2009年12月27日

松戸のイヤー・エンド・トーナメント

1局目。黒。シシリアンのナイドルフのポイゾン・ポーンのバリエーションにしましたが、ここでIさん長考。



このバリエーションをご存じなかったようです。ちょっと意外でした。しかし、次の局面で私はビショップとナイトへのダブルアタックになると思い、即座に 16...b4? を指し、17.Qxe6+ を喰らいました。


r3kb1r/1b3p1p/p2ppp2/qp5B/3PPP2/1QN5/P5PP/R4RK1 b kq - 0 16

そもそもビショップが h5 に来れないように、早めに ...h7-h5 を指しておくべきでした。負け。

2局目。黒。シシリアンのナイドルフ。次の局面で、iPhone の Glaurung によると定跡は、10...Nbd7 11.a5。


rn1q1rk1/1p2bppp/p2pbn2/4p3/P3P3/1NN1B3/1PP1BPPP/R2Q1RK1 b - a3 0 10

既に知らない領域に入っていた私は、10...Nc6。ところが、記憶に頼っていた相手のKさんはここで、11.a5?。ナイトの位置の違いが利いてきます。11...Bxb3 12.cxb3 Nxa5 とポーンアップした上に白のポーンが弱くなりました。



しかし、次の局面でこのゲームで最大のミスをしました。


r4r1k/3q1p1p/1b1p1P1Q/1p2p2p/1p2P1P1/1P6/1P5P/R4R1K b - - 0 28

Qg7# を避けるために 28...Qxg4 なら大丈夫だったと思いますが、本譜は 28...Rg8? 29.Rxa8 でピンチに。結果はドロー。

3局目。白。Anti-Colle。勝ちましたが、序盤が恥ずかしくて人に見せられません。

4局目。白。Colle。こういうポジションになると衝動を抑えられません。


r1bq1rk1/p1p1bppp/1p2p3/2npP3/5P2/1P1BP3/P1PN2PP/R1BQ1RK1 w - - 0 11

11.Bxh7+!?。相当長い間イニシャティブを握っていて楽しかったのですが、緩い手を1つ指したら黒キングが危険地帯から脱出。しかも、次の絶妙なコンビネーションで私は戦意喪失。


r3r1q1/p1pk2p1/1p2p1P1/2bpPp2/3B3Q/1P2PR1R/P1P1b1PP/6K1 w - - 0 30

30. Rf2 Bg4 31. Rg3 Be7!



クイーン交換を強要された上に、ルークは串刺しにされます。

32. Qh7 Qxh7 33. gxh7 Bh4

この2手後にリザインしました。

大会の写真は後日掲載します。

大会の終わりにチェスのビデオが何本か無料で提供されました。そのうちの1本をいただきました。



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