2009年12月28日

気になるオープニング達

普段はタクティクスの問題ばかり解いていますが、大会の直前と直後だけはオープニングのレパートリーが特に気になります。

大会直前はDさんを意識してシシリアンのグランプリ・アタックを調べていましたが、結局彼とは当たりませんでした。会場で本人に直接「1.e4 c5 の後は 2.Nc3?その後、2...Nc6 なら 3.f4?」と聞きましたが、教えてくれませんでした。しかし、来年のクラブ選手権ではほぼ確実に当たるので情報が欲しいです。

ダッチについても予習はしておいたのですが、往きの電車の中で iPhone の Glaurung を使ってそのラインを並べていたら私が用意していたのと別の book move を提示してきました。急遽、そちらに切り替えたくなりましたが、大会当日はノートPCもオープニングの本も持っていなかったので何もできず。しかし、これも大会では使うことがありませんでした。今日は予想通り通勤電車が空いていたので軽く調査ができました。

昨日唯一序盤が気に入らなかった Anti-Colle は図の通りポーンを突き過ぎ(だと思う)。これも今朝、電車の中でどうするべきだったかチェック。本に載っていたラインも実はあまり好きではありませんが、本譜よりはマシなんでしょう。



大会ではシシリアンのナイドルフを2局指す事ができました。やはり本を読んで並べるのと自分の実ゲームだと重み(真剣に考える度合い)が全然違います。しかし、いまだにこれがスカンディナヴィアンよりも評価が高いというのが個人的には不思議です。“必修科目” なので引き続き “お勉強” を続けますが、早くその潜在能力を理解(納得)し、活かせるようになりたいです。

4 コメント:

bmasahiro さんのコメント...

Najdorfは1,2試合で特性を理解できるようなものではなく、ましてきちんと形になるまで膨大な時間がかかることは間違いありません。

100試合勝って100試合負けてようやく何かがつかめるといった感じではないでしょうか?

私は数え切れないほどNajdorfを指してきましたが、おそらく負けたゲーム数もダントツでトップなはずです。

kawanaka さんのコメント...

ありがとうございます。馬場さんの若さで200試合かかったのなら、私はもっとかかるでしょうが、以前うかがった“破壊力”を信じて使い続けます。少なくともシシリアンが最強の 1.e4 対策であることは間違いないでしょうから、長期的に見れば正しい方向に向かっているという安心感があります。

みとじん さんのコメント...

これは困った。スカンディナビアだけでなく、ナイドルフも覚悟しなければならないとは、kawanaka対策を練り直さないといけない・・・と密かに偵察する私でした(^^)

kawanaka さんのコメント...

みとじん様、
ナイドルフ対策?ツッコミたいところですが、やめておきます。私は中盤でボロを出しますから、対策しなくても大丈夫ですよ。

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