3局目。白。Sさん。ピルツ。レーティングが低いゼロ・ポイント同士の対局なので、負けたら次のラウンドのBYEは確実。昨晩、Sさんとの過去のゲームを振り返りました。あまり芳しくありませんでしたが、改善策を考える時間はありませんでした。ところが、ゲームの展開がいつも異なりました。黒がキングサイド、白がクイーンサイドにキャスリングするのが自然だと思いますが、黒がなんとクイーンサイドにキャスリングしました。自分はどちらにキャスリングするか悩みましたが、ルークを使った攻撃をしたいので、逆サイドを選択。
1k1r3r/pppqppb1/3p3p/3Pn2n/P3P1pP/2N1B3/1PPQBPP1/RR4K1 w - - 1 16
上の局面から最初に思いついた手は 16.Qd4 によるダイレクトな a7 狙い。しかし、それだと 16...Nf3+ という discovered check でクイーンが落ちることに気付きました。別の手を思案。16.Bxa7+ が実は Colle の Bxh7+ のほぼ鏡写しだと気付きました。16...Kxa7 17.Nb5+ Kb8 18.Qa5(下の図)。詰むと思ってサクったのに、ここにきて必ずしも詰まないことが判明。しかし、ひたすら攻撃を続けて貴重な勝ち。
4局目。黒。N君。カタラン。先日、ブリッツをした際のラインをお互いに覚えていて、まさにそのラインに入りました。最初の13手を指し終えた時点(下の図)でお互いの持ち時間は約94分。
ここでペースが鈍くなります。私が15分をかけて指したら、なんと白は40分近く考えていました。しかし、指している時には気付かなかったミスが幾つかあり、結果的に押しつぶされました。負け。レーティングが2000を超えている相手がプレパレーションをしていると分かっているラインに突っ込むのは無謀でしたが、だからといって自分が不慣れなラインを選択するのはもっと無謀なので仕方ありません。
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4局目の開始を待っている間や翌日のペアリングが発表されるのを待つ間、私は Chess.com の自分のゲームで指す手を考えていました。以下のように、1手5日のゲームでも結構時間が切れそうなので、こういう隙間時間も有効活用しないと時間が足りません。でも、仕事以外のことで忙しいって結構幸せです。
2 コメント:
充実した四日間をお過ごしのようで、うらやましい。「チェスは一日を短くし、一生を長くする」ですね。
第四局。私が思いますに、「プレパレーションをしていると分かっているラインに突っ込む」のは決して無謀ではなく、「上達の王道」です。この敗戦を糧に、このラインに明るくなったのですから、得るところ極めて大です。
どうぞ残り三試合(プラス通信チェス)を存分にお楽しみください!
みとじん様、
コメントありがとうございます。
通信チェスでもカタランの同じラインを使ってましたが、あまり感心しませんでした。オープン・カタランの中の他のラインに乗り換えようと考えています。
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