年が変わった瞬間、私は除夜の鐘を突くための列に並んでいました。物欲、金銭欲、権利欲の類が希薄な私にとっての煩悩はチェスの上達欲くらいでしょうか。しかし、それでも貪欲というには程遠い気がします。
1.d4 対策を決めねばなりません。今のところニムゾ・インディアンのつもりですが、1.d4 Nf6 2.c4 e6 3.Nf3 の場合、クイーンズ・インディアンにするかボゴ・インディアンにするか決めていません(暫定的に 3...d5 としています)。私でも名前を知っているような有名GM達の支持が多いオープニングを使うのが間違いないだろうと思い、chessgames.com で調べてみました。
●フィッシャー:キングス・インディアン、ニムゾ、グルンフェルド
●カルポフ:クイーンズ・インディアン、ニムゾ
●カスパロフ:キングス・インディアン、グルンフェルド
●クラムニック:セミスラブ、スラブ
●トパロフ:キングス・インディアン、クイーンズ・ポーン・ゲーム、モダン・ベノニ
●アナンド:クイーンズ・インディアン、セミスラブ、QGA
●カールセン:クイーンズ・インディアン、ニムゾ、スラブ
1.e4 に対してはシシリアンが圧倒的だったのに対し、1.d4 はある程度ばらけているようです。それでも、QGDとダッチを多用する人がいないということはきっとこれらは 1.d4 に対する最善のオープニングではないのでしょう。
キングス・インディアンは強そうなんですが、どうもセンターが閉じていて難しそうな印象があります。なので、当面はクイーンズ・インディアン(ニムゾのペアとして)を使ってみようと思います。スラブとグルンフォルドも面白そうなんですけどね。
というわけで、2010年は私にとってのクイーンズ・インディアン元年になります。
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