2019年3月22日

新しいトレーニング(チェス、スペイン語)

<チェス編>
これは是非覚えておきたいというチェスのポジションはありませんか?そういうポジションに出くわした時、ちゃんと1年後でも覚えていられますか?

私は自分のゲームや Chess.com の Tactics や twitter で流れてきた問題で覚えておきたいと思ったポジションはスクリーンショットを撮っていました。でも、それだけ。

そんなある日(先月の福岡選手権ですが)自分のゲームで教科書的な Colle の 15.Bxh7+ がキマり、こんなポジションになりました。

15...Kh8 の代わりに 15...Kxh7 なら 16.Rh3+ と 17.Qg4# の2手メイトなので楽勝のつもりでした。15...Kh8 でも6手メイトなのですが、仕留め方が分からず結果的に黒キングを逃がしてしまったのはブログに書いた通りです。実はこれは個人的には非常にショッキングな出来事でした。で、次回同じポジションになったら「絶対、絶対、絶対メイトしてやる!」と自分に誓います。でも、忘れないようにするにはどうしたらいいのでしょう?

最近電車の中では既に一度は読み終えた『Chess Training Pocket Book』を読み返しています。私は駒を動かさずに頭の中で考えるのが非常に苦手なのでこういうアナログな手法の方が(とりあえず1手指してみて相手の反応を見れる Chess.com の Tactics よりも)練習に向いていると考えたからです。この本の序章に実はいろいろ良いことが書いてありました。例えば「GMでも忘れる。忘れたくないポジションは繰り返し見ろ。」とか「この本は私(著者)にとって有用だと思うポジションを集めたものだ。同じテーマ(例えば、backrank)であっても人によって分かり易いポジションは異なる。だから、本当は自分にとって分かり易いポジションを使った方がいい。」とか。それで、決めました。福岡でのゲームを含め、自分がかき集めてきたポジションの画像を有効活用しよう、と。

この目的のために、自分の集めたポジションをスマホ(iPhone)で見れるようにしました。やりたいことはフローチャート的にはこんな感じです。解答が分かるならいちいち表示しないでさっさと次の問題に移りたいので。

実際に iPhone で見るとこんな感じ。

実物を見たい方は ここ をクリックして下さい。まだ問題数が少ないですし、あくまでも私向けなので面白いとは限りません。また、ただの画像なので駒は動きませんが、解答には FEN を載せてあるので解析用アプリにコピペして使うことは出来ます。

電車に乗っている時の隙間時間とかにこの自分用のトレーニングサイトを活用すれば、私は覚えたいポジションをずっと忘れないはずです。継続できる自信はあまりありませんが、とにかく行動して改善を繰り返すことが大事だと思ってます。

<スペイン語編(おまけ)>
Duolingo は毎日やってます。しかし、それだけだと大きな進歩は期待できないんです。上達を望むなら動詞の活用をちゃんと覚える必要があります。スペイン語の1つの動詞には70以上の活用があり(しかも例外パターンがわんさか)それをすべて暗記するの大変です。それで億劫になってましたが、真正面から取り組まないとスペイン語を勉強している意味がありません。というわけで、上記のチェスと同じ原理のトレーニング用のサイトを作りました。

実物は ここ で見れます。私と同じようにスペイン語の動詞を覚えたい方には役に立つと思いますが、このブログを読む人のほとんどはチェス勢でしょうから、そんな人はほとんどいないでしょうね。

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