2011年12月7日

小島チェススクール第二回

参加者の一人と講義が始まる前に一局指すことになりました。「フィアンケット」という単語も覚えたばかりでチェス歴は明らかに長くないのですが、1.d4 e6 2.Nf3 d5 3.e3 c5 と素人とは思えないまともな手順。しかも、指すのが速かったです。私は負けました。おそらく10分くらいしか経ってなかったでしょうからそれこそ “瞬殺” です。風邪で体調は万全ではありませんでしたが、それでもショックでした。オープニングはフレンチを覚えたのでそれに近づけるようにしていたようです。そう言われてみれば 1...e6 2...d5 3...c5 って 1.e4 で始まっていれば普通はフレンチになりますね。

今日の講義のテーマは「アウトポスト」。本で読んだことはあるので少しは知っていますが、このような少人数の講義のメリットは質問が出来ることです。最後に私は以前から知りたかったことを遠慮なく聞けました:アウトポストを作った後にどう活用すればいいのか?答えとしては、特に決まっているわけではなく、相手の負担になればいいとのことです。たしかに、それでいいのかもしれません。私はコンピュータ相手に指す気はしないので、相手は基本的に人間です。人間はミスをします。相手にミスをしやすくさせるには負担を増やせばいい(気を付けなければならない点を増やし、精神的なプレッシャーをかける)のです。

次回はIQP(isolated queen pawn)をテーマにする予定だそうです。ご存じない方のために、isolated queen pawnとは孤立した(e列とc列に支えあえるポーンがない)d列のポーンのことです。通常は孤立ポーンは弱くて弱点になりますが、IQPは弱点とは限らず諸刃の剣的な存在です。IQPを持つ側には攻撃のチャンスがあるようですが、その理屈がよく分かりません(本で読んだことはありますが理解できませんでした)。興味のある方は是非!

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