2019年8月10日

Japan Chess Classic 2019 2日目

3ラウンド目。黒。Sさん。


Accelerated Queen's Indian の実践2日目。まだ何も分かっていません。


今までは基本的に ...d7-d5 ばかり指してたので d6 のポーンを守ったことがなく、非常に窮屈に感じます。次に 13.Nb5 が来ると予想していたので d6 を事前に補強するための 12...Nf8 を指しましたが、13.Bb5 が来てミスに気付きます。ここは 12...a6 がベストでした。


ナイトが落ちそうでやばい状況です。ベストは、b5に利いているナイトを 17...Bxc3 18.bxc3 と排除してから、18...a6 19.Bxd7 b5 です。そんなラインは気付かなかったので本譜は 17...Bc8? Bc6。ここからは下り坂。


ここでリザイン。

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4ラウンド目。白。チェスクラブ白金のメンバー。初対局です。Modern。


クイーンサイドにキャスリングするのが怖かった(実際ここでの 19.O-O-O はブランダー扱いです)ので 19.Rd1? Rb6。狙いは Nh2-f3-e5 ですが ...


あれから数手、ようやく攻撃に転じれると思い、28.Nf3?。しかし、そんな悠長なことをしている場合ではなかったことを相手の次の手で思い知らされます。28...Nxb3!。多少は抵抗してみましたが無駄でした。以下の局面でリザイン。



2019年8月9日

Japan Chess Classic 2019 1日目

1ラウンド目。黒。Eさん。English。

先日、ここのブログ で教えていただいた 1.d4 対策(1...Nf6、2...b6、3...Bb7)をさっそく試します。1.d4 ではないですが。



17手目でお互いに展開終了。この時点の評価値は 0.79。


ここから白が巧い手順でポーンアップします。20...Nxb5。ここで 21.Nxb5 より先に 21.Rxc8 を入れることが大切。21...Rxc8 22.Nxb5(下の図)。
e7のナイトを守らなければならないのでa7のポーンが落ちます。


1ポーンダウンなので出来れば逆色ビショップを残すようにしたいと考えていたのですが、そんなことを許さない手(33.b5)が飛んで着ました。33...Bxe4 34.Nxe4 で、ビショップ対ナイトのエンドゲームに突入します。


これでほぼ終わりです。パスポーンを止めるために 47...Kc7 と寄るしかないのですが、Nxe6+ でビショップが落ちることが避けられません。負け。
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2ラウンド目。白。相手は小学生くらいの子供でした。


小心者なので相手が幼くても不安でしたが、この 5...a6? を見て安堵。6.Bxc6+ Bd7 7.Bxa8 でルークアップ。


マテリアル的にはルークを1つ返しても問題ないので、単純化しました。27. f8=Q+ Bxf8 28.Rxf8 Kxf8 29.Rxe6。勝ち。とりあえず1ポイント取れて気が楽になりました。

2019年7月15日

世田谷チェスリーグ第3セッション


今回1番ボードがライブ配信されました。直前のセッションで導入されていたら私のゲームが配信されていたかもしれません。DGTのこのボードが使われるのを見るのは3回目ですが(フランスのGM Maxime Vachier Lagrave 来日時と World Computer Chess Championship 2013 に続いて)国内の普通の大会を配信するのは初めてかもしれません。また、すべてのボードでテーブルクロスが敷いてありました。よくあるテーブルの段差を緩和してくれます。

また、ポスターもあり、QRコードが付いてます。試しに今度自分のサイトのQRコードを作ってみようかと思いました。実用性がなくてもどんなものなのか試してみたいです。
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5ラウンド目。黒。Nさんとは2回目。Catalan。


ここで 20...Bxe5。自分のポーンが白マスばかりなので黒マスのビショップの方が白マスのビショップよりマシなはずなんですが、それでも相手のナイトの方が価値が高そうなので交換。実際、後々自分のナイトが一番強かったと感じたのでそんなに悪い判断ではなかったと思います。


罠です。38.Ba6 でのクイーン取りを狙っています。こういう手を思い付く相手はすごいと感心しつつ、察知した自分を自分で褒めたいです。37...Kf8 でクイーンの逃げ場所を確保。


この2手前にドローオファーをしているのですが却下されました。レーティングは約200離れているし、白は持ち時間が30分も多いので当然かもしれません。しかし、このように g3 か c5 のどちらのポーンを取れる状況を作れるのはナイトならでは。


前の局面から25手後。今度は白からドローオファー。黒の方がいいのは間違いないのですが、どうしていいか分からなかった(e6のポーンを守りつつ、パスポーンを守りながら進める方法)のに時間がそろそろ危なくなってきたので受けました。ファイティング・スピリットには欠けてたかも。
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6ラウンド目。白。既に相手の方の ブログ でこのゲームのことは書かれていますが、自分でもいつも通りに書いておきます。この ブログの記事 ではつい先週 Chess.com のブリッツのレーティングが2000を超えたことも書かれており、1600に届かない私よりも圧倒的に強いことは数値的に明白です。加えて、世田谷チェスリーグの検討室で彼の話す内容を聞いているとオープニングに広く深く詳しいだけでなく説明が分かり易いんです。「説明がうまい」=「頭がいい(頭の中が整理されていて相手が理解しやすい言葉を選んでいる)」ですよね?その彼が私相手にプレパレーションしてきたというのでオープニングの段階でボコボコにされると悲観していました。で、何をされるのかビクビクしていたら、オープニングは Queen's Indian。

意外なことにオープニングは無事にクリア。


13.cxd5?! Nxd5。自分から取らない方が良かったですね。Isolated Queen Pawn が出来ましたがそれを活かせるほどのピース・アクティビティがなかったのでただの弱点になりました。


19.Qc2?。Chess.com で解析するとこの手の評価は Good なんですが、その後の流れ(19...Qxc2 20.Bxc2 Bxf3 21.gxf3 Bxd4 22.Rd1(下の図))を見ると私はブランダーだと思います。

検討戦の際に上の局面での相手の読みを聞いて驚きました。私は 22.Rd1 を指す前にビショップによる discovered attack が危険でないことを確認するために、22...Bxf2+ 23.Kxf2 Rxd1 24.Bxd1 なら大丈夫と判断したのですが、黒はそのさらに先まで読んでいて、24...Nd3+ 25.Ke3 Nxb2 で取り返せるように見えるが(下の図)26.Bc2 もしくは26.Be2 でナイトがトラップされるため駄目、と。元々分かっていたことですが、この人にはどう転んでも勝てないでしょう。



黒にはdポーンを孤立させない(e列に残す)という選択肢がありました。しかし、本人いわく「パスポーンを作りたかった」のでこうなりました。一見弱そうに見えるのですが、c3 d3 e3 をブロックしているので実は守れているという絶妙な状態です。


この時点ではもうパスポーンを止めるのを諦め、ビショップを捨てることにしています。その代わり、黒のクイーンサイドのポーンを取って一発逆転を狙っています。


47.Kxb6 はもちろん出来るんですが、その後の 47...Nd5+ と 48...Nxb4 が見えたのでここでリザイン。

2019年5月19日

世田谷チェスリーグ2回目

1回目は2ヶ月前で、その続きです。次回の3回目は約2ヶ月先です。

タイムコントロールは60分+30秒/1手。

3ラウンド目。白。Fさん。Modern。


序盤はこんな感じでした。黒がキャスリングしてくれる Pirc と違ってどこにフォーカスすればいいのか分かりにくい構造です。


この後、黒は 20...Qxb4 でポーンを取り返すと読んでいました。その後、もし 21...Nc4+ をされるとピンで 22.bxc4 が出来ないのでどうしようか考えていました。ところが、黒がここで指してきたのは 20...Nc4+!。

え、いきなりですか ... ナイトをタダでくれるはずがないので黒は勝ちを読み切っているに違いないと感じました。しかし、それでもこのナイトは取らざるを得ません。取らずにクイーンを取らせたら読むまでもなく負けですから。21.bxc4 Qxb4+

22.Ka2 Qa5+。ここでリザインしました。どこに逃げても 23...Rfb8+ と 24...Qa1+ が強烈だし、ルークのチェックを防ぐためにナイトが動けばクイーンが落ちますから。20...Nc4+ のような大技を喰らったのなら負けても諦められます。

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4ラウンド目。黒。Kさん。Scandinavian。


12...Bxf3 の後、13.Bxd6 Bxe2 なら黒の方がいいので、白はビショップかクイーンのどちらかで取り返すはずです。その際に 13...Qxd4 をして大丈夫か確認していました。そのポーンを取るのがいいか悪いかは別として自分より強い相手と戦う場合(まあ、私の場合、自分より弱い相手に当たることは滅多にないのですが)こういうリスクは取らなければアドバンテージを取れるチャンスはほとんどありませんから。で、14.Rfd1 には 14...Qc5、さらにビショップかナイトで追いかけられたら 15...Qf5 に逃げるつもりでした。ところが、実際には 12...Bxf3 13.Bxf3 Qxd4 14.Bxc6+。

想定外の手でポーンを取り返されました。こういう手を指されると「あ、やっぱり自分より格が上だ」と実感します。


16...Nd5 はおそらく白が交換してくれると見込んで指しました。交換してくれれば、孤立したcポーンを隣のファイルに連結できると考えたからです。17.Nxd5 cxd5 18.Qa4+。

狙い通りにポーンを連結することは出来たのですがキャスリングが出来なくなってしまいました。ナイトを動かす前は c6 にポーンがいて Qa4 はチェックにならないので、見落としました(この手のミスは防ぐのが難しいです)。


ここでこのゲームで一番後悔する手を指しました。キングがdファイルに寄ればe6のポーンを守れることは分かっていたのですが、48.Kb5 を許してしまうとaポーンが落ちて負けると直感が告げていたので盤面からポーンを減らす 47...e5? を。48.fxe5 fxe5 49.Rxe5 Rxa3

この時点だとポーンの数は同じですが、gポーンは守れません。


ここが最後のドローのチャンスだったようですが、

がベストで評価 0.00 と言われても、62...Kc8 なんて私レベルの普通の人間が指せる手だと思えません。実際はhポーンのプロモーションを止められずに負け。
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前回と合わせて2勝2敗。

2019年5月4日

全日本選手権5日目

9ラウンド目。白。Tさん。Pirc。


通常ならもっと早く Nf3 を出しているのですが、手順の関係で出さずに済んでました。1手得した気分だったので 6.Nf3 をすっ飛ばしてより攻撃的な 6.Bh6。コンピュータには inaccuracy 扱いでした。実際、6...e5 を指されて d4 のポーンを守れるような手が必要となります。展開を終えてないのに攻撃を始めるなってことを学習してませんね。


20.Rdh1 で missed win(勝ちを逃した)という珍しい評価コメントが出ました。20.Nef4 がベストらしいです。それも考えたのですが、21.Nxh5 とした後に ...Qxh3 をされるのが怖くて指せませんでした。しかし、20.Nef4 の後に黒の手を飛ばしてすぐに 21.Nxh5 と出来るのであれば、21...Qxh3 に対して 22.Ndf6+ Kh3 23.Qh6# があるので大丈夫なようです。


22...Qa1# があるので 22.Nxe8 をしている余裕はありません。22.c3 を考えましたが、mate threat の可能性を消したいと思って本譜は 22.Qc3。しかし、ベストは 22.c3 だったし、相手もその方が困る手だったそうです。


困る手が来ました。...d5-d4 とポーンを突かれて c3 のナイトがいなくなり、...Rxc2+ を喰らって h2 のルークが落ちるのが一番困るパターンです。c3 のナイトを守れないなら代わりに相手のナイトを取ってやろうという 28.Rg4 を指し、28...d4 29.Rxf4 dxc3+ と続きました。


b4 のナイトを逃がすような手を指すと予想していたのに、ポーンを突かれて焦りました。観戦していた人に「いかにも動揺していた感じ」と言われましたがその通りです。ここで勝つのは諦めてパペ(perpetual check)を狙う作戦に変更しました。そのために、7段目にルークを2つ並べ、f3-f4 で相手キングの逃げ道を防ぐことを狙います。


プロモーションはされましたが、とりあえず自分の狙っていた配置にはできました。ただ、私には黒キングにパペを逃れられるのかどうか読み切れません(こういうのを読むのは苦手です)。幸い黒は4回目のチェックで諦めて threefold にしてくれました。Exchange down した時点で負けた気分だったからドローでもいいやと思ってくれたらしいです。本当は黒キングは d4 経由で逃げられるんです。助かりました。
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10ラウンド目。黒。Aさん。English。


オープニングはめっちゃ考えて指しました。まずは、7ラウンド目で嫌だった白の Bg5 を避けるために ...Nf6 をあえて遅らせて 4...Be7 5...c6 を先に出し、6.e3 を待ちます。

次は h7 を狙う Bd3 を防ぐために 6...Bf5。7.Be2 にして欲しかったけど、7.Bd3。以前 似たような形で ...Bg6 と下がって Bxg6 hxg6 で hファイルが開くこと期待した際、白に Ne5 を指されて面白くなかった経験からすぐに 7...Bxd3 8.Qd3。次は Ne5 をやりにくくするために、...Nf6 より先に 8...Nd7 と 9...Qc7 を。

こんな感じでじっくり考えて指していたらオープニングだけで30分使ってしまいました。あとでタイムトラブルの原因になってしまいますが、このじっくり読むという行為は訓練としては非常によかったと思っています。しかし、こういうことを大会だけでなくほぼ毎日やってないと今より強くなれないと思います。サラリーマンには無理ですが。


これで一旦自分が目指した配置に出来ました。評価 -0.49 なので黒としては成功でしょう。このあと10手くらいはこの状態を維持していました。


残り時間が少なくなってきて読みが雑になってきたところでブランダー。次の 28.Qg4 が mate threat になり、ルークに当たることを見落としていました。28...Rxe5 は避けられません。こうなってしまうともうダメです。パペを狙うも許してもらえず、時間がなくてクイーンをただで献上してしまってリザイン。
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結果、1勝8敗1分。全敗は避けられたものの最下位です。