1ラウンド目。白。H君(仮1224)。某チェスクラブの代表に2連勝していると聞いたので仮レーティングはまったく参考になりません。しかし、幸い Colle の勝ちパターンに突入してくれました。図は白が 13.dxc5 でビショップにあてながらポーンを取ったところです。
r4rk1/pb1q1ppp/1p1bpn2/2Pp4/5P2/1P1BPR2/PBPN2PP/R2Q2K1 b - - 0 13
以前、チャンピオン経験者のGさんとも似たような局面になりましたが、その時は黒はポーンを取り返さずに ...Be7 と下がりました。本譜は 13...Bxc5 14.Bxf6 gxf6 15.Bxh7+ と続きました。
こうなったらビショップをサクるのに大して勇気はいりません。
勝ち。
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2ラウンド目。白。現日本チャンピオンのN君(2307)。ダッチ。
駒損こそしていないものの白なのに封じ込められています。
r4rk1/3nq1pp/p2p4/1ppP4/4Pp2/P1N2P1b/1PPNQK1P/R5R1 w - - 0 19
ナイトは2匹とも行くところがなく、ルークもgファイルを抑えているようですが実は1マスも前に進めません。
ピースの位置を組み替えてみましたが、白の方が窮屈なことには変わりません。そして、ここでタクティクスを決められてしまいます。
r4rk1/6pp/1q1p4/3Pn3/bpp1Pp2/2P2P1P/1P1Q1N1N/RRK5 b - - 0 31
31...Qxf2!
負け。
検討戦の際、ダッチに関する私の初歩的な疑問(なぜ白はフィアンケットするラインが多いのか)に答えてくれました。答えは、...f5 に対して白は e4 を突きたい。しかし、白マスのビショップは Bd3 や Bc4 に行っても黒の f5 や e6 のポーンにダイアゴナルを遮断されていて活躍できない。それならば、同じ2手(e3 & Bd3 vs g3 & Bg2)をかけて Bg2 に行った方がダイアゴナルが長いため、等。オープニングではピースの配置の意図が分かっていないと真似をしているだけでは意味がないことがあるので、せっかくの機会なので聞いてみました。私には具体的なラインを説明されるよりもこういう概念的な説明の方が記憶に残るので助かります。
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3ラウンド目。黒。S君(1786)。カタラン。
r1bqr1k1/p2nbpp1/7p/1p1NP3/2pN1P2/8/1P2QPBP/R4RK1 b - - 0 19
黒の私の方針は得したポーンにしがみつき、エンドゲームまで持ち堪えること。しかし、センターをブレイクされた後のポジションは悲惨でした。ルーク取りの 20.Nxe7+ とクイーン取りの 20.Nc6 の2つのスレットがあり、この2頭の馬に暴れられ、対処しきれませんでした。負け。
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2 コメント:
後半三試合もご健闘をお祈りします。
ありがとうございます!結果はまぁまぁでした。
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