2014年2月16日

Lightning(続)

Lightning (1分)をまたさらに10ゲームやってしまいました。一番ひどいと思ったのはこれ。

ナイトを出して戻してをひたすら繰り返すだけ。呆れましたが、たしかにモタモタしてると時間で負けそうです。このゲームは勝てましたが。

最初はメイトまで持ち込むのは無理だと思っていましたが、狙うと意外に出来ることが判明。以下の4ゲームは時間で逃げ切ろうとした相手を見事に仕留めた図です。こうやって勝つと気持ちいい!





Lightning!

Chess.com ではごくたまに 5分+2秒/手のブリッツを2~3回をやることがありますが、今日はそれよりも時間の短い 1分(Lightning)をやってみました。最初の数回はとにかく時間切れで負けます。マテリアル的に優位になった後どうやって相手を攻撃しようか考えている間に終わってしまいます。負けると悔しいし、長くてもたかだか2分だと思うとつい気軽に次のゲームを始めてしまうせいかなかなか切り上げられず、初日の今日は40ゲームを指しました。結構中毒性がありますね。

■twitterで私をフォローしている方はご存じだと思いますが、私は日課として Chess.com の Tactics Trainer で1日10問を解いています。それ以外にもこのブログで紹介したように『Practical Chess Exersices』の問題を1日1問解いています。


この本は全部で600問あるのですが、昨日ちょうど半分の300問に到達しました。よく続くなと自分で感心します。


2014年2月8日

小島君のレクチャー、Snow Day2(通信チェス)

■レクチャーの日は関東で20年ぶりだか45年ぶりだかの大雪。池上までの電車はほんの少し遅れましたが動いてました。
■今回の小島君のレクチャーのテーマは「ピースをアクティブに使う」。裏を返すと「相手のピースをアクティブにさせない」。

例えば、以下の局面で黒は ...Bc8-d7-c6 とし、a8-h1を使いたいところです。しかし、白のビショップにBe2-f3とされては面白くありません。

r1bq1rk1/pp2ppbp/3p1np1/8/3QPP2/2N5/PPP1B1PP/R1B2R1K b - f3 0 10

そこで、一度 10...Bg4 を挟み、11.Bd3 と白が交換拒否をしたところで、11...Bd7 とします。そのような駆け引きはともかく、このポジションから ...Bc8-d7-c6 という構想があることを知るだけでもプラスですし、何を目的に指しているか聞くだけでも良いお手本になります。

Chess.com の新しい大会が始まりました。その名は Snow Day2。その大会名の由来を問い合わせており、まだ回答がありませんが、今の東京にはタイムリーな名前です。

このラウンド、実は同じグループにNMタイトルが付いた人がいます。なぜか私よりもレーティングが低いのですが、厳しい戦いになることを覚悟していました。ところが、そのタイトルホルダーが7手目でいきなりリザイン。色を変えた次のゲームも始まる前からリザイン。一体何が起きているのでしょう?



このアラビア語の文章が大会の説明なのですが、大会の主旨が分かるかもしれないと思って翻訳してみました(便利な時代ですね)。Tournament for members Armita。参加者の国籍を見ると半分はIranです。なんか場違いな大会に参加してしまったのでしょうか。とりあえず追い出されないかぎり続けます。

2014年2月2日

通信チェス、どうぶつしょうぎ

Chess.com の Scandinavian Defense の大会は第3ラウンドで敗退しました。8ゲームのうち3ゲームを時間切れで落としてしまったからです。これで No Vacation 制約付きの大会は私には向かないとはっきり分かりました。

次に参加すべき大会を模索していますが、以下の Fischer Random チェスの大会は迷っているうちに締め切られてしまいました。仕方ないので別の大会を探します。



■今日は大学時代の友人に会い、お祝いとしてどうぶつしょうぎを贈りました。夫婦で遊んでくれてもいいし、将来親子で遊んでもらってもいいと思っています。これがチェスにつながるかどうかは分かりませんが。

なお、残念に感じたのは どうぶつしょうぎの公式サイト の更新が2年ほど前で滞ってしまっていることですね。チェスでも同じことが言えますが、初めてその世界に足を踏み入れる人にとってこの手のサイトの第一印象はモチベーションに少なからず影響すると思います。
【追記】facebook の方が更新されていました。

2014年1月19日

京急蒲田

『出没!アド街ック天国』 で京急蒲田がとりあげられました。

次回PiO(8位)でJCAの大会が開催されたら私はミモレット(18位)の揚げパン、蒲田木村屋 谷口商店(7位)の甘納豆、志ら井(4位)のみたらし団子を買います。羽根付き餃子はもう何回か食べてます。

2014年1月10日

映画、チョコ

JR蒲田駅の隣にある大森で昔の映画『第七の封印』を明日から一週間上映します。あらすじが「十字軍の遠征から帰途についた騎士が、彼を追ってきた死神に自らの命を賭けたチェスの勝負を挑む」となっているので見るかも。興味がある方は ここ を。

フリーペーパー『metropolitana』の表紙にチェスの駒の形のチョコが使われていました。どこで買えるのかは分かりません。興味がある方は ここ を。

2014年1月2日

正月

あけましておめでとうございます。

正月は実家で甥っ子二人にチェスを教えてみました。

上の子は、昔あげた動物将棋をやることもあるようで駒の動き方と駒の並べ方はすぐに覚えました。しかし、K+R+R 対 K のチェックメイトの練習はちょっと難しかったようです。1局指してみましたが、ピースとポーンの交換が多かったです。今思うと動物将棋のように取った駒を使えると勘違いしていたかもしれません。

下の子には駒の名前を覚えさせてみました。驚いたのは「ポーンは幾つある?」と聞いたらすかさず「16」と答えたことです。幼稚園児なので1, 2, 3, 4 ... って指を指して数えるだろうと思ったらそういう動作はまったくありませんでした。

今の時代の子供達には娯楽(テレビ、インターネット、iPadアプリ、等)がたくさんあるのでチェスに興味を持ってもらうのは大変そう。そういう私は父や弟と動物将棋を指しましたが、勝ったり負けたりで結構楽しかったです。

2013年12月15日

函館の大会

会場に着いてすぐ女の子と5分切れ負けのブリッツをして負けました。こちらのミスに気付いてタクティクスでポーンを奪っていったのは驚きです。参加者の大半は子供達なのですが、みんな彼女のように強かったら相当やばいと感じたので、彼女が参加者の中でも強い方だと聞いて少し安心しました。

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1ラウンド目。白。K君。Anti-Colle。

かなりドローっぽかったのですが上の局面から 39...Rxc5 40.Kxc5 と黒がルーク交換に応じてくれたため、クイーンサイドの孤立ポーンに近いところにキングがいたことが幸いし、aポーンをプロモーション出来ました。交換拒否をされていたらもっとやりにくかったはずです。勝ち。
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昼は函館の名物の一つハセガワストアのやきとり弁当。名前はやきとり弁当ですが実はこれ豚肉。結構美味しかったです。

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2ラウンド目。黒。K君。Scandinavian。メイト・スレットを作った際、白は守り方を間違えてビショップを失いました。その後、白のルークは7段目に侵入。もう一つのルークと連携出来ないように 29...Bd5? としたら(下の図)、30. Rxd5 とあっさりとビショップを取り返されてしまいました。お互いのクイーンサイドのポーンが消えたところで合意のドロー。


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3ラウンド目。白。S君。Anti-Colle。

ここで 16.Bg6 と指すつもりが、間違って黒マス・ビショップを触ってしまっため touch & move の原則により仕方なく 16.Bc3 と指し、16...Nxh5 とポーンを取られてしまいました。しかし、それでもまだ白の方が優位です。

敗因は、ナイトフォークを回避するためにチェックをしたクイーンが 40...b5 でブロックされた際に(下の図)、時間切迫で何を勘違いしたのか 41.Rxe6 と突っ込ませてしまったことです。41...bxa4 と先にクイーンを取られてただのルーク損でした。
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4ラウンド目。黒。M君。Scandinavian。序盤早々にポーンアップ。その後はキングサイドアタックを決められるほどの隙は見つけられなかったので、相手のポーン・ストラクチャーを乱して 25...Qxa4 のようにポーンを拾っていく地道な作戦に変更。

持ち時間が減ってきた頃に相手の方にブランダーが出て勝ち。
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2勝1敗1分けで意外にも3位入賞。しかも、大きなトロフィーまでいただけました。大会の写真は明日ホームページに掲載します。
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大会の後は観光の続き。赤レンガ倉庫群の近くに立っているクリスマスツリー。巨大でした。


函館山から見た夜景。雪が降っていたのであまり遠くまでは見えませんでした。


翌朝は函館駅近くの朝市を歩きました。五稜郭や函館山もそうでしたが中国から来られた団体さんが結構います。驚いたのは朝市で働いている人達が中国語でも呼び込みをしていたことです。それだけ多くの方々が中国から訪れていて函館の観光業界を支えているということなんでしょう。

2013年12月14日

函館、到着

函館チェスサークルの主催する大会に参加するために函館に来ています。大会は明日なので今日は主に観光。

地元ではよく知られているらしいコーヒールームきくち。
ここに車でやってきてソフトクリームを買っていく地元の人を何人も見ました。

移動には主に市電を使いました。

函館のハンバーガーチェーン、ラッキーピエロ。

五稜郭タワーから見た五稜郭。

明日の会場。


2013年12月1日

ブリッツの大会で優勝!

Japan Chess Net が主催するブリッツの大会で優勝しました!
参加者のレーティングは1000~1350の範囲だったので強い人はいませんでしが、ブリッツは苦手なので相手が誰であれ勝てるととても嬉しいです。以下は決勝戦の最終局面図です。本来ならば成立していないであろう無理なBxh7+を入れてしまいましたが、それでも勝ててしまうのはブリッツならではでしょう。

なにはともあれ、気分が良くなり、チェスに対するモチベーションが上がりました。

2013年11月29日

死者が出る前に降参

先日「駒が1つも消えることなく勝つことがあるか」という問いに対して私は「無理でしょ」と思ったのですが、チェスコーチの 上原君 の「ありますよ、Blackburne のゲームとか」という回答に愕然としました。そんなゲームがあること自体驚きなんですが、誰のゲームか言えるところもまた驚きです。

どんなゲームだったのか探してみたらみたら見つかりました。これです:
1.e4 e5 2.f4 Nc6 3.Nf3 d6 4.Bc4 Nh6 5.O-O Be7 6.d3 O-O 7.f5 Ng4 8.Nc3 Nb4 9.a3 Nc6 10.h3 Nf6 11.g4 Na5 12.Ba2 b6 13.g5 Ne8 14.h4 Kh8 15.Nh2 f6 16.g6 h6 17.Qh5
で、これが最終局面図:

チェックメイトにはなっていません。しかし、これは6人を相手にした目隠しチェスだったそうです。そして、白が Bxh6 から勝ちに来るのを黒は止められないらしい。

近況

●Anand対Carlsenのマッチでは、Carlsenの方が勝つだろうと予想しつつも同じ1969年生まれのAnandを応援していました。今まで国外の大会の中継を見ることはほとんどありませんでしたが、時間帯がよかったこともあり(日本時間の18:30~)何ゲームかは “聞いて” いました。家にいる時はもちろん見ていましたが、ほとんどはウォーキングしながら解説の声を聞いていただけです。公式サイトの解説者は黙ることなくほとんど喋り続けてくれたのが救いでした。1時間ごとに解説者が交代していましたが、それはきっと喋り続けるのが大変だからでしょうね。

●6月の武蔵野の大会でいただいた本『Practical Chess Exercise』は200問解きました。全部で600問なので、ちょうど1/3です。その武蔵野の次の大会はもうすぐです。

●以前、時間がなくて挫折した High-Speed Replay Training(手の意味は考えずにとにかく高速で並べる) を『The Mammoth Book of The World's Greatest Chess Games』を使って再開しました。毎日は無理なので時間がある時にやれるだけって感じで。

驚いたことに見覚えのある局面が出てきました。そのゲームは Alexander McDonnell vs Louis Charles Mahe De La BourdonnaisWilhelm Steinitz vs Curt von Bardeleben です。いずれも小島君のレクチャーでした。記憶力には自信がないのですが、意外に覚えているものなんですね。

●12月は函館の大会に参加します。函館に行くのは初めてですが、函館チェスサークルのホームページを見ているとTDがとてもしっかりしてそうです。

2013年11月24日

松戸クラブ選手権2日目

4ラウンド目。白。Nさん。先日のスカイオープンでブリッツを少し指しましたが、公式戦は初めてです。予想通り Pirc になりました。

r4rk1/ppp1ppb1/2np3p/8/3PP1qN/2N5/PPPQ1PP1/R3K2R w KQ - 0 14
ここが天国と地獄の分かれ道。本譜は 14.f3 Qg3+ でこのクイーン・チェックを見落としてました。15.Kd1 Nxd4 とどんどん悪くなっていき、負けました。14.Nf5 なら 14...Qxg2 に対して 15.o-o-o から強力な攻撃ができます。
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5ラウンド目。黒。Kさん。Scandinavian。序盤 白が穏やかだったので調子に乗って相手からの攻撃への対処は最小限にとどめて好き勝手していたら、ここに来て Ba5+ が痛そう なことに気付きました。

3qr2r/ppk5/3b3p/2P2p1n/P2p2pP/3P2P1/3B1P2/R1QB1RK1 b - - 0 23
ここで考え込んでしまい、23...Be5 を指した頃には1分くらいしか持ち時間が残っていませんでした。24.Ba5+ b6 25.cxb6+ Kb7 でなんとか耐えしのぎましたが、その直後の相手のthreatがまったく見えておらず頓死。
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6ラウンド目。白。U君。Colle。次から次にこちらの指した手順のまずいところを咎めるような手を指して来ました。それに振り回されて白のピースはまともに働いていません。

1br2rk1/pp3ppp/2nqpn2/3pN3/3Pb2N/PP5P/1BP1BPP1/R2Q1RK1 b - - 6 15
本譜は15...Nd7 16.f4 でしたが、検討の際に南條君がこのポジションを一目見て 15...Bxc2 が出来そうと指摘。16.Qxc2 には 16...Nxd4 でクイーンは逃げねばならず、メイト・スレットを持った 17...Qxe5 があります。格の違いを感じます。
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今日は3連敗。最初の2ゲームは多少なりとも攻撃のプランがあって楽しめましたが、最終ラウンドだけは白番なのに良いところがまったくなくオープニングの課題ができてしまいました。

写真はたぶん明日ホームページに載せます。

2013年11月23日

松戸クラブ選手権1日目

1ラウンド目。黒。Hさん。土曜日の午前中はお仕事でチェスが出来ないという印象があったのですが、今日は土曜日でも祝日(勤労感謝の日)なので大丈夫だったそうです。Scandinavian。



黒はポーン・ストラクチャーが悪いです。その上、19.Nxf5 と取られてしまいました。ここからじわじわとポジションが悪化していき、ルークのエンドゲームでボコボコにされました。負け。
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2ラウンド目。白。Tさん。対局前に時間があったのでノートPCで彼との過去のゲームを振り返ったら 1.d4 d5 が2ゲームあったので再度そのラインが来たらどうしようか悩んでいましたが、始まったら Pirc(1.d4 Nf6 2.Nf3 g6 3.Nc3 d6 4.e4)でした。

rn1qr3/pbp2pkp/1p3np1/4N3/4PQ2/2NB4/PPP2PPP/R3K2R b KQ - 2 12
上の局面になる直前は 11.Nxe5 でポーンを得し、Rfe8 と当てられ、12.Qf4 でe4のポーンとe5のナイトを同時に守ったつもりでした。ところが、12...Qe7 でマズイことになることに気付きました(12...Qd6 はもっと厳しいです)。ポーンなんか狙わないでキャスリングしておけば良かったと後悔していたら、12...Nbd7 が来て一安心。でも、危なかったです。この後、相手のブランダーがあり、勝ち。
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3ラウンド目。黒。Sさん。Semi-Slav。圧殺されそうでした。



が、ポーン・ストラクチャーを崩さないように耐えていたら、ポジションが改善。



駒がかなり減ったところでドロー・オファーしましたが、相手の方が残り時間が少なかったにもかかわらず却下され、続行。


8/8/1rn1p1k1/1pK5/1B2P3/7R/6P1/8 b - - 17 61
ナイト・フォークをかけたら上の局面のようにキングに迫られてエクスチェンジ・ダウンしそうでしたが、ここは 61...Ra6 62.Kxb5 Nxb4 63.Kxb4 を見つけて1ポーン損で済みました。この後、相手のeポーンを取り、ドロー成立。ドローでもレーティングがかなり上がりそうです。
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ラーメン通のOさんに美味しい鶏そばがないかと尋ねたところ北千住に開店したばかりの麵屋 音という店があると教えていただいたので帰りにさっそく寄ってみました。なかなか美味しかったです。

2013年11月10日

スカイオープン

この大会は会場がビルの最上階で見晴らしがとても良かったです。写真は明日以降にホームページに掲載します。

1ラウンド目。白。Twitterでは名前(アカウント名)ををよく見かけるR君。実際に会うのは初めてです。Colle。


r4r2/pbqn1pk1/1p2p1p1/3pP2n/3P2QP/BP1B4/P1PN1R2/5RK1 b - - 7 19
19.Ba3 と指したところです。ルークをf8から退かすと 20.Rxf7+ が致命的なので黒はルークを動かさず、19...Nxe5 とナイトを切ってきました。20.Bxf8+ Rxf8 21.dxe5 は黒のルーク・ダウンです。勝ち。

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2ラウンド目。黒。Iさん。Slav。1.d4 d5 2.c4 c6 3.Nf3 Nf6 4.Qb3。この4手目は初めて見ました。



中盤以降、苦しいながらもなんとかマテリアルをイコールに保ってきました。ところが、やっと 52...Nxb3 でポーンが取れると思ったら、53.Bd5+ でナイトが落ちました。即リザイン。

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3ラウンド目。白。Aさん。Colle。マテリアル的には得していました(B対R+Pの差)。...Qxg5+ を喰らわないようにどう攻めるか考えていたら良い手が見つかりました。


26.Rh8+。黒はここでリザイン。もし続けると、黒には26...Kxh8 しかなく、27.Ng6+ のナイトフォークでクイーンが落ちます。

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4ラウンド目。黒。S君。Semi-Slav。2ラウンド目と同様に、苦しい状況の中でやっとポーンを取れる状況がやってきました。

しかし、29...Rxd5? はダメです。30.Ne7+ のナイトフォークを喰らいました。さらに間違えてナイトまでタダで差し出してしまい、リザイン。

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今日は1ラウンド目に当たったR君以外にもTwitterのフォロワーさんに会うことが出来ました。

2013年11月4日

ジャパン・オープン3日目

7ラウンド目。白。Fさん。Colle。お互いの手順は異なりましたが、一時的に対称形になりました。



5rk1/5r1p/1pp3p1/p4q2/P1Q1p3/1P2P2R/2P3PP/R5K1 w - - 4 27

黒にメジャーピースを並べられ、かろうじてルークの1つをピンしている局面で間違えました。これでもし今黒番ならば 27...Qf2+ 28.Kh1 Qxe3 と来るであろうと予想し、それならば 29.Rxe4 が出来るようにと考えて指した 27.Rh4? がブランダー。27...Qf2+ 28.Kh1 Qxh4でルークが落ち、その場で即リザインしました。

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8ラウンド目。黒。富山県から来られたHさん。Scandinavian。


相手のビショップを捕獲。これで勝てると思いました。


1b3Nrr/1p1k4/p1p2R2/2Pn3p/3P4/1P4P1/P5KP/5R2 b - - 4 38
ところが、ここで 38...Rxf8 39.Rxf8 Ne3+ 40.Kf2 なら 40...Rxf8+ でさらに駒得すると考えたのが間違いでした。40.Kf2 ではなく 40.Kg1 だったので単なるルークとナイトの交換になってしまい、ピース的には B+N 対 R になってしまいました。残り時間が5分より少ないとこの手のミスは避けられません。


幸い、55...Bd8+ が逆転の一手となりました。キングがどちらのマスに逃げてもナイト・フォークが入ります。

この後も白は粘る姿勢を見せたので、あえてナイトとポーンを交換し、分かりやすく勝てる局面にしました。以下はFritzの評価を視覚化したものです。緑は白が有利、赤と黄色は黒が有利。シーソーゲームだったことが分かります。勝ち。

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私は2勝3敗3分で負け越しですが、レーティングは微増したと予想します。
大会の写真は明日アップする予定。