借りたDVDは実はまだ見ていないのですが(サマーオープンの写真もまだアップしてません)、Google で検索したら、どうも 3...Qd6 のスカンディナヴィアンは ...a6 と ...b5 を伴うようです。ただでさえピースの展開の遅いスカンディナヴィアンなのにそんなことをしている余裕はあるのでしょうか?
IM Sam Collins 氏の An Attacking Repertoire for White には実は 3...Qd6 のゲームが紹介されています(参考までに、Svidler-Cicak 2003 European Clubs Cup で、以下の図のようになります)。一冊の本で 1.e4 のオープニングをほぼ網羅しているのに、スカンディナヴィアンの 3...Qd6、3...Qd8、3...Qe5+ までカバーしているのはスゴイと思いました。
1k1r3r/1pq2pp1/p1pbpn1p/4N3/3P1P2/P1NR1Q2/1PP3PP/1K1R4 b - - 0 18
2 コメント:
>ただでさえピースの展開の遅いスカンディナヴィアンなのにそんなことをしている余裕はあるのでしょうか?
John Emmsのattacking with 1e4(Everyman Chess)のスカンディナヴィアンのところをみると、3…Qd6から…a7-a6, …b7-b5のプランについて
「しかし、このように手数をかけるのは危険だ。特に、黒は既にクイーンの動きで手損をしているわけだから」と解説があります(訳文に自信はありませんが)。
kawanakaさんと同様の見解かと思います。
ありがとうございます。私はいつも早く白に追いつきたい(ピース展開に関して)と思いながらスカンディナヴィアンを指しているので白が h3 とかを指してくれると内心「ラッキー」と喜んでいます。しかし、それでも 3...Qd6 がどんなものなのかは知っておきたいとは思っています。
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