4ラウンド目。黒。慶応大学OBのSさん。Scandinavian。
2r5/4kpp1/3pp3/1p5p/1N1P1P2/pPrR2P1/P1P1K2P/8 b - - 7 35
残り時間約1分。ルークを交換して exchange up をキープするという選択肢もありましたが、相手に孤立ポーンがあるポーン・エンドゲームの方が分かりやすいだろうと判断して 35...Rxc2+ 36.Nxc2 Rxc2+ 37.Rd2。プランとしては悪くはなかったのでしょうが、いかんせん時間がありません。
いろいろ間違えたと思います。例えば、ここは 43...e5 も考えましたが(そっち方が良かったでしょう)実際は 43...Kc3。お互いにプロモーションできてすぐに合意のドロー。
-----
5ラウンド目。黒。麻布OBのS君。Slav。
こっちは基本に忠実に展開を優先しキャスリングもしたのに、ポーンをガンガン突いてきて展開を遅らせている相手よりも苦しいってどういうこと?たしかに小さいミスを幾つかしましたが、悲しいほど身動きがとれませんでした。ちょっぴり納得のいかない負け。
-----
6ラウンド目。白。慶応大学AのOさん。Anti-Colle。
r2q1rk1/3n1pp1/2p5/p2p1QpP/1b1P2P1/4P3/1PP1B3/1K1N1R1R b - - 3 26
このゲームの最後の攻撃はタクティカルなミスがないか慎重にドキドキしながら指してました。ここは局面図をいつもより多目にします(当社比2.5倍)。上の図の 26.Be2 は Be2-d3 と Qf5-h7# の準備です。26...Nf6 27.h6。
このポーン突きはナイトがf6にいる時の方が効果があります。私の予想はキングを守るために 27...g6 でナイトを捨ててクイーンも交換して攻撃を緩和する手でしたがハズレました。27...Be7 28.hxg7
キングで g7 のポーンを取ったら Qxg5# で即死です。28...Re8 29.Qxg5 Nh7。
30.Qh6 f6 31.Qxh7+ Kf7
32.g8=Q#。このラウンド、実は私個人だけでなくチームとしてもありえないほどのアップセットを起こしていました。
-----
個人の成績は3勝2敗1分、チームは4勝2敗で4位グループに食い込めました(厳密には7位らしい)。
-----
大会の写真は明日ホームページにアップする予定。
2 コメント:
大会お疲れ様でした。
最終成績は
1-3 麻布OB (勝ち星合計18.5)
東大OB (18.0)
松戸A (16.0)
4-7 慶応B (16.5)
松戸B (15.0)
東北大A (14.5)
札幌 (14.0)
でした。お見事です!
「札幌」は大会の常連になりつつありますね。来年もまたお会いしましょう!
みとじんさん、ありがとうございました。
コメントを投稿