2011年4月23日

学生チェス連盟主催 1dayトーナメント

大会参加は1月以来です。

1局目。黒。フィアンケットが好きなNさん。11.Nf3-e1を見て、



r4rk1/pbqnbppp/1p2pn2/2pp4/2P5/1PN1P1P1/PB1PQPBP/R3NRK1 b - - 5 11

喜んで白マスのビショップを交換しました(11...dxc4 12.bxc4 Bxg2)が、それだとこちらの黒マスのビショップがバッド・ビショップになるので構わなかったそうです。なるほど。

最後はクイーンとナイトをポーンでフォークされ、負け。

-----

2局目。白。Yさん。ダッチ。私の 18.g4-g5 に対して 18...Nc3!



4rrk1/pp2q1pp/2p2n2/3p2P1/3N3P/bPn1P3/PBPNQP2/2KR3R w - - 1 19

ここから双方に致命的なブランダーが出て結果的に私が2ピースアップ。黒、勝っていたのにもったいなかったです。

-----

3局目。白。Uさん。Colle。日曜日の松戸の例会でColleで2敗していたため、Zuke 'EmというColleの本に目を通していたのが幸いしました。始めから最後までほとんど本に載っていたラインそのまんまで、考えるという行為をほとんどせずに知識だけで勝ってしまいました。そんなことってあるんですね ...実力とは言えませんが、勝ちは勝ちなので嬉しいです。

-----

4局目。黒。Y君。Queen's Gambit Declined Exchange var。レーティングが2000オーバーのプレーヤー5人に囲まれ、なんか自分だけ場違いな気分でした。


r4rk1/pp2q1pp/2pn2p1/3p4/3P4/2PBPP2/P1Q3PP/4RRK1 b - - 0 18

こうなると、白がe3-e4を突きやすいです。最後はどんどん悪くなっていった挙句時間切れ負け。

-----

今回の大会でもやはり考えるのが遅いことが課題だと感じました。

大会の写真と大会そのものに関するコメントは明日以降掲載します。

6 コメント:

水野優 さんのコメント...

 簡潔な実戦記(長いのは追うのが大変なので)をいつも楽しく拝見しています。
 私は実戦→通信戦→引退以降ソフトで指すくらいですが、元々1 e4なのに対ソフトに有利な1 d4を使っています。e3前にBf4とするのでコーレというよりロンドン・システムと思いますが、このへんは相手しだいでしょうね。

 早指しが苦手な私が言うのもなんですが、子供に有害と言われる早指しも、晩学で始めた場合は必要な技術だと思います。弱いレベルの早指しソフトに対して時間内に指す訓練とかをすると、優勢だけど時間切迫のときに無難に勝てるようになれそうです。

水野優 さんのコメント...

 簡潔な実戦記(長いのは追うのが大変なので)をいつも楽しく拝見しています。
 私は実戦→通信戦→引退以降ソフトで指すくらいですが、元々1 e4なのに対ソフトに有利な1 d4を使っています。e3前にBf4とするのでコーレというよりロンドン・システムと思いますが、このへんは相手しだいでしょうね。

 早指しが苦手な私が言うのもなんですが、子供に有害と言われる早指しも、晩学で始めた場合は必要な技術だと思います。弱いレベルの早指しソフトに対して時間内に指す訓練とかをすると、優勢だけど時間切迫のときに無難に勝てるようになれそうです。

kawanaka さんのコメント...

水野様、
コメントありがとうございます。
あれだけ翻訳しているのに、まさか引退されていたとは。

私が指すのが遅くなったのはOTB(OTBライクな持ち時間)から長く遠ざかっていたのが原因だと思います。以前は今ほどひどくありませんでした。週一くらいでチェスを指せれば多少は時間切れ負けは減ってくると期待しています。昼休みにYahooで一局指していた時期もありましたが、そうするとやはり考えずに指すことが増えてきましたので、私はDan Heismanが推奨するslow chessでいこうと考えています。

みとじん さんのコメント...

すいません、
>Dan Heismanが推奨するslow chess
とは? 解説、お願いします<(_ _)>

kawanaka さんのコメント...

みとじん様、
ご無沙汰しております。
ChessCafe.com の多彩な執筆陣の一人に Dan Heisman がおりまして彼は Novice Nook というコーナーを担当しています。Archive に過去の記事があり、slow chess はこの記事で触れられています:
http://www.chesscafe.com/text/heisman16.pdf
深く読み、頭の中のデータベースに記憶されるように時間をたっぷりかけられるような持ち時間(90分以上)にしなさいということです。カスパロフやアナンドは短いタイムコントロールのゲームばかりをやって強くなったのではなく、こういう slow chess を経て強くなったということです。彼は slow chess 以外にもよく Real chess(相手の応手まで毎回きちんと読むようなチェス)も推奨しています。

みとじん さんのコメント...

>http:/heisman16.pdf
ご教示、ありがとうございました。

今週末から始まる全国大会が90分+30秒なので、やっとぎりぎりslow chessというのは、ちょっと考えさせられました。

コメントを投稿