2018年5月5日
Golden Open 3日目
写真は1日コースで使われていた駒です。ビビッドで良い色ですね。
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7ラウンド目。黒。Kさん。最後に指したのは2013年1月なので5年ぶり。Scandinavian。
ここで最初のミス。7...Kd7。キャスリングを放棄するし、ビショップの利きを塞いでいます。過去にこのようなポジションで ...Na6 の方がいいとされたことを覚えていたのですが、ナイトを端に置くのに(しかも守り)抵抗があるので指す気になれませんでした。
ここまでくると「さっさととどめを刺してくれ」という気分ですが 13.Rhe1。13.Be3+ の後 aポーンやbポーン突いてこっちのナイトを捨てさせる程度では済まされないようです。
ここでリザイン。キングは c7 のポーンを守るために動いて帰らざる人になってしまったので、まるで c7 のポーンの方がキングよりも偉いようなゲームでした。
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8ラウンド目。黒。Hさん。Scandinavian になると思っていたのですが、30分経っても相手が来なかったので不戦勝。高齢の方なのでどこかで倒れてるのではないかと心配でいろいろ見て回りましたがいませんでした。大会が既に終わったと勘違いされて帰ってしまったと思いたいです。
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結果、2勝7敗1分。ただし、勝ちの1つは不戦勝なので本来の成績はひどいものです。今大会は自分が弱いというより、レーティングが近い人達が強すぎる(考えている手が自分よりも長いし、創意工夫をしている)と感じました。みんな先に行っちゃって自分だけ置いてきぼりにされた気分。
2018年5月4日
Golden Open 2日目
4ラウンド目。白。初対局のM君。Anti-Colle 1.d4 d5 2.Nf3 Nf6 3.e3 Bg4。
ここで 23. Rxf5+ で1つ目のポーン得。
ここでこのゲーム最大のブランダー、34.Rxg6? Bxe5 35.Rxg8 Bf4+ 36.Kc2 Rxg8
しかも、ここまで指してようやくピースダウンに気付きます。それで自分の方が敗勢だと思い込んでしまったせいか、本当はまだ白の方に勝つ手があるのにまったく見えていません。例えば、
本譜 41.Rxh5。ベストムーブは 41.g6。
本譜 52.d5。ベストムーブは 52.Rf8。
ここでドローオファーして受けてもらえました。コンピュータ評価は 0.00 ですが、間違えた方が負けるようなポジションです。
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5ラウンド目。黒。Tさん。Queen's Pawn Opening, Mason Attack (1.d4 d5 2.Bf4)。
ここまで私は15分消費しているのに相手はほとんど使っていなかったので焦り始めてました。ここで白がちょっと無茶なサクリをしてきました。が、白にはその代償がなかったため、16手目を指す前にリザイン。勝ち。
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6ラウンド目。白。O君。Colle。
勝ったつもりで 23.Ng4。ものすごい勘違いでした。23...h5 で簡単に防げることが読めてなかった自分のマヌケさに愕然。
ここで 29.Rd1? はブランダーでしたが、そうでなくてもどのみち負けです。
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ここで 23. Rxf5+ で1つ目のポーン得。
ここでこのゲーム最大のブランダー、34.Rxg6? Bxe5 35.Rxg8 Bf4+ 36.Kc2 Rxg8
しかも、ここまで指してようやくピースダウンに気付きます。それで自分の方が敗勢だと思い込んでしまったせいか、本当はまだ白の方に勝つ手があるのにまったく見えていません。例えば、
本譜 41.Rxh5。ベストムーブは 41.g6。
本譜 52.d5。ベストムーブは 52.Rf8。
ここでドローオファーして受けてもらえました。コンピュータ評価は 0.00 ですが、間違えた方が負けるようなポジションです。
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5ラウンド目。黒。Tさん。Queen's Pawn Opening, Mason Attack (1.d4 d5 2.Bf4)。
ここまで私は15分消費しているのに相手はほとんど使っていなかったので焦り始めてました。ここで白がちょっと無茶なサクリをしてきました。が、白にはその代償がなかったため、16手目を指す前にリザイン。勝ち。
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6ラウンド目。白。O君。Colle。
勝ったつもりで 23.Ng4。ものすごい勘違いでした。23...h5 で簡単に防げることが読めてなかった自分のマヌケさに愕然。
ここで 29.Rd1? はブランダーでしたが、そうでなくてもどのみち負けです。
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2018年5月3日
Golden Open 1日目
今大会からの大きな変化がこのチェスクロック。JCAが用意してくれました。私がアービターのセミナーで発言したりブログで書いたりしたこと(今まではお金を払って貸し出しているのにトラブルが多いクロックだったし、FIDE標準から除外されたモデルでした)が通じたのかどうか知りませんがこれはみんな嬉しいでしょう。
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1ラウンド目。黒。Uさん。Catalan。
閉じ込められたクイーンサイドのビショップを出すための 9...b6 という手。実は過去にはあまり指したことありませんでした。こういう局面をどう打開すればいいのか尋ねると上手い人はだいたいこの手を教えてくれます。コンピュータの解析でもベストムーブとして見なしてくれました。小さなことですが、何でもいいからこういう進歩を感じたいです。
格上相手にかなり耐えたと思ったのですが、35...e5 36.Qxe5 Ne6 で受かるのかどうか考えているうちに時間切れ。
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2ラウンド目。黒。公式戦は初対局のS君。Scandinavian。
序盤はそれほど差はなかったのですが、ここらへんからキングサイドへの圧力をビシビシと感じるようになり(特にhポーン)持ち時間が1分ほどしか残っておらず間違えました。33...g5? 34.Rxf5!。このルークを取ろうものなら、35.Re8+ が致命傷となります。この先はもう脳内パニック。負け。
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3ラウンド目。白。Yさん。Colle。
あまり馴染みのない局面なのでやたらと時間を使わされます。17.bxc5 Qxb7 はポーンストラクチャー的に避けたいです。
指せるものなら次は 27.Bc5 でルークの利きを遮るつもりでした。ところが、26...d4!。このポーンを食ったらメイトを喰らいます。自分よりもレーティングが低い相手が指す手とはとても思えず焦ります。
33...Rxb1 34.Rxb1 Rc1 なら 35.Rb2 で逃げ切れることを確認してから指した 33.Ke2。残り時間は約30秒でした。33...R1c4。どうするか考えているうちに時間切れ。せっかく1ポーンアップでクイーンサイドのポーンが強そうなのに ....
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明日は会場の都合で休みです。
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