駒無しの盤を見ながらですが、目隠しチェスの問題の2問目(1.d4 Nf6 2.Nf3 e6 3.Nbd2 d5 4.g3 c5 5.dxc5 Bxc5 6.Bg2 の後の黒の最善手は?)がようやく解けました。3問目(1.d4 d6 2.c3 Nf6 3.Bg5 Bg4 4.d5 e6 の後の黒の最善手は? )は盤無しで解けましたが、別に私のスキルが向上したわけではありません。Cambridge Springs の罠の1つに形が似ていることに気付いたので一種のパターン認識です。
GMは多くのポジションをチャック(塊)として記憶しているという話があります。私もその日経サイエンスは買いましたが、買った当時はチャンクなぞ自分にはあまり縁がないものだと思っていました。しかし、Cambridge Springs の形もチャンクの1つと言えるはずなので「無くて七癖」ではないですが、自分にも認識できるチャンクがあるわけです。
さらに、私の勘違いでなければ、GMは必ずしも凡人よりもはるか先まで手を読んでいるとは限らず、このチャンクによるパターン認識を活用していることが多かったような。私は正確に先まで読むための訓練も兼ねて目隠しチェスの練習をしているのですが、実戦における効果を期待するならポジション(チャンク)を多く覚えた方がいいのかもしれません。例えば、2問目は f2 のマスが争点になりそうなことは気付きましたが、具体的にどう活用できるのかすぐには分かりませんでした。1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bc4 のように f7 が争点となるようなオープニングと縁のある人ならもっと簡単に解けたのかもしれません。そうは思いつつも、私は目隠しチェス自体ができるようになりたいので、今のトレーニングを少しずつ続けていきます。
2 コメント:
かなり昔の話ですが、将棋の学生名人をとった先輩が「将棋の強さとはパターン認識力」と断言しておられたのがとても印象に残っています。
manabe 様、
コメントありがとうございます。詳しいことは知りませんが、年を取ってからマスターになったある人は数多くのキーとなるポジションを繰り返し眺めるトレーニングをしていたらしいです。やはり、パターン認識力を鍛えていたのだと思います。
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