前回の投稿で「3...Qe5+ がまったく触れられていない」と書きましたが、それは誤りでした。
この本に限ったことではないですが、オープニングの本やDVDでは一番のメインラインの解説を先にして、サイドラインは後回しという構成を採用していることがあります。この本で言えば、2手目でスカンディナヴィアンから外れてしまうような Blackmar-Diemer Gambit(1.e4 d5 2.d4) なんかの解説は最後の方だったりします。
私は early deviation(早い段階からメインラインからはずれるもの)から先に読みたいので、こういう本だと後ろから読むことになります。最初に300ページ目以降の2手目のバリエーション(BDG等)を読み、今は280ページ目前後にある3手目のサイドラインを読んでいます。そこに、3...Qe5+ がちょびっとだけ触れられていました。3...Qe5+ に対する完璧な refutation (反撃)は存在しないけれどだからと言ってお勧めはしないというのが著者の意見でした。3...Qd8 の方が 3...Qe5+ よりはマシなようで、解説があります。これはこれで悔しいですね。
2010年12月22日
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