5ラウンド目。黒。初対局のN君。Slav Exchange。
14...Bxg5 と取りました。この後は当然 15.Nxg5 Bxe2 16.Nxe2 Nd2 をフォークが入れられると期待していたのですが、ピースを取り返さない 15.Qd3 が来て驚き。白は代わりに 16.Na4 の discovered attack で b3 の ナイトを取り返すプランだと気付きました。15...Bf5 で白のプランを妨害したつもりだったのですが 16.Qd1 Be7 17.Na4 で結局そのタクティクスを入れられちゃいました。
白が再び攻撃してきました(↑)。ナイトフォークを避けるために 22...Rf8 としたら、23.Nd7 でルーク達がフォークされ、exchange down。
その後、私はクイーンサイドの相手ポーンを取り、クイーンサイドのポーンを突いて反撃。
ところが、ここで相手がなんと 44.Rxb2! で迷わずにパスポーンを取ります。白はgポーンをプロモーションさせられるのならルークなんて捨てられるということなのでしょう。44...Nxb2 45.Rg1。
仮に 45...Kf8 としても、46.g7+ Kg8 47.Nf6+ でプローモーションが止められません。これはかなり絶体絶命な状況。ナイトが f6 に来るのを阻止するには ...Be7 しかなさそうです。そのための1手をどうやって稼ぐか?
45...Nd1+(ルークで取ってくれればその必要な1手が稼げます。向こうもルークを切ってるし、こちらもプロモーションを阻止するためならナイトくらい捨てられます) 46.Ke2(当然取ってくれません) 46...Nc3+ 47.Kd3 Ne2 48.Kxe2 Bb4。私は別のプランを見つけました。
49.g7 は予想通り。49...Ra2+ は意味の無い時間稼ぎにしか見えないでしょう。実際、相手はもう私にリザインして欲しかったらしいです。白キングは1段目に行くと 50...Ra1+ を喰らうことが明らかなので前進します。50.Kd3 Rd2#。相手は相当ショックを受けていました。これは粘って良かったですし、粘る価値があるという証明のようなゲームでした。
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6ラウンド目。黒。Iさん。Scandinavian。
最初のうちは d4 のポーンにプレッシャーをかけてました。そのせいか、Fritz の評価では既に黒の方が少し良いです。既に取れそうに見えますが、9.Qa5+ があるので実際には取れません。
じわじわとポジションを改善しました(↑)。ポーンも1個得しています。レーティングが2000オーバーの相手にこのような状況に持ち込めたのは奇跡的です。f1のルークはf2のポーンを守っていなければならない点を利用してf2へのプレッシャーを強化しました。26...Nd1? 27.Ng1。なんと、クイーンが閉じ込められてしまいました。
なんとか 27...Qxg4+ 28.Kxg4 N1xf2+ を見つけました(下の図)。相手のクイーンを道連れに出来たのは幸いでしたが、ピースダウンです。かなり悲観的になっていましたが、信じがたいことに Fritz の評価だとこれでもまだ黒の方が若干良いという評価です。
下の局面でちょうど Fritz の評価が 0.00。しかし、相手がルークをhファイルから回してくるのが分かっていても止められませんでした。負け。
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