Sunil Weeramantry 氏の Best Lessons of a Chess Coach に載っているゲームを全部暗記するつもりでしたが、第一章の2つ目の参考ゲームでもう挫折。意味不明で退屈な動きが多すぎてとても覚えられません。
しかし、3つ目の参考ゲームを並べていて、他の人のゲームを見るのも自分の手の幅を広げるために大切だなと感じました。例えば、図のような局面。黒番です。ナイトが取られそうだし、39.Rg7+ のディスカバード・チェックも怖いです。
1k6/2R5/pp4q1/3pB3/6P1/4P3/P3Kn2/8 b - - 0 38
黒はここで、38...Nxg4。私は一瞬驚きました。クイーンが落ちるかと思いましたが、39.Rg7+ なら 39...Nxe5 40.Rxg6 Nxg6 があるので大丈夫です。これが自分のゲームだったら泣く泣くキングを動かしていたかもしれません。これは高度なコンビネーションではありませんが、それが見えなかった私には小さな感動がありました。
上記のゲームをどれだけ覚えられたかを確認するために再現している際、次の局面になりました。黒番です。チェックをかけたのは覚えているのですが、どこからだったか覚えていませんでした。
8/3k4/5K2/1p1p4/p2Bq3/4P3/8/R7 b - - 0 51
51...Qe6+ のような気がしましたが、51...Qe7+ でした。後者だと、次に 52...a3 とポーンを進められるというメリットがあります。こういう些細なことも、他人のゲームを見ることで覚えられるんだな、と実感。
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