2009年4月12日

松戸チェスクラブのスプリングトーナメント

初日はフジテレビの「目覚ましテレビ」の1コーナーである「ガクナビ」の収録に来ていました。小学生のA君を撮るために来ていたので、大人はみんな脇役です。そのA君はカメラの前で見事に格上のプレーヤーに勝ちました。カメラマンの方は結果(勝敗)が分からなかったようですが ...

私の結果は1勝3敗1引き分け(1.5ポイント)で芳しくありません。レーティングを上げることを目標にしていましたが、逆に少し下がりました。当たった5人のうち4人は自分よりレーティングが約200も高いので仕方ありませんが、格上ばかりだったので「ドローでもいいや」という気楽さはありました。

今回、エンドゲームのコツを1つ覚えました。自分のゲームで以下のような局面がありました。黒が 42...Kf5-e5 と動いた直後で白番です。h4 の黒ポーンを取れば白(私)は先にプローモーションできるのでしょうか?


8/8/8/p1p1k3/P6p/1P3K1P/8/8 w - - 0 43

最初は、頭の中で、実戦と同じようにお互いの手を交互に読んでいました。43.Kg4 Kd4 44.Kxh4 Kc3 ...のように。しかし、私は長い手を読めないので途中で混乱してしまうのです。「あれ?自分のキングはどのマスにいるはずだっけ?」と。

ところが、このような局面では必ずしも白黒交互に読む必要がないことに気付きました。白がプロモーションできるまで何手かかるか数え(8手)、黒に対しても同じようにすればいい(7手)のです。h4 のポーンを取りに行ったら黒が先にプロモーションできることが分かったので、無理をせず 43.Ke3 でオポジションをとってドロー。この大発見(?)を嫁に話したら、「そんなの当たり前」みたいな反応しか返ってきませんでした。




2 コメント:

hitsujyun さんのコメント...

ひとつ前の記事と共にためになりました。

ちょっとしたことがとても大事だったり、非常に重要だったりします。

今度ゲームや問題の中で使わせていただきます^^

kawanaka さんのコメント...

留意点が1つ。チェックです。例えば、ポーンが通れるように白キングがhファイルからどく際に、Kh4-g5 と動いたりしたら、先にプロモーションした黒クイーンからチェックをかけられてしまいます。

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