4ラウンド目。黒。東京AチームのHさん。Semi-Slav。特におかしな手はなかったのですが徐々に押し込まれ、以下の局面で白番。
4Qb2/pbqn1Nkp/1pp3p1/2P3B1/2BP4/8/P4PPP/6K1 w - - 1 29
予想していたのは 29.Bh6+ でしたが来たのは 29.Nd8。30.Qf7+ Kh8 31.Qg8# を防ぐには f7 の地点を守らなければならないので 29...Nb8 でクイーンの利きを開けたら30.Ne6+ のナイトフォークを喰らってリザイン。しかし、他のチームメンバーが皆格上相手にポイントを取ったためチームとしては勝ち。昨日の2R目に続きレーティング的にはありえないことが起きました。
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3番ボードから2番ボードに上がってきました。
5ラウンド目。白。麻布OBチームのS君。Queen's Indian。黒のb7のビショップが強力で途中から防戦一方。にもかかわらず、この局面から 26.h3 を指しておこがましくもドローオファーしてみました。
5rk1/pb2b1pp/1p5q/2p1p2r/2P5/1P3N2/P2NQPPP/4R1RK w - - 8 26
黒はすかさず 26...Rxh3+!。この後、27.gxh3 Qxh3+ なら 28.Nh2 で耐えられると勘違いしていました。27.gxh3 を指すとf3のナイトはピンで動けないのです。リザイン。残りのメンバーも全敗です。
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前局負けたのになぜか1番ボードになってました。間違いではないのか確認してもらいましたが、同じ母体のチーム同士はなるべく当てないようにするというルールがあるため仕方ないようです(追記:あとで分かったことですが、慶応大学OB-1チームは他の4ポイントと3.5ポイントのチームには当たり尽くしていました。以下がその時のスタンディングです)。この変なルールは撤廃した方がいいと思うのは私だけでないはず。
6ラウンド目。白。慶応大学OB-1チームのI君。Barry Attack。せっかくhファイルが開いて、しかもルークが縦に並んでいるのに攻める手順が見つからないという状況。
守りに転じましたが無駄でした。
1r4k1/p4pb1/1r4p1/3p1b2/2p5/q1P1P3/P2QNPP1/KBR4R w - - 13 35
黒クイーンがb2に来てチェックメイトになることと黒ルークがb2に来てクイーンに当たることを警戒していました。その際、後者はRc2で耐えられるという大きな勘違いをしていました。35.Bxf5 Rb2 36.Rc2 Qxa2#。チームとしても完敗。
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個人としては3勝3敗。チームとしては3勝2敗1分で目標の勝ち越しを達成。
4 コメント:
>同じ母体のチーム同士はなるべく当てないようにする
は、チーム対抗戦においては広く採用されている、いわゆるグローバル・スタンダードの規則です。(まじめな日本人はやらないでしょうが)同じ母体の同僚チームの順位を上げるために0-4で負ける、といった八百長を未然に防ぐためです。仮に全力で戦ったとしても、結果として0-4で負けたりすると妙な誤解やデマが広がる恐れもあるからです。
他方、
>あとで分かったことですが、
は、運営側に改善の余地ありですね。質問されたときに、その場で回答して、疑問をすぐに解消するべきでした。
すみません。前の書き込みの
>いわゆるグローバル・スタンダードの規則です。
は無視してください。根拠が薄弱でした。失礼しました。
World Junior などでは、同じ国のプレーヤー同士は最終戦で当たらないようにするというルールがあったはずです。しかし、6R の大会で後半3R 当てないというのは不自然でしょう。最終戦のみで良いと思います。
みとじんさん、コメントありがとうございます。回答を書いているうちに長くなってしまったので別記事にしました。
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