2017年1月28日

小島君のレクチャー:ポーン、ウォーキング


やっぱり分かり易い、本を読んで自習するのに比べると。特に最近読んだ『いちばん学べる名局集』があまり理解できなかったのでなおさらそう感じます。


今回はオープニングの解説が多めでしたが、説明無しで手の意味を理解するのは難しいです。例えば、Caro-Kann Advance Variation の 1.e4 c6 2.d4 d5 3.e5 Bf5 4.h4 は私の持っているオープニングのレファレンスの1つである Modern Chess Openings にも載っていますが、4.h4(上の図)を指す理由は書いてありません。実際には、黒が本来指したい 4...e6 を指すと 5.g4 でビショップの逃げ場がなくなるから、黒は 4...e6 以外の手を指さざるを得ないということなのですが、白にしろ黒にしろ、このことを知らずに 4.h4 まで覚えたとしてもあまり応用が利きません。黒だと知らずに 4...e6 を指しちゃうかもしれないし、指された白の方も 5.g4 でビショップを取れることに気付かないかもしれません。

そう考えると1手1手の狙いを理解しながら覚えることがすごく重要だと分かります。狙いも分からずにただラインを丸暗記してもあまり役に立たないでしょう。チェスの本には1手ごとに解説することをウリにした move by move 系の本がありますが、私はそういう本で勉強した方がいいのかもしれません。
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本日はレクチャーに参加するついでにJCAが利用することがある施設(池上会館、チェスセンター、大田区民センター、消費者生活センター、大田区産業プラザPiO)の前をウォーキングで通りました。6年ほど前にも 同様なこと をしているのですが、当時と違うのは今は自分が歩いた道を記録しているという点です。twitter もしくは Facebook でつながっている方はご存知でしょうが、以下のような感じで地図上で自分が通った道に色を付けています。


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