2013年10月14日

東京オープン3日目

昨晩ペアリングが変わりました。一度BYEを申請した人が、BYEをキャンセルしたそうです。そのことを知らずに変更前の相手を想定してプレパレーションをした人もいたようです。私はペアリング変更を知ってからプレパレーションを始めたので特に害はありませんでした。

5ラウンド目。黒。2008年以来の対局となるNさん。過去のゲームはQueen's Gambit系だったのでそっち系のオープニングのおさらいをしておきましたが、今日の出だしは 1.d4 d5 2.Nf3 Nf6 3.e3。これは Colle じゃないですか。黒側になることはあまりないのでどのラインを指すか悩みましたが 3...Bf5 の Anti-Colle を選択。


序盤でミスったのでかなりひどいポジション。しかし、相手が小さなミス(17.a3)をしたのに気付きました。17...Bxb4 でポーンを1個取り、かなり気が楽になりました。


どっちが良いのか私にはよく分からない局面でしたが、黒がブランダー(43.Kf2?)。43...Nxg4+ 44.Kf1 Nxe5 でピースアップし、俄然やる気が出てきました。



多少の単純化は歓迎ですが自分のポーンがなくなることだけは極力避けるように心掛けてました。しかし、こうなってしまうとc4のポーンを守っているルークを 62...Rf8 に動かすしかありません。で、63.Kxc4 と自分のポーンが全滅。ピースアップなのにドローは結構ショック ...
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6ラウンド目。白。初対局のAさん。Barry Attack。ピースの展開を後回しにして相手キングを攻撃するような手ばかりを指していたのが祟ったようです。うっかり守りをはずしてポーンが落ちたとかではなくて、守りたくても守れない状況でした。2ポーンダウン。



ちょっとした罠(26.Rhg1)を仕掛けました。g4のビショップが逃げるとピンを利用して Rxf4 となることを期待。しかし、バレたようで、26...f5 で守られてしまいました。ガッカリ。



ポーンを損しているから逆色ビショップが残るようにピース交換をしようと思いましたがなかなかうまくいきません。そうこうしているうちに黒の方からビショップを交換しにきました(上の図)。f列とg列の連結ポーンの方がビショップよりも危険だと私の直感が訴えるので相手にビショップを与え、自分は連結ポーンを取りにいきました(34...Rxf5+ Ke6 35. Rxg5 Bxd3)。ところが、お返しと言わんばかりに黒の方もビショップを捨てて私のポーンを2つかっさらっていきました。


最後は2ポーンダウンのエンドゲームですが、後ろから、横から、ひたすらチェック。これでなんとかドローを受けていただけました。1つ前のゲームとは違い、これはドローでも超ハッピーです。

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1勝1敗4ドローですが、5人は格上(レーティング差200以上)だったのでかなりパフォーマンスは良かったです。おかげでBクラス3位でした。盾をもらったのは久しぶりな気がします。


写真は明日ホームページに載せる予定です。

2 コメント:

匿名 さんのコメント...

5ラウンド目、ピースアップでドローで残念な気持ちがよくわかります。でも最後は危なかったですね。白Ra8、黒Nc7.axcでドローになりましたが、axcの代わりにRa7だと黒が負けです。Nが逃げて、R交換の後、b7でQ昇格を防げない。

kawanaka さんのコメント...

コメントありがとうございます。相手にドローですねって言われて半分ラッキーと思いつつ、なぜドローなのか分かりませんでした。66.Ra7でなくても即座に66.b7で白勝てると思います。66...Na6 なら 67.Rxa6+ がチェックになるので 67...Rxb7 が出来ません。

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