某ホームセンターでインテリアグッズとして(?)販売されているチェスセットですが、まだ売れ残っていました。ブログを遡ると前回見たのは2011年12月13日ですから1年以上経ってます。あいからず、黒のナイトが見当たりません。
2013年9月29日
2013年9月24日
ギネス記録保持者
つい最近知ったことですが、国際頭脳スポーツフェスティバルに参加するために8月にイランから来日していた GM Ehsan Ghaem-Maghami は同時対局数のギネス記録保持者だそうです。2011年2月8日から2月9日にかけて604人相手に25時間かけて対局し580勝8敗16分という結果でした。
以下の写真は8月の大会のものです。
以下の写真は8月の大会のものです。
2013年9月19日
チーム戦の改善案
みとじんさんからのコメントへの返事を書いているうちに文章が長くなってしまったので1投稿として切り出しました。上杉君の記事やtwitterで流れたつぶやきを読み、どうすればより良いチーム戦になるか改善案を考えてみました。
チーム編成とチーム名について
優勝者コメントで慶應義塾大学OB-1は「本当は本郷として出たかった」と漏らしていました。また、慶應義塾大学OB-2はどうやらIVリーグ(最近始まった上級者によるトレーニング)が母体となっているようです。私の想像ですが、どちらのチームも参加要件を満たすために仕方なく“慶應義塾大学”を名乗った結果偶然同じクラブ名になってしまっただけで、両者がもし5ポイントで並んだとしたら最終ラウンドは一騎打ちを望んだのではないでしょうか。
このような不自然なチームが出来てしまうのは参加要件をJCA登録クラブ・サークルに限定しているからでしょう。JCAの立場上登録されたクラブに限定したい気持ちは理解できますが、チーム名に相応しくない無理のあるメンバー構成を見るといっそのこと好きなチームを組めるようにした方が良いのではないかと思えてきます。
過去には内輪受けのチーム名もあったように記憶しています。それを良しとしないならば、チーム名称にはある程度制約を設ける必要があるかもしれません。それでも、「極力実際の活動団体や活動場所の名称を用い(本郷、TUCC、8x8、Chess.com、等)、それが無理ならば部外者であってもどのようなチーム構成なのか容易に理解・納得できる名称にすること(欧州出身者チーム、チェスコーチ<実名>の教え子チーム、等)」くらいで十分だと思います。
正規のJCA登録クラブに対して何らかの優遇措置を与えるとすれば参加費に差をつけることだと思います。例えば、クラブ内でチームを組んだ4人が1年以内にそのクラブ内の公式戦に参加していることを条件に割引を適用するならば、松戸や千葉の例会に参加するメリットが大きくなり、集客力が増すかもしれません。
ペアリングについて
同じクラブのチームは当てないというルールは前の投稿を書いた時点では適正な競争を阻害しているだけにしか見えなかったのですが、東北大学のように遠方から5チームも送り出したクラブにはありがたいルールだったと知りました(それでも初日はAとC、BとCが当たってしまっています)。また、慶應義塾大学OB-1と慶應義塾大学OB-2がそれぞれ本郷とIVリーグとして参加していたとしたら、このようなルールがあっても双方が勝ち上がればいずれは対戦することになります。そう考えると、好きなチームを組めるようにするのであれば、なにも2日目に限定せず、全ラウンドに適用しても問題ないように思えます。
いかがでしょう?
チーム編成とチーム名について
優勝者コメントで慶應義塾大学OB-1は「本当は本郷として出たかった」と漏らしていました。また、慶應義塾大学OB-2はどうやらIVリーグ(最近始まった上級者によるトレーニング)が母体となっているようです。私の想像ですが、どちらのチームも参加要件を満たすために仕方なく“慶應義塾大学”を名乗った結果偶然同じクラブ名になってしまっただけで、両者がもし5ポイントで並んだとしたら最終ラウンドは一騎打ちを望んだのではないでしょうか。
このような不自然なチームが出来てしまうのは参加要件をJCA登録クラブ・サークルに限定しているからでしょう。JCAの立場上登録されたクラブに限定したい気持ちは理解できますが、チーム名に相応しくない無理のあるメンバー構成を見るといっそのこと好きなチームを組めるようにした方が良いのではないかと思えてきます。
過去には内輪受けのチーム名もあったように記憶しています。それを良しとしないならば、チーム名称にはある程度制約を設ける必要があるかもしれません。それでも、「極力実際の活動団体や活動場所の名称を用い(本郷、TUCC、8x8、Chess.com、等)、それが無理ならば部外者であってもどのようなチーム構成なのか容易に理解・納得できる名称にすること(欧州出身者チーム、チェスコーチ<実名>の教え子チーム、等)」くらいで十分だと思います。
正規のJCA登録クラブに対して何らかの優遇措置を与えるとすれば参加費に差をつけることだと思います。例えば、クラブ内でチームを組んだ4人が1年以内にそのクラブ内の公式戦に参加していることを条件に割引を適用するならば、松戸や千葉の例会に参加するメリットが大きくなり、集客力が増すかもしれません。
ペアリングについて
同じクラブのチームは当てないというルールは前の投稿を書いた時点では適正な競争を阻害しているだけにしか見えなかったのですが、東北大学のように遠方から5チームも送り出したクラブにはありがたいルールだったと知りました(それでも初日はAとC、BとCが当たってしまっています)。また、慶應義塾大学OB-1と慶應義塾大学OB-2がそれぞれ本郷とIVリーグとして参加していたとしたら、このようなルールがあっても双方が勝ち上がればいずれは対戦することになります。そう考えると、好きなチームを組めるようにするのであれば、なにも2日目に限定せず、全ラウンドに適用しても問題ないように思えます。
いかがでしょう?
2013年9月16日
チーム戦2日目
4ラウンド目。黒。東京AチームのHさん。Semi-Slav。特におかしな手はなかったのですが徐々に押し込まれ、以下の局面で白番。
4Qb2/pbqn1Nkp/1pp3p1/2P3B1/2BP4/8/P4PPP/6K1 w - - 1 29
予想していたのは 29.Bh6+ でしたが来たのは 29.Nd8。30.Qf7+ Kh8 31.Qg8# を防ぐには f7 の地点を守らなければならないので 29...Nb8 でクイーンの利きを開けたら30.Ne6+ のナイトフォークを喰らってリザイン。しかし、他のチームメンバーが皆格上相手にポイントを取ったためチームとしては勝ち。昨日の2R目に続きレーティング的にはありえないことが起きました。
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3番ボードから2番ボードに上がってきました。
5ラウンド目。白。麻布OBチームのS君。Queen's Indian。黒のb7のビショップが強力で途中から防戦一方。にもかかわらず、この局面から 26.h3 を指しておこがましくもドローオファーしてみました。
5rk1/pb2b1pp/1p5q/2p1p2r/2P5/1P3N2/P2NQPPP/4R1RK w - - 8 26
黒はすかさず 26...Rxh3+!。この後、27.gxh3 Qxh3+ なら 28.Nh2 で耐えられると勘違いしていました。27.gxh3 を指すとf3のナイトはピンで動けないのです。リザイン。残りのメンバーも全敗です。
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前局負けたのになぜか1番ボードになってました。間違いではないのか確認してもらいましたが、同じ母体のチーム同士はなるべく当てないようにするというルールがあるため仕方ないようです(追記:あとで分かったことですが、慶応大学OB-1チームは他の4ポイントと3.5ポイントのチームには当たり尽くしていました。以下がその時のスタンディングです)。この変なルールは撤廃した方がいいと思うのは私だけでないはず。
6ラウンド目。白。慶応大学OB-1チームのI君。Barry Attack。せっかくhファイルが開いて、しかもルークが縦に並んでいるのに攻める手順が見つからないという状況。
守りに転じましたが無駄でした。
1r4k1/p4pb1/1r4p1/3p1b2/2p5/q1P1P3/P2QNPP1/KBR4R w - - 13 35
黒クイーンがb2に来てチェックメイトになることと黒ルークがb2に来てクイーンに当たることを警戒していました。その際、後者はRc2で耐えられるという大きな勘違いをしていました。35.Bxf5 Rb2 36.Rc2 Qxa2#。チームとしても完敗。
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個人としては3勝3敗。チームとしては3勝2敗1分で目標の勝ち越しを達成。
4Qb2/pbqn1Nkp/1pp3p1/2P3B1/2BP4/8/P4PPP/6K1 w - - 1 29
予想していたのは 29.Bh6+ でしたが来たのは 29.Nd8。30.Qf7+ Kh8 31.Qg8# を防ぐには f7 の地点を守らなければならないので 29...Nb8 でクイーンの利きを開けたら30.Ne6+ のナイトフォークを喰らってリザイン。しかし、他のチームメンバーが皆格上相手にポイントを取ったためチームとしては勝ち。昨日の2R目に続きレーティング的にはありえないことが起きました。
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3番ボードから2番ボードに上がってきました。
5ラウンド目。白。麻布OBチームのS君。Queen's Indian。黒のb7のビショップが強力で途中から防戦一方。にもかかわらず、この局面から 26.h3 を指しておこがましくもドローオファーしてみました。
5rk1/pb2b1pp/1p5q/2p1p2r/2P5/1P3N2/P2NQPPP/4R1RK w - - 8 26
黒はすかさず 26...Rxh3+!。この後、27.gxh3 Qxh3+ なら 28.Nh2 で耐えられると勘違いしていました。27.gxh3 を指すとf3のナイトはピンで動けないのです。リザイン。残りのメンバーも全敗です。
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前局負けたのになぜか1番ボードになってました。間違いではないのか確認してもらいましたが、同じ母体のチーム同士はなるべく当てないようにするというルールがあるため仕方ないようです(追記:あとで分かったことですが、慶応大学OB-1チームは他の4ポイントと3.5ポイントのチームには当たり尽くしていました。以下がその時のスタンディングです)。この変なルールは撤廃した方がいいと思うのは私だけでないはず。
6ラウンド目。白。慶応大学OB-1チームのI君。Barry Attack。せっかくhファイルが開いて、しかもルークが縦に並んでいるのに攻める手順が見つからないという状況。
守りに転じましたが無駄でした。
1r4k1/p4pb1/1r4p1/3p1b2/2p5/q1P1P3/P2QNPP1/KBR4R w - - 13 35
黒クイーンがb2に来てチェックメイトになることと黒ルークがb2に来てクイーンに当たることを警戒していました。その際、後者はRc2で耐えられるという大きな勘違いをしていました。35.Bxf5 Rb2 36.Rc2 Qxa2#。チームとしても完敗。
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個人としては3勝3敗。チームとしては3勝2敗1分で目標の勝ち越しを達成。
2013年9月15日
チーム戦1日目
私は札幌チームより出場。地域割引の5割引が適用されることを期待していたのですがダメだったようです。メンバーは全員今は東京近辺に住んでいますが1年以内に北海道まで飛んでるわけで ...
1ラウンド目。白。暁星学園AチームのS君。勝ち。チェスを始めてまだ1年経っていない相手だったので順当な結果です。他のメンバーも全員勝ちでした。
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2ラウンド目。黒。松戸AチームのUさん。Scandinavian。
8/2p5/2N4p/p1P5/2K3P1/1Pb4P/1k6/8 w - - 2 47
「キングサイドのポーンが止めらないで負けそうだなぁ」と思っていた時に相手がブランダー。47.Nd4?? Bxd4 48.Kxd4 Kxb3。これでもうaポーンは止まりませんし、競争してもプロモーションする際にチェックが入るというオマケ付き。一度でいいから勝ちたいと思っていた相手だけに勝てて超ハッピーです。レーティングは4人全員相手より200以上も下なのに奇跡の2勝をしたためチームとしてはドロー。
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3ラウンド目。白。APU(立命館アジア太平洋大学)のチェスクラブを立ち上げたN君。Pirc。指すのが速い、速い。明らかに定跡を知っているし、こっちばかり時間を消費するので焦ります。しかし、なかなか反撃してこないのでイニシャチブを取れました。
黒番ですが、黒が何をしてもRh8#が決まります。勝ち。相手チームのトップボードはレーティング2000オーバーだったようですが、リーダーの青木さんがドローに持ち込み、チームとしては勝ち。
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明日は東京Aチームです。2ラウンド目と同様にどのボードも相手の方がレーティングが上。きつそう。
1ラウンド目。白。暁星学園AチームのS君。勝ち。チェスを始めてまだ1年経っていない相手だったので順当な結果です。他のメンバーも全員勝ちでした。
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2ラウンド目。黒。松戸AチームのUさん。Scandinavian。
8/2p5/2N4p/p1P5/2K3P1/1Pb4P/1k6/8 w - - 2 47
「キングサイドのポーンが止めらないで負けそうだなぁ」と思っていた時に相手がブランダー。47.Nd4?? Bxd4 48.Kxd4 Kxb3。これでもうaポーンは止まりませんし、競争してもプロモーションする際にチェックが入るというオマケ付き。一度でいいから勝ちたいと思っていた相手だけに勝てて超ハッピーです。レーティングは4人全員相手より200以上も下なのに奇跡の2勝をしたためチームとしてはドロー。
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3ラウンド目。白。APU(立命館アジア太平洋大学)のチェスクラブを立ち上げたN君。Pirc。指すのが速い、速い。明らかに定跡を知っているし、こっちばかり時間を消費するので焦ります。しかし、なかなか反撃してこないのでイニシャチブを取れました。
黒番ですが、黒が何をしてもRh8#が決まります。勝ち。相手チームのトップボードはレーティング2000オーバーだったようですが、リーダーの青木さんがドローに持ち込み、チームとしては勝ち。
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明日は東京Aチームです。2ラウンド目と同様にどのボードも相手の方がレーティングが上。きつそう。
2013年9月3日
2013年9月2日
朝霞チェスクラブ、オープニングの本
先日の朝霞の大会では賞品が豪華でしたが(写っているのがすべてではありません!)、
記念品として配られた棋譜ノートも好評でした。
しかし、この大会でのニュースは朝霞チェスクラブの代表交代でしょう。朝霞の代表は私がチェスを始めるはるか前から(十数年?)朝霞チェスクラブの顔をつとめており、とても温厚な方でしたが、前々から転勤がありそうという話は聞いていました。私も妻もお世話になったのでとても残念ですが、彼は新潟の大会等には顔を出すとのことです。代表を引き継ぐ方も大変だと思います。朝霞の施設を借りるには朝霞の住民でないとならないので朝霞に引っ越す話があるとかないとか ...
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今日届いたオープニングの本2冊です。著者は両方共IM Cyrus Lakdawalaで『The Colle/move by move』と『The Scandinavian/move by move』。ColleもScandinavianも比較的少ない時間で覚えられるのでビジネスマン向けのオープニングと言われており、そのせいなのかどうか知りませんがこの2つのオープニングをセットで使う人は私以外に最低2人はいます。仮に覚えることが多かったとしても、私はこれらのオープニングが好きなのでどのみち使い続けると思います。
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