2009年4月17日

チェスマスター効果?

チェスマスターのキャラクターは正確無比というわけではなく、ポーンの1個や2個はくれるようです(少なくとも今対戦しているキャラはそうです)。要は“手加減”をしてくれているわけです。次の図は、私に強烈なコンビネーションを喰らわせてきた Queenie(1394)との次のゲームのエンドゲームです。白番。

8/8/8/8/5p2/5kP1/5P2/5K2 w - - 0 1

1.gxf4 Kxf4 だとドローです(少なくとも黒が間違えなければ)。なので、1.g4 と突きました。ドローにならないように工夫したつもりだったのですが、1.gxf4 が嫌なら 1.g4 しかなかったことは後で気付きました。1...Kxg4 2.Ke2 f3+ 3.Ke3 と続き、以下のようになりました。

8/8/8/8/6k1/4Kp2/5P2/8 b - - 0 3

黒の番ですので、黒キングがポーンから離れ、私はポーンを取りました。そして、結果的にプロモーションすることができました。1.g4 と指したことで自力で勝ったような気になっていましたが、検証してみると黒が“手加減”してくれていたことが発覚しました。最後の図から、3...Kg5 4.Kxf3 Kf5 ならドローでしょう。

お釈迦様の手の中から出られない悟空のような気分ですが、勝ちは勝ち。次のキャラの Kenji(1469)に挑戦です。それまでは終了したゲームを再現する方法が分からなかったのですが、その方法をやっと覚えました。しかし、結果をPCに転送できるわけではないので、PSP上でゲームを再現しながら棋譜用紙に記入しています。先週末の松戸の大会の棋譜もまだPCへの入力が終わっていないのに、入力すべき棋譜がさらに増えてしまいました。

Kenji には現在3連敗中です。ポーンは1~2個くれるのですが、手加減はそこまで。それ以上は何もさせてもらえず、私がブランダーをした時点で終わります。じっくり考えられるように時間は無制限にしているのですが、読み切ったつもりでも結局は単純なブランダーで負けているので、相手の候補手をすべて検証していないことを自ら証明しているようなものです。

軽めの自己嫌悪に陥っていますが、今日は Chess Tactics Server のレーティングの自己ベストを更新しました。連敗していても脳は鍛えられているのかもしれません。



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