2017年3月19日

百傑戦2日目

3ラウンド目。白。Hさん。Dutch。

19.Ne1 は当然交換に来ると思っていたのですが、19...Bc6。こちらは喜んで 20.Nxd3 cxd3。ただし、すぐに 21.Rxd3 だと 21...Bb5 とされるので 一度 21.Qb3 Qd7 22.c4 (下の図) を挟んで時間をかけて d3 のポーンをいただきました。


終盤はルークのエンドゲーム。上の局面で 38.Re7 で aポーンを狙うか、38.Rxd5 で自分のポーンが速い方に賭けるかの二択だと思いますが、相手の bポーンを止める自信がなかったので後者を選択。

ここで自分のキングをクイーンサイドに向かわせていればドロー(お互いに連結ポーンを止めるしかない)だったのでしょうが、間違って 44.e6?? a4 で相手のポーンを止められなくなるという恥ずかしいミス。黒だけプロモーション出来るのが明らかになったので2手後にリザイン。

難解なポジションだったのならサラっと諦められますが、このポジションは自分でもちょっと考えれば読めてたはずだし、そんなに時間切迫していたわけでもないので、悔しいです。
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4ラウンド目。黒。S君。Scandinavian。

昨年のクラブ選手権で見事なエンドゲームのテクニックで大学生を破っていたのを見ていたので、まだ子供とは言え、すごく怖かったです。勝つなら今しかない(1~2年もすれば勝てなくなりそう)。そう考えていましたが、最初の7手は1ラウンド目の 2100+ の相手とまったく同じだったので序盤からヒヤヒヤしてました。


キャスリングを後回しにして攻撃を始めたのが仇となり、苦しい局面。ここで 16.Ne5 とされていたらナイトを守るために aポーンを捨てねばならなかったかもしれません。しかし、本譜は 16.b3。a2 のポーンを守ったようです。助かりました。

ここ(↑)から、こちらの反撃。19...Nxa4 20.Qxa4 Bc6。以下のように相手のクイーンをトラップ出来ました。これで一安心ですが、気を抜かないように気をつけました。


マテリアル差が広がると勝ちが確実になる方法を考えます。上の局面では 29...Qxd1+ としました。30.Kxd1 Rd8 でナイトは逃げられませんから。

勝ち。
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3日コースの参加者は77人でやや多目でした。以下に今日の様子を少し載せておきます。




明日は仕事なので、私は残念ながら今日で終わりです。本当はもう2ゲーム指したかった ...

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