2018年5月4日

Golden Open 2日目

4ラウンド目。白。初対局のM君。Anti-Colle 1.d4 d5 2.Nf3 Nf6 3.e3 Bg4。


ここで 23. Rxf5+ で1つ目のポーン得。


ここでこのゲーム最大のブランダー、34.Rxg6? Bxe5 35.Rxg8 Bf4+ 36.Kc2 Rxg8

しかも、ここまで指してようやくピースダウンに気付きます。それで自分の方が敗勢だと思い込んでしまったせいか、本当はまだ白の方に勝つ手があるのにまったく見えていません。例えば、

本譜 41.Rxh5。ベストムーブは 41.g6。


本譜 52.d5。ベストムーブは 52.Rf8。


ここでドローオファーして受けてもらえました。コンピュータ評価は 0.00 ですが、間違えた方が負けるようなポジションです。
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5ラウンド目。黒。Tさん。Queen's Pawn Opening, Mason Attack (1.d4 d5 2.Bf4)。


ここまで私は15分消費しているのに相手はほとんど使っていなかったので焦り始めてました。ここで白がちょっと無茶なサクリをしてきました。が、白にはその代償がなかったため、16手目を指す前にリザイン。勝ち。
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6ラウンド目。白。O君。Colle。


勝ったつもりで 23.Ng4。ものすごい勘違いでした。23...h5 で簡単に防げることが読めてなかった自分のマヌケさに愕然。


ここで 29.Rd1? はブランダーでしたが、そうでなくてもどのみち負けです。
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2018年5月3日

Golden Open 1日目


今大会からの大きな変化がこのチェスクロック。JCAが用意してくれました。私がアービターのセミナーで発言したりブログで書いたりしたこと(今まではお金を払って貸し出しているのにトラブルが多いクロックだったし、FIDE標準から除外されたモデルでした)が通じたのかどうか知りませんがこれはみんな嬉しいでしょう。
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1ラウンド目。黒。Uさん。Catalan。


閉じ込められたクイーンサイドのビショップを出すための 9...b6 という手。実は過去にはあまり指したことありませんでした。こういう局面をどう打開すればいいのか尋ねると上手い人はだいたいこの手を教えてくれます。コンピュータの解析でもベストムーブとして見なしてくれました。小さなことですが、何でもいいからこういう進歩を感じたいです。


格上相手にかなり耐えたと思ったのですが、35...e5 36.Qxe5 Ne6 で受かるのかどうか考えているうちに時間切れ。

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2ラウンド目。黒。公式戦は初対局のS君。Scandinavian。


序盤はそれほど差はなかったのですが、ここらへんからキングサイドへの圧力をビシビシと感じるようになり(特にhポーン)持ち時間が1分ほどしか残っておらず間違えました。33...g5? 34.Rxf5!。このルークを取ろうものなら、35.Re8+ が致命傷となります。この先はもう脳内パニック。負け。
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3ラウンド目。白。Yさん。Colle。


あまり馴染みのない局面なのでやたらと時間を使わされます。17.bxc5 Qxb7 はポーンストラクチャー的に避けたいです。


指せるものなら次は 27.Bc5 でルークの利きを遮るつもりでした。ところが、26...d4!。このポーンを食ったらメイトを喰らいます。自分よりもレーティングが低い相手が指す手とはとても思えず焦ります。


33...Rxb1 34.Rxb1 Rc1 なら 35.Rb2 で逃げ切れることを確認してから指した 33.Ke2。残り時間は約30秒でした。33...R1c4。どうするか考えているうちに時間切れ。せっかく1ポーンアップでクイーンサイドのポーンが強そうなのに ....
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明日は会場の都合で休みです。

2018年3月11日

百傑戦2日目(& アービターに関して)

FIDEアービターのレクチャー後の最初の大会というだけあって、やはりアービターの行動が今まで以上に気になりました。アービターに関するところは青で書きます。
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4ラウンド目。白。F君。Pirc。

過去の大会で彼がポーン3つを使ってルークを持っている相手に勝ったのを見たし(=エンドゲームに強いのは明らか)今大会もクイーンを先にぶった斬るようなタクティクスを繰り出しているのを見ているのでビビッてました。Pircだと私は殴り合いになることが多いのですが、今回は自分が読み切れないような複雑な局面は避け、相手のタクティクスの種を摘み取るようにプレーにしました。たとえドローでもレーティング差が400以上あるので“アップセット”と見なされますから ... (弱気)


ドローっぽい局面を長く維持していましたが、残り時間が3分くらいになると焦って思考力が落ちます。gポーンをタダで取られるのが嫌で、30.Nh5 Bxh5 31.gxh5 で逃がしたつもりでしたが、孤立してしまったため標的となり、結果的に落とされてしまいました。上のポジションをよく見れば、仮に 30...Ne2 に逃げたとしても黒のeポーンが弱まるので黒はきっと 30...fxg4 はしなかったでしょうね。


47.Nxg3 Nf4+ 48.Kh2 e2 49.Nxe2 Nxe2 だと負けると読んだので、 47.c3 で待ってみたのですが無意味でした。 47...Nf4+ 48.Nxf4 Kxf4。リザイン。

FIDEアービターのレクチャーの中でFIDE公認のチェスクロックのモデルの一覧がありましたが、自分(やJCA)が持っている古いDGT2000では何がダメなのかはっきり分かっていませんでした。このゲームは相手の時計を使ったのですが、それは公認モデルの1つであるDGT3000で、その違いは明らかでした。開始時点から秒単位の動きが見えます。これならば、最初から動いていることも30秒が足されていることも容易に確認できます。古いモデルだと20分を経過するまで秒は表示されません。
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5ラウンド目。黒。Kさん。Scandinavian。


このポジションから私は 11...Bxf3 としました。コンピュータは意外なことに 11...c6 の方が良かったと言ってます。次のゲームでも似たようなポジションになったのですが、そっちは実際に指した ...c6 の方が悪いという評価でした。オープニングの勉強に時間を割きたくないからこのオープニングを使っているんですが、この形になり易い上にベストな対応が異なるのであれば、ちゃんと理解しないといけないんでしょうね ...(と書きつつ、きっと何もしない気がします)。


白に 35.Rb7 を指された瞬間、36.Re7+ の後に、discovered attack で白ルークは好きな所に行けるので負けを覚悟しました。ナイトはe7を抑えているように見えますが、c3-c4で簡単に追い払えます。しかし、冷静に見るとdiscovered attack で取れるとはせいぜい e6 のポーンだけで、そこから先メイトにつながるようなコンビネーションはなさそうです。なので、35...Nxc3 でポーンを取って d1 のルークにもちょっかいをかけておきます。36.Re7+ Kf8 37.Re1 Kg8。結果だけ見ると自分の方がポーン得です。白は 37.Rd3 Nd5 なら 38.Rxe6+ が出来ました。


途中でexchange upしましたが、自分のルークは守りに縛られているので駒得を実感できる程の差はありません。そして、残り時間が1分を切ったこともあり、まともな手を指せていません。後悔した手の1つはここ。42...Kf7?。相手に 43.f4 を指されてはじめて 42...e5 を先に指してキングが ...Kf7-e6-d5 を通れるようにすることが大事だったことに気付きます。


そして、この 46...g6?。コンピュータもはっきり“BLUNDER”と表現しています。相手のビショップが黒マスなので取られないようにしたつもりですが、どちらかと言うと自分のキングの行動範囲を決定的に狭めることになりました。数手後に自分からドローオファー。受けてもらえました。
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6ラウンド目。黒。Y君。Scandinavian。


これが前のゲームと同様に白マスのビショップがぶつかっているポジションです。この後、11...c6 12.Ne5 Nd7 と続いたのでより似たポジションになります。


ここはミスりました。22...Bxe5 23.Rxe5 の後、例えば Re5-c5 とされるのを嫌ってあえて自分からビショップを交換しないように 22...Rh6 としたのですが、23.Bxf6 Rxf6 24.d5 はルークに対する discovered attack になることを見落としていました。ここから、白の好き放題タイムが始まり、耐えるしかありません。


上の局面で白は 31.cxd8 でポーンをd8のマスに置いて「クイーン」と言って時計を押しました。見ていたアービターがさっそく介入します。そう、ポーンをプロモーションのマスに置いたまま時計を押したらイリーガルなんです。私の持ち時間に2分が足され、白は次回イリーガルをやったら即 負けと宣言されます。教科書通りの対応なんですが、これを実践するのってかなり負担な気がします。


3ポーンダウンですが、いかんせんクイーンのエンドゲームです。長引きそうなのでドローオファーするも蹴られます。


さらに20手後、今度はポーンの数を同じにしてからドローオファー。54.Qe4+ Qxe4+ 55.Kxe4 で合意のドローが成立。
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自分が観戦しているゲームで片方のプレーヤーが駒を動かした手とは逆の手で時計を押してました。これは本来はイリーガルで、ペナルティが必要でした。私はアービターではないので何も言いませんでしたが(そもそも言ってはいけない)アービターだったら大変です。

私が直接聞いたわけではないですが、一日コース(指し切り)で持ち時間が2分を切った優位な方のプレーヤーは5秒/1手が加算されるように要求できるというFIDEルールが適用されたそうです。これは非常に良い変化です。私が指し切りの大会(クリスマス、正月)に参加しなくなったのは有利な局面を築いてもドローオファーを受けてもらえず時間が落ちて負けたことが非常に不満だったからです。

他にも変化はありました。遅刻が30分までになったことです。以前は1時間でした。

ただ、今回から変わるかもしれないと思っていたのに変わらなかったこともありました。強制BYEが1ポイントではなくて0.5ポイントのままであること(事前に告知されているので問題はないですが、なぜこんな簡単なことをFIDE標準に合わせないのか不思議です)と30分ごとに各ボードの時計の状態を記録するという作業はやっていた気配を感じませんでした(私が気付いていないだけかもしれません)。

2018年3月10日

百傑戦1日目

タイムコントロールは50分+30秒/1手。

1ラウンド目。白。Hさん。Colle。

黒が 23...Bc8 と指した局面です。24.Bxe4 で 24...Rxe4 なら 25.Nd2 で取り返せると読んで 24.Bxe4 を指したのですが、24...Qxe4 をまったく考えていなかったというおマヌケぶり。レーティングが500以上も上の相手にピースを落として勝てるはずがないので、ここでリザイン。

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2ラウンド目。黒。初対局のC君。Scandinavian。

お子さんです。しかし、いざゲームが始まるとオープニングをちゃんと分かっているし、指すのも速いので内心「やばいぞ」って思ってましたが、20手を過ぎたあたりから見落としをしてくれるようになりました。

これでbポーンをいただきます。


これでcポーンをいただきます。


そしてピースをすべて交換すると比較的分かり易いポーンのエンドゲームになりました。勝ち。
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3ラウンド目。白。Kさん。Colle。


やらない方がいいと分かっていても、時間がなくなってきてついついやってしまうこと、ありませんか?上はそんな局面でした。ナイトがg5に行ければ、h7とe6を同時に攻撃できるから「行きたい!行きたい!」。17.Bxe4 fxe4 18.Ng5 Bxg5。行ったところで取られるのは分かっていたはずなのに ...。そして、悪い駒配置が残りました。


f1には十分気を付けていたつもりでしたが、まだまだtactics的な読みが足りていませんでした。24...Rxc2!。相手のルークを取れない ... ならば、せめてaポーンを守ろう。25.Ra1。しかし、25...Rxa2。cポーンを取られたばっかりなのになんでaポーンを守れないことに気が付かないんでしょうね、私は。


こうなると、もうプロモーションを止められないので相手のルークを取りましたが、さすがにクイーンには勝てないので4手ほど指して諦めてリザイン。
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Chess.com でブリッツは毎日やっていますが、OTBは4ヶ月ぶり。普段は使わない脳の領域を使うのか、もう既に相当眠いです。

2018年2月25日

FIDE Arbiter のセミナー


最初にこの企画のことを知った時は、自分が参加するつもりはありませんでした。私は大会にはプレーヤーとして参加したいので、自分がアービターをやるということは考えにくいからです。しかし、滅多にないイベントだし多くの人が苦手意識を抱いている英語が苦ではないので軽い気持ちで申し込みしました。でも、テキストをダウンロードして読み始めてちょっと後悔。分量がめちゃくちゃ多いです。読んでみたい人はFIDEのサイトのArbiter向けのセクションで見つけられると思います。秘密文書ではないので。最初のうちはチェスのルールなので難しくありませんが、ペアリングの説明に入ると難解&退屈なので私はすべてを事前に読んでおくことは諦めました。また、GM等のタイトルを取得するための要件を読んでも、自分とは縁のない世界なのでどうしても他人事のように感じてしまいます。

レクチャーでカバーしたトピックは主に以下の通り。
●チェスのルール
●チェス用品(会場やテーブル等も含む)
●大会の種類(Rapid, blitz)
●アービターの役割
●不正対策
●プレーヤーのタイトル(GM、IM、等)
●アービターのタイトル
●ペアリング
●レーティング

多くのことに関してついJCAの状況と照らし合わせて考えてしまいますが、このレクチャーはあくまでもFIDEレーティングの大会を前提とした内容です。つまり、全国大会とジャパンリーグ以外の大会は必ずしも適用できるものばかりではありません。例えば、JCAの大会ではJCAが貸し出している時計がトラブっているのも何度も目撃しました。これはおそらく問題を起こした時計を修理・廃棄せずに繰り返し使っているからだと推測します。この状況を説明したところ、講師いわく、そもそも時計も駒も本来は大会運営者がすべて用意すべきものだが(しかも、すべて同じものを)「FIDEの大会なら」という条件が付きます。ただ、現在JCAが貸し出しているモデルはDGT2000であり、それはFIDEの推奨モデルよりも古いです。全国大会やジャパンリーグではFIDEが認めたモデルを用意するように要請すればJCAが時計を買い変えてくれるかもしれません(というよりも、本来はそうすべきです)。そういう自分の時計もJCAと同じDGT2000なので、FIDEの認めたモデル(DGT XL、DGT 2010、Silver Timer、Sistemco、DGT 3000)のどれかに買い替えようと思いました。

JCAの大会でのアービターの人数や質に対する不満の声はよく耳にします。そこで私は考えました。不正対策として身体検査を行う場合、プレーヤーと同じ性別のアービターが検査を行うことになっています。ということは、少なくとも男女一人ずつのアービターが必要になるはずなのでJCAにそれを要請できるかどうか尋ねてみましたが、回答は予期せぬものでした。「それは(アービターというよりも)運営側の問題。単に男女二人ずつのアービターを用意してもらえばいいだけでは?このレクチャーの参加者がアービターをやればいいのでは?」みたいな内容です。レクチャーはあくまでもアービター(志望者)向けのものであり運営がどうあるべきかという内容ではないのでそうなってしまうのでしょうが、今回の受講者の中からわずか数人でもアービターになってくれれば状況が改善されるのはたしかです(ここはちょっと他力本願です)。

このレクチャーを通じて実感したのは、アービターに要求される能力は結構高いということです。イリーガル・ムーブが生じた場合に持ち時間を追加するような設定は30秒程度、遅くても1分以内に完了できるようにトレーニングしておかねばなりません。また、ペアリングやタイブレークに関する質問を受けたらどうしてそういう結果になったかを説明できなければなりません。それだけでも大変そうなのに、FIDEアービターの資格を取得すること自体も実は大変です。私はレクチャー最終日のテストに合格すれば FIDEアービターの資格を取れると考えていたのですが、それは勘違いでした。FIDEのアービターになるには、GMやIMと同様にノームがあり、ざっくり言えば FIDEの大会3つでアービターを務める必要があります。これはハードルが相当高いと感じました。日本だとFIDEの大会は年に2回しかなく、どちらかといえば私はプレーヤーとして参加したい大会です。しかし、本気でFIDEアービターの資格を取りたいと思う人達はみんな今度の全国大会でアービターをやるでしょうから、普段の大会よりもアービターがたくさんいるかもしれません。

最終日のテストですが、テキストを参照したり計算機代わりに使うために、PCやスマートフォンの利用が可能。さらに、3時間以上もあるので余裕だろうと舐めてましたが、甘かったです。レクチャー中に使われた例がそのまんま問題になっているようなケースも多々ありましたが、ペアリングやGMタイトルの要件判定の問題は計算が面倒くさくかなり時間を取られました。合格ラインは80点(100点満点中)ですが、受かっているかどうかは微妙です。

2018年1月13日

小島君のレクチャー、チェスセンターの閉鎖

池上のチェスセンターが2018年1月で閉鎖されることになりました。

私が2005年にJCAへの入会手続きをしたのはこのチェスセンターで、大会で利用しているチェスセット(しかも、自分が買った唯一の駒と時計)もここで買いました。ここで指したことはほとんどありませんでしたが、小島君のレクチャーではよく来ました(30回くらい)。また、家から歩いて1時間くらいの距離なので、時間に余裕があり天気が良いは徒歩で来ます。今日撮ったここの写真は 私のホームページ に載せておきましたが、1枚だけこのブログに載せておきましょう。

腰痛のせいでここの沈み込むような柔らかさの椅子は立つ時にとても痛いので私だけいつも手前に写っている椅子を使っていました。
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今日のレクチャーのテーマは positional play。私は複雑に利きが絡みあっている局面は苦手ですが、まさか小島君も同じことを感じているタイプのプレーヤーだとは思っていませんでした。しかし、だからこそ、今までとりあげられてきたゲームの解説が分かりやすかったのかもしれません。

チェスセンターの閉鎖によってレクチャーも一時的に途絶えますが、場所を変えて再開することを期待しています。

2018年1月3日

2017年の振り返りと今後


自分にとって2017年はブリッツ元年でした。1日も欠かさず1年間 毎日 Chess.com で 5分+5秒/手のブリッツを1ゲーム指して、その後で解析をしました。年初の目標であったレーティング1500には届きましたが、その後は 1.e4 や Sicilian を試しているうちにレーティングが下がってしまい、1.d4 に戻してもまだ1500には復帰できていません。

ブリッツを日常に取り入れて強くなったかと言えば、そんなことはありません。きっと持ち時間が短くてきちんと読まないからでしょう。90分の公式戦で自分の脳ミソを限界まで使って読み切る努力をした時の方がよっぽど脳が鍛えられているのを感じます。役に立っている気がしないブリッツでもそのレーティングは成長のバロメーターとして使えるので当面は続けます。

今後はエンドゲームに力を入れるつもりです。自分は日課として無理なく組み込めるようなことならば長く続けられると思うのですが、なかなか良いトレーニング方法がありません。Tactics で使っている Chess.com 以外に Chess TempoChess GYM のエンドゲームのトレーニングを試しましたが、自分の期待しているものと何かが違います。無い物ねだりをしてても仕方ないのでしばらくは Chess.com の Endgame-Fundamentals をやってみるつもりです。

2017年12月9日

小島君のレクチャー:Two Bishop Sacrifice


本日のテーマは2つのビショップをサクって勝ちを狙うという楽しいテーマです。特に有名なのが この Lasker のゲームで、自分の持っている本にもたしかに載っていました。

Colle というオープニングを覚えたばかりの頃は Bxh7+ で始めて、次に Ng5+ や Qh5+ や Rh3+ のいずれかでメイト出来そうなアタックをするのが楽しみでしたが、最近はそんなサクリがキマることは滅多にありません。相手のレベルが高くなったこともあるし、その当時の自分と比べると今は自信のないサクリをしなくなったこともあります。

Colle を指していると Bd3 と Bb2 という今回のテーマにもってこいのポジションにビショップを配置することがよくあります。そして、今回どういうポジションにルークがいれば攻撃を継続出来るのかも分かりました。なので、もしかしたら実戦で応用できるかもしれません。

2017年11月18日

小島君のレクチャー:興味深いポーンのエンドゲーム

本日のレクチャーの本来のテーマは「ドローにするか続けるか」でしたが、私にはポーンのエンドゲームが一番お役立ちでした。

まずは floating square。理解していて応用出来るかどうかは別として、エンドゲームの用語の名前くらいはほとんど知っているつもりでしたが、こいつは初耳でした。上の写真のポジションのようにポーン2つ(黒)が作る四角形がプロモーションのマスまで届いていて、相手キングがどちらのポーンも取れないならば、プロモーションは出来るというものです。黒ポーンがa3とc3でなくとも、a4とd4、a5とe5にあっても成り立ちます。

そして、その floating square を踏まえた上で、以下のちょっとずつ異なるポジション(いずれも白先)で、白は勝てるか、ドローにしかできないか、負けるかを考えるという課題です。

6k1/6P1/p1p4P/8/1K6/8/8/8 w - - 0 1


6k1/6P1/p2p3P/8/1K6/8/8/8 w - - 0 1


6k1/6P1/p3p2P/8/2K5/8/8/8 w - - 0 1

解答はここには書きませんがチェスのアプリ等にコピペできるFENという記号を載せておきました。チェスのアプリなんか持ってないという方はシンプルなエンドゲームのポジションの解析に便利なこのサイト( Endgame Database )をご利用下さい。FENを入力すれば最短の手順を示してくれます。

2017年11月5日

Japan Open 3日目

5ラウンド目。黒。初対局のNさん。QGD Exchange Variation。


序盤は失敗したと思ってます。ここは 11.f3 とされるのが嫌でしたが、実際は 11.O-O。直前の手で作った弱点(f5のポーン)を 11...g6 で繕う悲しい状況。


粘っていたらチャンスが巡ってきました。28.g3?。ここは 28...g5 で動けないナイトをいただきます。相手がなぜかルークの総交換を許してくれたので、このマテリアル差(ビショップアップ)のままエンドゲームに突入。

上の局面で相手がリザイン。
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6ラウンド目。白。M君。2年前に当たった時は負かされてます。Colle。


決定打は見つけられなかったものの攻撃っぽいことをしていたら相手が間違えてくれて 17.dxc5が入りました。プレッシャーを作ることって大事ですね。黒がcポーンを取ったら 18.Bxf6 Rxf6 19.Qxg5 でピースアップできると期待していました。黒の手は 17...h5。自分なら見落としても不思議ではないベストムーブの 18.Qxg5 を見つけられました。18...Bxg5 19.cxd6 Bh4

このあともピースの清算で妥協しなかったおかげで、ベストな手順を見つけられました。20.Rxg6+ Kf7 21.Rf1+ Ke8 22.Bb5+ Kd8 23.Rxf8#

自分が相手をメイトしたのは久しぶりな気がします。
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2勝3敗1分の2.5/6ポイント。スタート順位は62人中46番目でしたが、結果もぴったし46位でした。そして、負け越しているのになぜか入賞もできました。賞金500円ゲット。金額は少なくても入賞はやっぱりちょっと嬉しい ...

2017年11月4日

Japan Open 2日目

3ラウンド目。黒。E君。Scandinavian。


g4ののナイトが守れていないのは承知してましたが、こっちの攻撃の方が速いだろうと考えて 20...Bb4。次に 21...Bxc3 としたら、白はクイーンを捨てないとチェックメイトを免れないだろうと思ってました。ところが、21.Bxg4 で、こっちのナイトを取られた上にあっさりとc3のナイトが守られます(g3のルークの横利き)。それでも、21...Nf6 に最後の希望を託します。22.Be5

白の最後の手は黒ナイトがc3に圧力をかけることを許す手にしか見えなかったので 22...Ne423.Qxh6+。自分にありがちな見落としでした(自分の駒を動かした後の駒の配置を頭の中でイメージできていない)。明らかに受け無しなのでリザイン。
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4ラウンド目。白。Lさん。以前対局したのはもう6年以上前でした。Colle。


ビショップの色が異なるのでドローっぽいし、勝つためのプランがあまり思いつきません。29.Bb5。a5のポーンを隔離した上で、Qd2とすれば、相手のピースのどちらかが守るだろうと考えました(それくらいしか指す手が思い浮かびませんでした)。が、しかし、29...Rxb5。粘ってもドローを取れる気がしないのでリザイン。はぁ~(ため息)。
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2017年11月3日

Japan Open 1日目

1ラウンド目。白。K君。Modern。


ここで 11.dxe4 か 11.Bg5 なら問題なかったでしょう。実際に指したのは 11.h3?

11...exf4 が g3 のナイトに当たるのが見えておらず単なるピースダウン。負け。

救いなのは小島君が「早い ...b5 には a2-24」と教えてくれたことくらいです。
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2ラウンド目。黒。Aさん。QGD Exchange varation。


本譜は ...Re4-h4-e4 を繰り返して(狙いはそれぞれ e2 のナイトと h3 ポーン)ドロー。ここは 33...c5 が良かったと指摘されました。言われてみるとそうですが気付きませんでした。しかし、私は小物なので格上相手ならドローでもハッピーです。
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