黒がクイーンサイドのポーンを突いてきました。しかし、54.Qc4+ を見落としたと想像します。30手くらい延々と防戦一方でしたが、このチェックのおかげでようやく息を吹き返しました。


ポーンを得してますが、2段目を守っていなけれならない(特に ...Re2 を警戒)のでドローオファーしたら受諾していただけました。しかし、gポーンはパスポーンなので自分の方が若干有利(少なくとも黒からルークを交換できない)と思っていたのですが、評価値は -4.7。どうしてそうなるのか分かりませんがラッキーだったようです。

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