このレベルアップ チェス大会に参加するのは2回目です。タイムコントロールは15分プラス10秒/1手。
会場には、なんと、以下のようなバナーが掲げられていました。今後もこのレベルアップチェス大会を開催するという意気込みを感じます。
5月の大会は4ラウンドまででしたが、今回は5ラウンドまでありました。開始時刻を早めたようですが、1ラウンド増えてお得になりました。
また、今回はアービターの平均レーティングが高い(1916)という話がありました。それよりも私はアービター6人のうち5人がコロナ前から知っているプレーヤーの方々で驚きました。
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1ラウンド目。黒。S君。Scandinavian。
白が 22.Qd1 と指したところ。このチャンスは見逃しませんでした。
22...Nxa3。これでポーンアップ。この後は 23.bxa3 Rxc3 24.Re3 Qc7 25.Kg2 Rxc2(下の図)。
26.Bxd5(下の図)。意表を突かれました。このビショップを取ったら 27.Re8# なので取れません。
最終的には threefold のドローになりましたが、私はピースアップしていたのでもったいなかった気もします。下の図がほぼ最終局面です。
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2ラウンド目。白。Wさん。Dutch Defense, Staunton Gambit Accepted。
4...d5。この手は間違いだと知っていたのでちょっと安心。5.Bxf6 exf6 6.Qh5+ g6 7.Qxd5 Qxd5 8.Nxd5(下の図)
Gambit のはずなのにここでポーンアップできます。
18.Bd3(下の図)
18...Nxd4。驚きました。これで黒がポーンを取り返します(下の図)。
a2 のポーンが取られそうなのは分かってはいましたが、時間が足りなくて、24.a4 を指したらビショップをサクッて来そうという漠然とした恐怖感があって指せませんでした。で、24.Nxh7(上の図)。24...Raxa2 25.h4(下の図)
ここから ...Rb2+ と ...Ra2+ の繰り返しでドロー。
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3ラウンド目。黒。O君。Scandinavian。
11.d5(上の図)。センスの良さを感じます。ルークが回ってくると分かっていても他に良い手が見つからず 11...Nxd5 と取ってしまいました(下の図)。このナイトは 12.Rad1 の後に 13.c4 とされて死亡します。
もう負けるのは分かっていますが 14...a6(上の図)。それに対して、15.Nxc7!!(下の図)。危うくクイーンで取りそうになりましたが、取ったら Rc1 でアウトです。あまりにすごくて感心しました。
当然、負けです。
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4ラウンド目。白。Kさん。Queen's Pawn Opening。
32...Rg5(上の図)。...Qxh3 を避けるために 33.Kh2(下の図)。
33...Bf1(上の図)。これは痛いです。g2 を守るには fポーンを突くしかありませんが、34.f4 Rxg2+(下の図)。
クイーンを捨てざるをえません。35.Qxg2+ Bxg2 36.Kxg2。この先も粘りましたが時間切れ負け。
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5ラウンド目。黒。Oさん。本日3回目の Scandinavian。
だいたいこんな局面で白の時間が切れました。
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3ラウンド目と4ラウンド目の自分が攻撃を受けている時は心臓がバクバクしていました。そして、ゲームが終わった後もそれが続いていました。さらに、最後のゲームが終わった後は手が震えていました。OTBのチェスはオンラインのチェスよりも興奮度が違うということを実感しました。
2025年11月30日
2025年5月25日
レベルアップチェス大会
私はタイムコントロールが短いゲームは苦手なのでコロナ前は持ち時間の長い(90分以上)大会にしか参加していませんでしたが、それはもう気にしないことにしました。
申し込みの際、自分は下の方のクラスだろうと思っていたのですが、いざ自分のレーティングを確認したらいつの間にか過去最高であろう1680まで上がっており、クラスA(1600-1799)になりました。まるで大会が始まる前から既にレベルアップが済んでしまったかのよう。
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開会式の前に「今更聞けないルール解説」が実施されました。正しいドローオファーが難しいという話がX(旧Twitter)で挙がっていることへのJCFなりの対応のようです。良い企画だと思います。
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1ラウンド目。黒。Aさん。QGD Cambridge Springs Variation。
7.Nd2 は定跡通りなのですが Chess.com のブリッツではおおよそ指されません。この1手でOTBは Chess.com のブリッツとは違うことを再認識しました。
エンジンの評価値を見る限りは途中まで意外にも善戦していましたが、最後は相手のパスポーンを止められず、43.Re8 でリザイン。
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2ラウンド目。白。M君。Colle System。
12.c4 は罠です。嬉しいことに黒は取ってくれました。12...dxc4 13.Bxh7+ のdiscovered checkで黒はクイーンが落ちます。
黒からも反撃はありました。16...Bh3
17.g3 Bxf1 18.Kxf1。仕方ありません。
私の直前の手は 27.Ng5。黒の指した 27...f6 は間違いで2手メイトになります。28.Qd5+ Kh8 29.Qxa8#。これで全敗は免れてホッとしました。
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3ラウンド目。黒。N君。Scandinavian Defense。
18...Qc7 は 19.f4 を誘う手(それを守っているc3のビショップは ...Nxc3 で消せるので)。白は期待通り指してくれたので、19...Ne3 のナイトフォークが入ります。
この大会は棋譜の記録は任意です。基本的に私は棋譜をとるように努めていたのですが、このゲームは時間が足りなくなって以下の局面で記録を断念。ここから先の局面の再現は諦めました。
最後は threefold になりそうだったのですが、それを嫌がった私がクイーンをタダで取れるマスに置いてしまい、即リザイン。残念です。
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4ラウンド目。白。Hさん。着ていた Knightmare のTシャツで町田チェスクラブの方だと分かりました。Colle System。
相手に孤立したdポーンを持たせ、マイナーピースをナイト対ビショップにしたところまでは自分の期待通りだったのですが、3ラウンド目と同様にクイーンをタダで献上するブランダー(28.Qe8+)をかまして即終了。やっぱり自分は持ち時間が短いゲームには不向きだと感じました。
ゲーム後に検討戦をしたのですが、自分の狙いはほとんど相手にバレバレだったことが判明。
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コロナ前から会っていなかった人達に会うことが出来たし、X(旧Twitter)でやりとりした人にも実際に会うことができたので、チェスの結果が悪くとも参加した甲斐があったと感じます。コロナ前ほどではないにせよOTBの場にもちょくちょく顔を出そうと思いました。
申し込みの際、自分は下の方のクラスだろうと思っていたのですが、いざ自分のレーティングを確認したらいつの間にか過去最高であろう1680まで上がっており、クラスA(1600-1799)になりました。まるで大会が始まる前から既にレベルアップが済んでしまったかのよう。
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開会式の前に「今更聞けないルール解説」が実施されました。正しいドローオファーが難しいという話がX(旧Twitter)で挙がっていることへのJCFなりの対応のようです。良い企画だと思います。
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1ラウンド目。黒。Aさん。QGD Cambridge Springs Variation。
7.Nd2 は定跡通りなのですが Chess.com のブリッツではおおよそ指されません。この1手でOTBは Chess.com のブリッツとは違うことを再認識しました。
エンジンの評価値を見る限りは途中まで意外にも善戦していましたが、最後は相手のパスポーンを止められず、43.Re8 でリザイン。
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2ラウンド目。白。M君。Colle System。
12.c4 は罠です。嬉しいことに黒は取ってくれました。12...dxc4 13.Bxh7+ のdiscovered checkで黒はクイーンが落ちます。
黒からも反撃はありました。16...Bh3
17.g3 Bxf1 18.Kxf1。仕方ありません。
私の直前の手は 27.Ng5。黒の指した 27...f6 は間違いで2手メイトになります。28.Qd5+ Kh8 29.Qxa8#。これで全敗は免れてホッとしました。
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3ラウンド目。黒。N君。Scandinavian Defense。
18...Qc7 は 19.f4 を誘う手(それを守っているc3のビショップは ...Nxc3 で消せるので)。白は期待通り指してくれたので、19...Ne3 のナイトフォークが入ります。
この大会は棋譜の記録は任意です。基本的に私は棋譜をとるように努めていたのですが、このゲームは時間が足りなくなって以下の局面で記録を断念。ここから先の局面の再現は諦めました。
最後は threefold になりそうだったのですが、それを嫌がった私がクイーンをタダで取れるマスに置いてしまい、即リザイン。残念です。
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4ラウンド目。白。Hさん。着ていた Knightmare のTシャツで町田チェスクラブの方だと分かりました。Colle System。
相手に孤立したdポーンを持たせ、マイナーピースをナイト対ビショップにしたところまでは自分の期待通りだったのですが、3ラウンド目と同様にクイーンをタダで献上するブランダー(28.Qe8+)をかまして即終了。やっぱり自分は持ち時間が短いゲームには不向きだと感じました。
ゲーム後に検討戦をしたのですが、自分の狙いはほとんど相手にバレバレだったことが判明。
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コロナ前から会っていなかった人達に会うことが出来たし、X(旧Twitter)でやりとりした人にも実際に会うことができたので、チェスの結果が悪くとも参加した甲斐があったと感じます。コロナ前ほどではないにせよOTBの場にもちょくちょく顔を出そうと思いました。
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