今回は先週まで開催されていた全国大会より4ゲームが紹介されました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiaszRS_DQBsbmBcitHKb-lHdZJg5Q9OlZVKu_MJkaimW7uCKMa5c4ZqYV0ZHRabgR99mLxtUUnqnreEbWwSoMXEfcpJHK2TQ_3Z_ykv7jG7TdPoWyNffcZgLPgJxXKm6vYUFNftjjFk5HJ/s320/20170513a.png)
最初に取り扱われたのは山田-小林戦ですが、オープニングが私が 1.e4 に対して使う Scandinavian であったため、このゲームをたまたま見ていました。しかも、私が見た局面はまさしく上の 20.f5 が指された後であり、小林君がずっと長考しており、その長さからちゃんと読まないと大変なことになる局面だということが分かりました。レクチャーの中では 20...Bxf5 が出来ないことの説明をさらっとした後 20...Bh7 になりましたが、実際に要した時間とレクチャーで再現するための時間のギャップの差が激しいことに気付きました。それは単に実戦は大変で、レクチャーは効率が良いってことなのですが。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiWp59xSW9bshK069zeoZQBpfHG1EtY-D3-AcquQqzDeMMpeSPX6K2Pah8VRDcszwO-TDQphaefjeSo0I1Mu3I0FMAywZfCH4MgqHG0ZQ0YCIj4ztPhgwTCLq7zUzayTvDe1aKM8DKBtmqd/s320/20170513b.png)
とりあげられた他のゲームのうち、小島-青嶋戦はちょうどいいルークのエンドゲームの復習になりました。このような局面で a1 の黒ルークが横に動いて白キングに取られずにチェックをかけられるならば、a1=Q が出来るのは覚えていました。しかし、白キングが2段目にいた場合、a2の黒ポーンをわざと取らせて横からチェックできることはすっかり忘れていましたね。