2016年8月14日

ジャパンリーグ2日目

3ラウンド目。黒。Nさん。Scandinavian。初心者だそうです。

3.Bd3。面喰いました。相手が本当に初心者であることに安心する一方、そういう自分もg2のポーンを取れることを見落とす初心者ぶり ...。


昨日はもったいないサクリをした反動か、3ピースアップになっても安全に安全に指しました。この後は 17.Rxd8+ Rxd8 の後、白クイーンがだいたいどこに行っても 18...Rd2 という無難なプランで勝ち。
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4ラウンド目。白。Iさん。Colle。


16.dxc5。罠のつもりだったのでわくわくしていました。16...Bxc5 ならば、17.Nxe4 dxe4 18. Bc4+ でクイーンに対する discovered attack でピースアップ。17...Rxe4 なら、18. Bxe4 でもピンが利いてるのでビショップを取られません。しかし、読まれていたようで、16...Nxd2。ガッカリしました。


我ながら良い手を見つけました。仮に黒が 21...g6 としてもピンがあるおかげで、22.Bxf5 が出来ます。


ところが、あともうちょっとで40手というところでタイムトラブルに陥ります。37...Rc1 が恐ろしくて半パニック状態になり、受け間違えました。37.Kf2? Qxa2+ 38.Kf3 Qxb3。せっかく築いてきた優位性を失い、時間切れスレスレで40手を迎えました。相手がヘビーピースをさっさと交換したので、1ポーンダウンのダブルビショップのエンドゲームにガラリと姿が変わります。


相手は格上ですし、当然、勝ちを狙っていました。Connected passed pawn を作ろうと工夫してきますし、こっちのビショップが行きたいマスに行けないようにうまく妨害してきます。私はもう諦めモードに入っていて、この難解なポジションからどうやったら勝ち切れるのか見せてもらおうという気分でした。


いくら自分より強くても人間なのでミスをします。上の図の 67...b4 が私にとって起死回生のチャンスを与えてくれました。68.Bc2+。これで、g6 のポーンが落ち、私の g ポーンがパスポーンになります。

こうなったらさすがに弱気な私でも勝てる気がしてきます。相手はビショップが両方落ちてからリザイン。5時間半を超える長いゲームでした。
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