2018年10月7日

東京オープン2日目

3ラウンド目。白。O君。Pirc。


直前の黒の手は 23...c7-c5。それに対して 24.c4。あまり好きな手ではないですが一応 best move。考えていたことは黒クイーンがf8にいるなら、黒のc5のポーンはその位置に固定させたい(そして、黒から 24...bxc4 とはたぶんしてこないだろう) ... くらいでした。 24...Nb6 (予想通り)25.Qc7 (h2よりマシなマスに動かしたかった) bxc4 26.Qxb6 cxd3 27.Rxd3 の後、こうなります:

これなら、aポーンやcポーンが落とせるだろうと期待したのですが、実際にはうまくいかず、ナイトのエンドゲームに突入。


上記ポジションでドローオファーするも却下されました。


8/8/p4p2/3k2pp/1Pp4P/P1K2PP1/8/8 w - - 0 53
ナイト交換後、黒が 52...g5 を指してドローオファー。ここで自分の考えていたことは、
(1) 53.hxg5 hxg5 は 54...h4 とされるとマズイので取れない。
(2) f3のポーンは黒キングをe4に来させないために動かしたくない。
(3) 53.a4 f5 54.a5 f4 と進むと最終的にこっちがツークツワンクになる。
自分の方が悪い。そう思ってしまったのでドローにしましたが本当は白が良かったようです。そもそも黒は 53.a4 の後、53...f5 は次に 54.hxg5 が入るからおそらく指さないでしょうが、脳内で駒の動きをイメージできない私は、黒のgポーンがずっと守られているから取れないと勘違いしていることに後で気付きました。53.a4 と 54.b5 を指すライン(例えば、54...axb5 55.axb5 Kc5 56.b6 Kxb6 57.Kxc4)はそれ以上読める自信がまったくありません。なので、後悔はしていません。
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4ラウンド目。黒。Tさん。London System。


8...Nxg3 9.hxg3 でhファイルが開いたため、私はほとんど終盤までずっとhファイルからのルークの圧力を受けることなってしまいました。8...Bb7 でe4のナイトを補強する方が良い手だったようです。


上記はクイーン交換直後で白番。18.e4 を指されるとマズイことに気付きます(ポーンを損すると思いましたが、実際にはそんな単純ではないようです)。しかし、本譜は 18.Nd5。ちょっと安心しました。


黒のビショップは絶好の位置にいます。白のナイトも悪くないですが、...f6 で追い払うことは可能。しかし、それよりも、cファイルを開けて Rc2+ を入れる方が強烈です。


こうなると白はナイトを捨てざるをえません。白はメイト直前まで粘りました。勝ち。
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