本日最初のゲームが終わった後、嫁が寄ってきて「優勝の賞品はチェスクロックらしいよ。あのチェスクロック欲しい!」。「それ、グループ1の賞品じゃないの?」「3グループとも同じ賞品だって」。というわけで、嫁用のチェスクロックを狙うことに。珍しく(初めて?)グループの首位に入っていたので、射程距離内でした。
6ラウンド目も辛勝し、最終ラウンドが始まる時点で私は5ポイントで単独トップ。他に4ポイントが二人。ドロー(0.5ポイント)で十分 ...
前回は 1.e4 だったT君でしたが、やはりオープニングは変わっていました。セミスラブのメランになりました。クイーンサイドで張り合っている時、ふとキングサイドに目をやると、なんか攻めやすそうに見えました。
r5k1/1b2qppp/2pbpn2/r7/Pp1PB3/1Q2P3/1B1N1PPP/R4RK1 b - - 0 18
ここから、キマると思ったサクリ 18...Bxh2+ がキマまらず、19.Kxh2 Ng4+ 20.Kg1 Qh4 21.Nf3 で受けられてしまいました。このナイトによって攻撃を続けるどころかクイーンが追い返されました。この後はピースダウンが響き、ジリ貧で負け。
r5k1/1b3ppp/2p1p3/r7/Pp1PB1nq/1Q2PN2/1B3PP1/R4RK1 b - - 0 21
おそらくビショップをサクる前に、18...Nxe4 19.Nxe4 Bxh2+ 20.Kxh2 Qh4+ としてナイトが f3 に行けないようにしておけば、本譜よりマシな流れになっていたと思います。図の後、21.Kg1 Qxe4 22.Qxb4 なら 22...c5 (メイト狙いとクイーン取り)があります。
r5k1/1b3ppp/2p1p3/r7/Pp1PN2q/1Q2P3/1B3PPK/R4R2 w - - 0 21
終わってみると5ポイントは二人いましたが、この大会はレーティングが低い方が優先されるので私が優勝。嫁が欲しがっていたチェスクロックをめでたく手中に収めることができました。いつもサポートしてくれる(持ち時間が5分を切り棋譜をとる義務がなくなると、私の代わりに棋譜をとってくれます)嫁の希望を叶えてやれて非常にうれしいです。
このチェスクロック(DGT960)はコンパクトで持ち運びに適しており、フィッシャー・ランダム・チェス用のポジションを生成してくれる機能もあります(フィッシャー・ランダム・チェスは、ルール自体は普通のチェスと同じですが、ゲーム開始時のピースの配置がランダムです。1手目から頭を使います。)。
2009年1月12日
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