2009年1月29日

読みたい本がたくさん?

私は1つのチェスの本を読んでいる間に別の本を読み始めてしまうので、読み終えた本は少なく、読みかけの本がたくさんあります(私だけではないかもしれませんが)。

シシリアンでは黒が ...d5 を狙う、ということがいろいろな本に書かれていますので、きっとそういうものなのでしょう。しかし、私は実際にゲームをしている最中に「よし、センターを支配しよう」と考えることはありません。相手のキングを攻撃できるように、あるいは、それ以外の特定の目的(自分のキングの防御や特定の標的に対するタクティカルな攻略)のために最適な位置にピースを配置することを考えます。そのような具体的な目的の達成のために必要不可欠な場合のみセンターで何らかの工作をしますが、それ以外の時はセンターのセの字も脳裏に浮かびません。それでいい、と思っているわけではありません。多くの本で当たり前のように述べられていることは正しいに違いありません。というわけで、今朝は The System という本をかばんに入れました。読みたかったのは当然センターの支配の部分についてです。この本は、棋譜の部分を飛ばして、テキスト(文章)だけを読みましたが、センターの支配に相当こだわっているので、とっかかりとしては最適なはずです。読み返してみると、支配(control)の定義すら、間違って覚えていました。「支配したマス=自分の駒を安全に置けるマス」だと思っていたら、「支配したマス=相手が駒を置いたらその駒を取れるマス」でした。時間があれば、この本の棋譜を並べてみるべきだと思っています。できれば、1手ごとにどっちがどのマスを支配しているのか色分けでもしながら。

上記の The System でも、今 借りているシシリアンの本でも Hans Kmoch 氏の Pawn Power in Chess という本に触れています。きっといい本に違いありません。そこで、アマゾンの書評を読んでみました。ベタ誉めです。根気良く繰り返し学習すれば実力が上がる、という意見が多いです。欠点は、①難解で面白くはない、②著者固有の表現が分かりにくい(例えば、ダブル・ポーンのことを twins(双子)と呼ぶ)、③古い表記方法で書かれている、だそうです。私にとって一番ネックになりそうなのは③ですが、ある人の書評ではその点にも触れています。チェスが分かるだけの知能があるなら、古い表記方法を覚えるのにそんなに時間がかからないはずだ、と。買おうかどうか迷います。

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