2018年5月3日

Golden Open 1日目


今大会からの大きな変化がこのチェスクロック。JCAが用意してくれました。私がアービターのセミナーで発言したりブログで書いたりしたこと(今まではお金を払って貸し出しているのにトラブルが多いクロックだったし、FIDE標準から除外されたモデルでした)が通じたのかどうか知りませんがこれはみんな嬉しいでしょう。
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1ラウンド目。黒。Uさん。Catalan。


閉じ込められたクイーンサイドのビショップを出すための 9...b6 という手。実は過去にはあまり指したことありませんでした。こういう局面をどう打開すればいいのか尋ねると上手い人はだいたいこの手を教えてくれます。コンピュータの解析でもベストムーブとして見なしてくれました。小さなことですが、何でもいいからこういう進歩を感じたいです。


格上相手にかなり耐えたと思ったのですが、35...e5 36.Qxe5 Ne6 で受かるのかどうか考えているうちに時間切れ。

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2ラウンド目。黒。公式戦は初対局のS君。Scandinavian。


序盤はそれほど差はなかったのですが、ここらへんからキングサイドへの圧力をビシビシと感じるようになり(特にhポーン)持ち時間が1分ほどしか残っておらず間違えました。33...g5? 34.Rxf5!。このルークを取ろうものなら、35.Re8+ が致命傷となります。この先はもう脳内パニック。負け。
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3ラウンド目。白。Yさん。Colle。


あまり馴染みのない局面なのでやたらと時間を使わされます。17.bxc5 Qxb7 はポーンストラクチャー的に避けたいです。


指せるものなら次は 27.Bc5 でルークの利きを遮るつもりでした。ところが、26...d4!。このポーンを食ったらメイトを喰らいます。自分よりもレーティングが低い相手が指す手とはとても思えず焦ります。


33...Rxb1 34.Rxb1 Rc1 なら 35.Rb2 で逃げ切れることを確認してから指した 33.Ke2。残り時間は約30秒でした。33...R1c4。どうするか考えているうちに時間切れ。せっかく1ポーンアップでクイーンサイドのポーンが強そうなのに ....
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明日は会場の都合で休みです。

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