2014年11月9日

スカイオープン

1ラウンド目。黒。K君。小さなお子さんでしたが指すのがとても速いので、開始直後は「時間切れ負け」という単語が頭の中をよぎります。フィッシャーモードではないチェスは久々だったので時間の使い方の感覚に不安がありましたが、結果的には無難に勝てました。以下は途中の状態です。

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2ラウンド目。白。First Fridayでブリッツをしたことがあるので自分よりは強いと分かっているGさん。Queen's Indian もどき。

2r1r1k1/pb3pbp/1p1Bp1p1/4P1q1/2Pp1n2/1P1BR1P1/P2N1P1P/2R1Q1K1 w - - 0 21
上の局面は黒が 20...d4 と指した直後です。これは予想通りの手で 21.Nf3 Qg4 なら 22.Nxd4 でルークを守ると読んでいたのですが甘かったです。22...Nh3+ Kf1 の後(以下の局面)、d4のナイトが落ちます。負け。

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3ラウンド目。黒。筑波のH君。Scandinavian。ポーンを幾つかいただき、ピースもいただきました。以下の局面で最後の攻撃を考えます。

5r1k/pp3rpp/6q1/1P1p4/4p3/6P1/3P4/2R1Q2K b - - 0 33
33...Rf2 と指しました。次は、34...Qxg3 でも 34...Qh5+ でも楽に勝てそうです。34.Qxf2。白はキングを守るためにクイーンを捨てたのだと判断。34...Rxf2??。指した後で相手のルークの存在を思い出しました。34.Rc8+。The End。バックランクメイトになります。それまで私にくれた駒達はすべて私を油断させるための巧妙な伏線だったとしか思えません。残念ながらタイムトラブルは言い訳になりません(残り時間は3分少々でしたが、全然焦ってはいませんでした)。「やっちまった」としか言いようのない負け方でした。
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4ラウンド目。白。Aさん。Queen's Pawn Game。

白の最後の手は29.gxh6+。相手はこのポーンを触ってしまいましたので取るしかありません。29...Kxh6 30. Rh1#
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他の人のゲームで興味深いことが起きました。白は(キング以外に)ポーンを1つ、黒はナイトを1つしか持っていない状況でした。以下の写真はイメージであり、具体的な局面ではありません。いずれにせよ、白の時間が切れました。黒は自分の勝ちだと思ったようですが、アービターいわくこれはドローだそうです。

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今大会の賞品です。ネクタイが欲しかった ...

大会の写真はおそらく明日ホームページに載せると思います。

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