9ラウンド目。黒。Sさん。予想通り、London System。付け焼刃とは言えプレパレーションをした甲斐があり、最初の数手はスムースに指せました。しかし、先日のDutchと同様に、準備しておいた範囲を越えて自分の頭で考えた手を指した途端にそれが悪手で自らピンチを招きます。
幸い、指されて一番嫌な手を相手が指してこなかったので救われました。
4k2r/ppr3pb/3bp3/3pN2p/1P1P4/P3NP2/6PP/R3R1K1 w k - 0 25
このゲームで相手が放った技は上の局面から 25.Nxd5。持ち時間がそれほど多く残ってなかったので読み切れないまま指し続けました。25...exd5 26.Ng6+ Kf7 27.Nxh8+ Kf8 28.Ng6+ Bxg6 29.Re6。
どちらかのビショップが落ちそうに見えます。しかし、良い手を見つけました。
29...Bf4! 30.Rxg6 Kf7
意外にもルークに逃げ場はありません。なので、白は 31.Rg3 でルークとビショップを交換。
最後の方は下のような局面で ...Ra2+ と ...Ra3+ を繰り返して30分が加算されるまで手数を稼ぎましたが、相手がスリーフォルドを選んだのでそのままドローになりました。しかし、ドローでもかなりレーティングを持っていかれます。
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10ラウンド目。白。Hさん。Colle。
r1b2rk1/ppqnb1pp/4p3/2ppPp2/2P2P2/1P1BP3/PB4PP/RN1Q1RK1 w - f6 0 12
この局面がクリティカルなポジションだと判断したので23分費やして考えました。12.exf6 のアンパッサンと 12.cxd5 とお馴染み(?)の 12.Rf3 が候補手でしたが、アンパッサンはせっかくf6のマスに利いて相手のピースを動きにくくしているe5のポーンを自ら手放すことはないだろうと考えて却下。12.cxd5も今でなくてもいいと判断して、消去法で 12.Rf3。
時間を使って考えたのが功を奏したのか以下のようななかなか良いポジションになりました。
しかし、いかんせん時間が足りません。一時的には残り時間の差が相手と1時間以上も開いていました。30分が加算されてようやく楽になり、最後は以下の局面で相手がリザイン。
この方に勝ったのは初めてなので嬉しいです。また、相手は明日強制BYEを喰らったようなので、私が負けていたら私がBYEだったかもしれません。助かりました。明日、写真を撮るためだけに会場に行くのはかなり虚しいですから。
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