私はBクラス。Bクラスは4人。3ラウンドだと総当たり戦になりますが、私には初対局となる人はいません。
1ラウンド目。相手は、自分と年齢が近く、過去に何度も対局しているK君。私が黒。途中で1ポーンダウンになりましたが、私の方が20分以上時間を多く持っていました。私が駒数を互角に戻した直後、相手の方からドロー・オファー。持ち時間は白が2分弱、黒の私が15分以上。続行すれば時間で勝てるでしょうが、レーティングがかかっているわけではないし、賞金が欲しいわけでもないのでドローに応じました。棋譜とコメントは下の方に載せてあります。
2ラウンド目。相手は学生のK君。過去の対局は1度だけですが、その時は負けました。私が白。若い人の学習カーブの勾配(右肩上がりの角度)は自分より急でしょうから、勝てる気がしません。しかし、今回は勝てました。私ならエクスチェンジ・ダウンどころか、マイナーピースが1つ足りないくらいならまだドロー狙いで粘りますが、私のエクスチェンジ・アップが確定した時点で彼は潔くリザインしました。
3ラウンド目。相手はA君。私が黒でスカンディナヴィアン。このゲームはBクラスの決勝戦になるので、対局前にTDが「GMドローはしないように。ソフィアの大会のように(?)60手まで合意のドローはしないように」と言ってました。私はチェスをしたいからあちこちの大会に参加しているのであって、やる気のないドローは未だかつてしたことがありません。JCAの大きな大会で1手ドローを見た時はビックリしました。チェスの大会でゲームをしないなんてもったいない ... しかし、そういう人達には確実に0.5ポイントを稼ぐとか、体力温存とか、別のモチベーションがあるのでしょう。A君はTDの発言が聞こえてなかったのか、33手目で私にドローをオファーしてきました。お互いのピースはルークとナイトが1個ずつ。ポーンの数も同じ。TDに一声かけた上でドローにしました。
結果的にBクラスの1位タイとなったので賞金をいただきました。A君と2人で割りましたが、それでも参加費を上回る額です。いただいた景品の額が参加費以上だったことはありますが(TOTOVS)、参加費を上回るキャッシュを手にしたのは初めてなので嬉しかったです。
以降は1ラウンド目のゲームです。
1.c4 e6 2.Nc3 d5 3.cxd5 exd5 4.d4 Nf6 5.Nf3 c6 6.g3 Bd6 7.Bg2 Bg4 8.O-O Qc8
狙いは ...Bg4-h3 でしたが、次の手が 9.Re1 だったので、9...Bh3 としても 10.Bh1 とかわされると面白くないのでやめました。
9.Re1 O-O 10.Bd2
白にしては消極的に見えます。この後、Ra1-c1、Nc3-b5 と指してくるのかと思っていました。
10...Nbd7 11.Qc2 Re8 12.Ng5 h6 13.Nf3 Bh5
センターの支配については疎い私ですが、こういう局面だと e4 が争点になっているのを感じます。なので、Bg4-h5-g6 とするつもりでした。しかし、白の次の手で阻止されます。
14.Nh4 Nf8 15.Rac1 Ng6 16.Nf5 Bc7 17.e4
結局突かれてしまいます。しかし、私はここで対応を間違えたようです。17...dxe4 なら本譜ほどひどいことにはならなかったと思います。
17...Ne7? 18.Nxe7+ Rxe7 19.exd5 Rxe1+ 20.Rxe1 cxd5
この d5 のポーンは風前の灯です。不利な局面ですが、この時点で私の方が持ち時間を20分以上も多く残していたのを心の救い(有利な側が時間切れで負けそうになったらドローオファーするしかない)にしていました。
21.Qb3 Bb6 22.Nxd5 Nxd5 23.Bxd5 Rb8?
24.Bf4 と来たら 24...Bc7 と受けるつもりでしたが、25.Rc1 とされていたら負けていたでしょう。
24.Re7 Qf5 25.Re5 Qb1+ 26.Kg2 Bg6 27.Be3 Kf8 28.Qb4+ Kg8 29.Qd6 Rd8 30.Qe7 Qd3 31.Be4 Bxe4+ 32.Rxe4 Qb5 33.Qxb7 Qxb2 34.Re7 Qxa2 35.Rd7
ここで、前述の通り、ドロー・オファーを受けます。
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