2026年11月3日

第6回 赤羽チェスクラブ FIDE Rapid 大会


会場の北とぴあ(私は「きたとぴあ」と読んでましたが正しくは「ほくとぴあ」)の最上階は展望エリアになってます。

タイムコントロールは15分プラス10秒/1手。
-----

1ラウンド目。黒。Scandinavian。

28...Qa5? 29.e6+ 😱

29...Ka8 30.e7 😱

これでも続けましたが、mate-in-one になった時点でリザイン。
-----

2ラウンド目。白。相手は指すのが早い女の子。Pirc Classical Variation。

22...Kg7
これが黒の敗因だと思います。

23.g5
直前の黒キングの動きがビショップの逃げ道を封じています。

23...fxg5 24.fxg5

これで黒はビショップを失います。

勝ち
-----

3ラウンド目。黒。Scandinavian。


白は 16.Bh6 を指してドローオファー。これは拒否しました。

32...g5 白のビショップを捕獲。


以降はゲームの最終盤です。時間がなかったので局面は正確ではないかもしれません。
42...Rh6
あからさまなメイト狙い。

43. Rxf5
予期してませんでした。エンジンの評価は低いですが、私は動揺しました。

43...Qxf5
43...Qh1+ からフィニッシュ出来る気がしませんでした。h6 のルークが落ちるのは承知の上です。

44.Qxh6

だいたいこんな局面で時間切れ負け。
-----

4ラウンド目。ここまでの対局相手の名前はすべて外国の名前。日本にいるのになんでこんなに国際的なんでしょう? 白。1.d4 e6 2.Nf3 f5 で始まるDutch。

14...gxf6

15.Nxf5
この後は 15...Qxf5 16.Qxd6 のつもりでした。

15...O-O-O

なんと、ピースを取り返しません。

3手後に黒の時間が切れました。
-----

5ラウンド目。黒。Scandinavian。

39.b5

39...cxb5

40.c6
この手が見えていませんでした。


ここから2手指して時間切れ負け。
-----

6ラウンド目。白。Pirc Defense の Classical Variation。将棋からチェスに入ってきた人はフィアンケットが好きなイメージ。

9...b4

10.Bxg7??
10...Kxg7 の後に c3 のナイトを逃がすつもりでした。

10...bxc3

ここで等価交換ではないことに気付き、負けを意識します。
11.bxc3 Nxe4 12.Qe3 Nxc3??

普通なら discovered check を喰らったら致命的ですが、このナイトは動いても致命傷にはならないと判断。13.Bxf8。

イニシアティブはまだ黒が持っていると感じてましたが、少なくともマテリアル的にはプラスに転じました。このまま黒の攻撃をかわし続けて勝ち。
-----

毎度のことですが、運営の皆様、相手をしてくださった皆様、ありがとうございました。

2026年10月11日

全日本チームチェス選手権2026


赤羽チェスクラブの2日目の欠員を埋める形で参加しました。

30分プラス30秒/1手。インクリメントが30秒もあるゲームは久しぶりで嬉しいです。

最初に書いておきます。オンラインでブリッツをいくらプレーしても今回のようなOTBの長いタイムコントロールのチェスは上達しません。前から分かっていたことですが、今回はそのことを再認識させられました。
-----

4ラウンド目。相手は伊万里チェスクラブ。お菓子をいただきました。ごちそうさまです。
黒。Hさん。過去に2回、九州で対局したことがあります。Scandinavian。

39...Rf6(上の図)。
Rxh6# を防がないといけないので仕方ありません。
40.Bg5(下の図)。これは痛い。40...exf5 41.Bxf6 Bxf6 で exchange down。


43...Nb6(上の図)。d6 のポーンを守りつつ、...Rc7-e7-e1# で一発逆転みたいなプラン(妄想)を考えていました。44.Bd1??(下の図)。これは見逃しません。44...Rc1#。命拾いをしました。

個人でも勝ち、チームも勝ち。
-----

5ラウンド目。相手のチーム名 Anthropotelos le retour の Anthropotelos はギリシャ語で人類の未来みたいな名前だと伺いました。おそらくこれが そのサイト です。

白。Nさん。Anti-Colle 1.d4 d5 2.Nf3 Bf5。


私の 5.Qb3 に対して、5...Nc6(上の図)。これが同レート帯のブリッツなら b7 を守るような例えば 5...Qc8 のような手を指します。相手は格上なので 6.Qxb7 は予期しているはずです。で、なぜ 6.Qxb7 を指せないのか考えさせられ 6...Nb4 があることが分かりました。こういうことで冒頭に書いたようなブリッツとの違いを感じます。


11...e5(上の図)。ここで私が 12.dxe5 と取ったのが良くなくて、12.d5 と突き越した方が良かったとのこと。


17...Qc6(上の図)。強烈なパンチ。ナイトを守るためにしかたなく 18.Rc1 としますが、18...Qxg2 から徐々に崩壊していきました。
個人では負け、チームは3Bと4Bの活躍でドロー。
-----

6ラウンド目。相手はせとうちチェスクラブ。黒。Jさん。Scandinavian。2手指した時点でやり直しというハプニングがありましたが、結局同じ手順となりました。


23.axb5(上の図)。これまた ふだんのブリッツでは起こらないような苦しい局面です。自分だけクイーンを失うのは嫌なので 23...Rxd3。これを冷静に 24.Qxd3 と返されます(下の図)。

24...Rxd3 25.bxa5(下の図)。チーム戦でないならここでもうリザインです。チーム戦だと粘らないといけない気がして10手ほど続けましたが、あまりにも往生際が悪すぎると感じてリザイン。

チームとしてはドロー。
-----


今日はチェス・プレーヤーが制作した「とりたまライフ」というゲームをいただきました。大会の隙間時間に説明をすべて読み切るつもりでしたが、老眼でカードに書かれたテキストが読めませんでした ...素直に老眼鏡を買うべきなんでしょうね ...

2026年8月11日

第3回 赤羽チェスクラブ FIDE Rapid 大会


15分プラス10秒/1手というタイムコントロールはレベルアップチェス大会と同じなんですが、赤羽の大会(6ラウンド)は1時間の休憩時間があるのにレベルアップチェス大会(5ラウンド)よりも試合数が多いのが不思議です。
-----

1ラウンド目。黒。E君。English。

19...NBb2。これで a ポーンが取れます。

その a ポーンを取ったナイトがビショップと交換され、以下のような形に。

ここで、23.Rxa4 bxa4 24.Rxb7 を指されたら嫌だったのですが、白はその手を指してきませんでした。本譜は 23.Kf1 で、内心「めっちゃラッキー」。実際 評価値は +0.4 から -2.4 に下がったので私の感覚は間違ってないです。喜んで 23...Rxa1


上の局面は、白キングが Kf4-Kf3-Kf4、黒キングが Kd6-Ke6-Kd6 を繰り返した結果です。ドローにしたくない私はここで 38...c5。

これが功を奏し、最終的には以下の局面で白がリザイン。

-----

2ラウンド目。白。K君。Colle System、Zukertort variation。


22...Bb6
これが敗因でしょう。23.Bd6 で exchage up 確定です。ここから約30手後の 52.Rxc5 で黒リザイン。

-----

3ラウンド目。黒。Cさん。Anti-Colle。


35.a5
このポーン突きを見落としたのが私の敗因。ナイト死亡です。

このマテリアル差ではどうしようもなく、以下の局面でリザイン。

-----

4ラウンド目。白。Zさん。Anti-Colle。


30.e5
どちらかのナイトが取れそうに見えますが、取るとこっちのビショップが落ちるのですぐには取れません。
30...Qf7 31.Bd3

これでナイトが取れます。もし 31...Qxg6 32.Bxg6 のクイーン交換ならビショップがルークに当たるのでナイトを逃がす余裕はありません。

黒はここから粘りましたが、最後は以下の形でチェックメイト。

-----

疲れているのか興奮しているのか体の中に化学物質が流れているのを感じます。こういう非日常がいいですね。
-----

5ラウンド目。白。Pさん。Pirc Defense, Classical Variation。

かなりの接戦で、お互いに時間が危ない状況でした。

黒が上のように 44...Rd7 を指したので私は 45.Ke2 を指そうとしたら、相手が「すいません。」と言いました。ヒヤッとしました。自分の時間が切れていたのではないかと。そしたら、切れていたのは相手の時間でした。
-----

6ラウンド目。黒。K君。Scandinavian。K君、中学生。

珍しく1番ボードまで登ってこれましたが、相手はここまで負け無し。強いのは分かっています。「どうやって強くなったの?」と尋ねたら「YouTube」という回答。それは新しい。時代が変わったのを感じます。

12.Ba3(図)から、12...Qd7 13.Ne5(図)で私のクイーンを追い払ってから 14.Qxc7(図)。展開を終える前からジャブを喰らいます。




今日、一番驚いたのは終盤近くの 23.Qxa6。私のポーンを取ったわけですが、この白クイーンは取れそうで取れません。エンジンも brilliant 評価ですし、才能を感じます。


最後は 31.Qb8+ を喰らってリザイン。

-----

毎度のことですが、運営の皆様、相手をしてくださった皆様、ありがとうございました。