2013年9月19日

チーム戦の改善案

みとじんさんからのコメントへの返事を書いているうちに文章が長くなってしまったので1投稿として切り出しました。上杉君の記事やtwitterで流れたつぶやきを読み、どうすればより良いチーム戦になるか改善案を考えてみました。

チーム編成とチーム名について

優勝者コメントで慶應義塾大学OB-1は「本当は本郷として出たかった」と漏らしていました。また、慶應義塾大学OB-2はどうやらIVリーグ(最近始まった上級者によるトレーニング)が母体となっているようです。私の想像ですが、どちらのチームも参加要件を満たすために仕方なく“慶應義塾大学”を名乗った結果偶然同じクラブ名になってしまっただけで、両者がもし5ポイントで並んだとしたら最終ラウンドは一騎打ちを望んだのではないでしょうか。

このような不自然なチームが出来てしまうのは参加要件をJCA登録クラブ・サークルに限定しているからでしょう。JCAの立場上登録されたクラブに限定したい気持ちは理解できますが、チーム名に相応しくない無理のあるメンバー構成を見るといっそのこと好きなチームを組めるようにした方が良いのではないかと思えてきます。

過去には内輪受けのチーム名もあったように記憶しています。それを良しとしないならば、チーム名称にはある程度制約を設ける必要があるかもしれません。それでも、「極力実際の活動団体や活動場所の名称を用い(本郷、TUCC、8x8、Chess.com、等)、それが無理ならば部外者であってもどのようなチーム構成なのか容易に理解・納得できる名称にすること(欧州出身者チーム、チェスコーチ<実名>の教え子チーム、等)」くらいで十分だと思います。

正規のJCA登録クラブに対して何らかの優遇措置を与えるとすれば参加費に差をつけることだと思います。例えば、クラブ内でチームを組んだ4人が1年以内にそのクラブ内の公式戦に参加していることを条件に割引を適用するならば、松戸や千葉の例会に参加するメリットが大きくなり、集客力が増すかもしれません。

ペアリングについて

同じクラブのチームは当てないというルールは前の投稿を書いた時点では適正な競争を阻害しているだけにしか見えなかったのですが、東北大学のように遠方から5チームも送り出したクラブにはありがたいルールだったと知りました(それでも初日はAとC、BとCが当たってしまっています)。また、慶應義塾大学OB-1と慶應義塾大学OB-2がそれぞれ本郷とIVリーグとして参加していたとしたら、このようなルールがあっても双方が勝ち上がればいずれは対戦することになります。そう考えると、好きなチームを組めるようにするのであれば、なにも2日目に限定せず、全ラウンドに適用しても問題ないように思えます。

いかがでしょう?

2 コメント:

みとじん さんのコメント...

 サークル運営に私は関わっていませんが、そばで見ている限り、とてもたいへんそうです。学校ではなく一般の公共施設を利用するサークルの場合、

(1)JCAの大会日程を勘案し、それと重ならない休日祝日に例会を予定する。
(2)例会予定日から逆算して、所定の期日(例:使用日の6か月前の1日)に電話等で予約を取り、決められた日までに会場利用料を事前に支払う。
(3)例会当日の運営。参加者が奇数ならば人数調整で自分もゲームをするが、偶数ならば運営に徹する。結果、他人がチェスをするために自分の休日がつぶれる。
(4)例会終了後の諸手続き(JCAに結果報告など)。

が察せられ、一参加者としては、つくづくありがたいと感謝しています。

 あくまでも私の個人的な意見ですが、上記(1)~(4)のような日常的な運営努力をやらない、「チーム選手権」だけのために結成された即席チームが、登録サークルと同等に扱われることには強い抵抗感があります。
 従って、大会参加を登録サークルに限定しようとするJCAの方針を私は支持します。
 ただ、ご提案の、参加費に差を付けるのはひとつのアイデアですね。ペアリング方法も含め、今後、各サークルの代表の方々とJCAとで「チーム選手権」のあり方について、率直な意見交換がなされますよう祈りつつ、よそながら見守りたいと思います。

kawanaka さんのコメント...

みとじんさん(&皆様)へ、

名古屋、福岡、神戸、大阪、函館、等からそれぞれ常連で構成されたチームが1~2ずつ毎年参加することが望めるのであれば登録クラブに限定する意義があると思います。しかし、上記(1)~(4)を満たし、尚且つ、現役常連で構成されていて松戸と同等に扱われるべきなのは26チーム中千葉の1チームしかいませんでした。このような状況で“登録クラブの対抗戦”と呼ぶに相応しい大会にしようと思っても無理があると思います。それならば、JCAに登録されていないくても活動はしている本郷、TUCC、8x8、等と対戦する方がより“クラブ対抗戦”らしくなります。

また、即席チームが出てくること、というよりは、好きな人同士で組むことはどうやっても止められないと思います。チーム名が彼らの望む名称ではなく不本意な名称に変わるだけで構成メンバーがどっちにしても同じになるのであれば実態に近い名称を選ばせてあげた方が外部の人間もどういうグループなのか分かるし本人達のモチベーションが高まると思います。個人的にはチーム内の人間にしか意味が分からないような内輪受けのチーム名さえ避けてくれれば自由にやってくれていいと思います。

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