2019年3月23日

東京チェス選手権1日目

タイムコントロールは45分+30秒/1手。

1ラウンド目。黒。Hさん。Scandinavian。


レーティング差が600あってもここまでピースが減ってくればチャンスがあるかもしれないなどと考えましたが、甘々でした。このポジション、d6のポーンを構造的に守りにくいのです。本譜の 16...Nhf6 は悪手でしたが(17.dxe6)そうでなくても、自分から 16...exd5 としても 17.Rxd5 で d6 のポーンを守るのは厳しいですし、16...e5 と突き越しても 17.Ne4 や 17.Nf5 で d6 に圧力をかけられます。

展開の差(白のルークの位置が良いのに対して黒はキャスリングすら出来ていません)を巧く利用されてひたすら攻撃され、ジリ貧負け。以下がリザインした局面。

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2ラウンド目。白。S君。Colle。


9.f3 に対抗する 9...f6? はブランダー。本人も指した後に気付いたそうですが、10.Nxc6 が黒クイーンに当たるので、e4 のナイトが落ちます。

これ以降はピースの等価交換を続けてこちらにビショップが残り、勝ち。

相手はチェスを始めてまだ1~2年らしいのですが、検討戦で考えていたことを聞くとすごくよく考えていて驚きました。将来有望な若者です。
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3ラウンド目。白黒。T君。Larsen's Opening。

オープニングのフェーズが終わった頃はこんな感じ。これで黒なら悪くないと思います。

しかし、以下の局面でブランダー。

23...Qxd8 ならば評価 0.00 なのに、23...Rxd8 と取り返したものだから 24.Ba5 が刺さり exchange down。


白はここで 46.Rxc3 として、クイーンサイドの connected passed pawns を得ます。少し粘ってみましたが、stalemate の見込みすらないことが分かった時点でリザイン。

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